この記事の要点
検索順位が急に下がっても、最初の1〜2週間は「様子を見て、記録する」のが基本です。回復の目安は、Google担当者が示したとされる話では数か月単位です。
この記事では、2026年10月の順位変動の事実、担当者に渡すチェックリスト、慌ててやってはいけないことを整理します。
社長が見る数字は、順位よりも問い合わせ数です。判断の軸を表にまとめました。
2026年10月の検索順位変動:分かっていることと分かっていないこと
まず、事実だけを日付つきで整理します。2026年10月16日、海外のSEO専門メディア「SE Roundtable」が、Google検索の順位や検索からの訪問数について、SEO関係者の議論が24時間で急に増えたと報告しました。
ただし、Googleによる公式の確認はありません。つまり、現時点では「何かが動いたかもしれない」という段階です。原因が更新作業なのか、通常の調整なのかは、外部からは判断できません。
図1:2026年9月24日から10月16日までの流れ
背景にある9月のスパムアップデート
背景として、2026年9月24日から10月8日にかけて「9月スパムアップデート」が展開されました。スパムアップデートとは、質の低いページや不自然な手法で上位表示を狙うサイトを減らすための、Googleの定期的な見直しです。
この展開の最中には、3回の変動の波が起きたと報告されています。さらに、手動対策(Googleの担当者が人の目で確認して下すペナルティ)が増えているという報告もあります。
スパムアップデートの基本は、スパムアップデートとは?中小企業の社長向け影響チェック表と対処の判断軸で詳しく整理しています。あわせて、Google検索の最新動向(2026年10月中旬)も参考になります。
順位計測ツールの数字は揺れやすい
もう一つ大切な点があります。第三者が提供する順位計測ツールのデータが不安定だという指摘も出ています。ツールの画面で順位が大きく動いて見えても、実際の訪問数はあまり変わっていないことがあります。
ですから、ツールの数字だけを見て「うちは大変だ」と結論を出すのは避けましょう。確認する場所は、Googleが無料で提供する成績表である「Search Console」と、実際の問い合わせ記録です。
| 項目 | 現時点で分かっていること | 分かっていないこと |
|---|---|---|
| 10月16日の変動 | 議論が24時間で急増したと報告されている | Googleは確認しておらず、原因や範囲は不明 |
| 9月スパムアップデート | 2026年9月24日〜10月8日に展開、3回の波 | 今回の変動との関係は不明 |
| 手動対策 | 増加が報告されている | 件数や対象の傾向は公表されていない |
| 順位計測ツール | データが不安定だとの指摘がある | どのツールがどの程度ずれているかは不明 |
ポイント
「Googleが確認していない変動」は、対応を決める材料にはなりません。社長が動くのは、自社の数字に変化が出てからで十分です。
セクションのまとめ:2026年10月16日の変動は未確認の情報です。ツールの順位より、Search Consoleと問い合わせ記録を見ましょう。
回復期間の目安:Google担当者が示したとされる話をどう読むか
次に、よく聞かれる「下がった順位は、いつ戻るのですか」という疑問です。これについて、GoogleのGary Illyes氏が目安を示したという報告が出ています。
場所はGoogleのイベント「Search Central Live Barcelona」です。参加者の報告によると、サイト移転(ドメイン変更など)の評価が落ち着くまでは通常1〜3か月、長いと6か月から1年を超えることもあるそうです。
また、コアアップデート(検索の仕組み全体を見直す大きな更新)からの回復は、通常3〜6か月、長いと6か月から1年とされています。
図2:回復・落ち着きまでの目安(参加者の報告にもとづく伝聞)
注意
これは参加者の報告による伝聞です。Googleの公式文書ではありません。「通常」がどの範囲を指すのか、何件のサイトを見た結果なのかも分かっていません。目安として頭の片隅に置く程度にしてください。
この数字から読み取れること
数字そのものより、読み取りたいのは「時間の単位」です。回復の話題は、日や週ではなく「月」で語られています。つまり、順位が下がって数日で慌てても、結果が出るのは数か月先ということです。
社長にとっての実務的な意味は、次の三つに整理できます。
- 数日〜2週間の動きで、大きな判断をしない
- 対策を打った場合も、効果の確認は3か月単位で行う
- 「いつ戻りますか」と聞かれたら、範囲と不確実さを正直に答える業者を選ぶ
原因別の時間軸の考え方
| 状況 | 目安として語られている期間 | 社長の見方 |
|---|---|---|
| サイト移転後の評価が不安定 | 通常1〜3か月(長いと6か月〜1年超) | 移転直後は動いて当然。記録を取りながら待つ |
| コアアップデート後に下がった | 通常3〜6か月(長いと6か月〜1年) | 中身の改善を続けつつ、半年単位で見る |
| スパムアップデートの影響が疑われる | 公式な期間の目安は示されていない | 自社に該当する行為がないかを先に点検する |
| 手動対策の通知が届いた | 通知の内容によって異なる | 通知を読み、専門家と対応を決める |
表の3行目と4行目には、今回の情報源から期間の目安が出ていません。ここは憶測で書かないほうが誠実ですので、「示されていない」と明記しています。
セクションのまとめ:回復の目安は「月」単位の伝聞情報です。数日の動きで判断せず、3〜6か月の時間軸で考えましょう。
最初の1〜2週間は「様子を見る・記録する」
順位が下がったと気づいたとき、最初にやることは「何かを直すこと」ではありません。「いまの状態を記録すること」です。理由は、原因を切り分けるための材料がないまま手を入れると、何が効いたのか分からなくなるからです。
図3:順位が下がったと感じたときの判断の流れ
1〜2週間でやることは三つだけ
- Search Consoleで、手動対策の通知がないかを確認する
- 10月14日前後の前後比較で、クリック数と表示回数を記録する
- 同じ期間の問い合わせ数(電話・フォーム・来店のきっかけ)を数える
社内で確認する時間は、最初の週で合計1〜2時間、その後は週30分程度が一般的な目安です。会社の規模や担当者の慣れで差が出ますので、あくまで幅として受け取ってください。
なぜ「10月14日前後」で比べるのか
今回の議論の急増が報告されたのは10月16日です。変動はその少し前から始まっていた可能性があります。そのため、10月14日前後を境に、前の1〜2週間と後の1〜2週間を比べると、変化の有無が分かりやすくなります。
ただし、この日付は「見る位置の目安」であり、「その日に何かが起きた」という意味ではありません。曜日による差もありますので、同じ曜日どうしで比べると精度が上がります。
ポイント
社長の役割は、操作ではなく「記録を続けるよう担当者に頼むこと」と「結論を急がないこと」の二つです。
セクションのまとめ:最初の1〜2週間は、手動対策の確認・前後比較・問い合わせ数の3点だけを記録します。
担当者に渡すチェックリスト(Search Consoleの確認手順)
ここからは、社長が担当者や外部の方に渡すためのチェックリストです。操作の細かい説明は最小限にしています。画面の使い方は、サーチコンソールの使い方で補えます。
チェックリスト:手動対策の確認
- Search Consoleにログインできるか(できない場合は、権限の持ち主を確認する)
- 画面左のメニューから「セキュリティと手動による対策」の項目を開く
- 「手動による対策」に何か表示されていないかを確認する
- 表示があれば、画面を保存して社長へ共有する(自己判断で修正を始めない)
チェックリスト:前後比較の記録
- 「検索パフォーマンス」のレポートを開く
- 期間を「10月14日の前の14日間」と「10月14日以降の14日間」に分けて比較する
- クリック数・表示回数・平均掲載順位を、表計算ソフトに転記する
- 下がったページの上位5件を、ページ名つきで記録する
- 2026年10月6日から、複数の国・デバイスをまとめて絞り込める機能が追加されたと報じられています。地方の会社は日本・全デバイスのままで十分です
チェックリスト:売上に近い数字
- 同じ期間の問い合わせ数(電話・フォーム・メール)を月ごと・週ごとに数える
- 「どこで当社を知りましたか」の回答を、可能なら記録する
- アクセス状況は、ホームページのアクセス数の確認方法を参考に、GA4でも確認する
注意
Search Consoleに表示される数字は、日によって数日遅れて反映されることがあります。直近2〜3日のデータは、確定前として扱ってください。
セクションのまとめ:チェックリストは三つです。手動対策の有無・前後比較・問い合わせ数を、担当者に記録してもらいましょう。
慌ててやってはいけないこと(NOT TO DO)
順位が下がると、「何かしなければ」という気持ちが強くなります。しかし、この時期の自己判断の施策が、かえって状況を悪くすることは珍しくありません。次の表は、やってはいけないことと、その理由です。
| やってはいけないこと | なぜ避けるのか | 代わりにすること |
|---|---|---|
| 大量のページを一度に削除する | 原因が別にあった場合、集客できていたページまで失う | 削除の前に、アクセスの有無を記録し、判断を後ろへ回す |
| タイトルを総入れ替えする | 何が効いたのか分からなくなり、比較ができなくなる | 変更は少数に絞り、日付つきで記録する |
| ドメイン(URLの住所)を変更する | 移転後の評価が落ち着くまで、数か月かかるとされる | 原因が特定できるまで、移転の判断をしない |
| 怪しい被リンクを購入する | 不自然な手法として、かえって評価を下げるおそれがある | 地域の団体や取引先との自然な紹介リンクを増やす |
| 即効性をうたう業者へ発注する | 公式に期間が示されていない中で、効果を保証できない | 範囲と不確実さを説明する業者に相談する |
| 順位ツールの数字だけで結論を出す | ツールのデータが不安定だと指摘されている | Search Consoleと問い合わせ数で確認する |
なぜ「何もしない」が正解になる場面があるのか
医療の世界でも、症状が出てすぐに薬を変えず、経過を見る判断があります。検索順位も似ています。変動が収まる途中の数字を見て手を入れると、自社の施策の効果と、Google側の動きが混ざってしまいます。
「何もしない」と言っても、放置ではありません。記録を取り、点検を続け、決めた日に見直す。これが落ち着いた対応です。
内部の点検は「いつもの手入れ」として続ける
一方で、日ごろの手入れは止める必要がありません。ページの表示速度、リンク切れ、タイトルの重複などの基本点検は、順位変動とは関係なく続けるべき仕事です。具体的な優先順位はSEO内部対策の教科書にまとめています。
ポイント
急に大きな変更をせず、普段から続けている小さな手入れを止めない。この二つが、変動期の基本姿勢です。
セクションのまとめ:削除・総入れ替え・ドメイン変更・被リンク購入・即効をうたう業者への発注は、変動期には避けましょう。
自社でやる/任せる、今やる/後でよいの判断表
社長が迷いやすいのは、「これは社内でやるべきか、外に頼むべきか」という点です。次の表は、作業ごとに整理した判断表です。
| 作業 | 自社でやる/任せる | 今やる/後でよい |
|---|---|---|
| Search Consoleで手動対策の通知を見る | 自社でやる(担当者に依頼) | 今やる |
| 10月14日前後の前後比較を記録する | 自社でやる | 今やる |
| 問い合わせ数の月次記録 | 自社でやる | 今やる(以後も毎月) |
| 手動対策の通知が出ていた場合の対応 | 専門家に任せる | 今やる |
| 下がったページの原因調査 | 数字が大きく減った場合に任せる | 1〜2週間記録したあと |
| ページの大幅な書き換え | 専門家と相談しながら | 原因が見えてから |
| 新しい施策への発注 | 見積もりの比較は自社で | 3か月の記録がそろってから |
「任せる」ときの見極め方
外部に原因調査を頼むとき、社長が確認したいのは三点です。「何を調べるのか」「いつまでに報告が出るのか」「結果が出るまでの時間をどう説明しているか」です。
とくに三点目が大切です。数か月かかる可能性がある中で、「1か月で戻ります」と言い切る提案は、慎重に見たほうがよいでしょう。
- 調査の範囲と成果物(報告書の形)が書面にある
- 回復を保証する表現ではなく、見込みの幅で説明している
- Search Consoleの閲覧権限など、自社に残るものが明確
- 契約期間が長すぎず、見直しの時期が決まっている
セクションのまとめ:記録は自社、手動対策や原因調査は専門家、新しい発注は3か月の記録がそろってから、が目安です。
時間軸と指標の考え方:順位は従、問い合わせ数が主
回復の目安が「月」単位だとすると、見る指標も月次で整えるのが合理的です。ここで社長にお勧めしたいのは、順位を「従」、問い合わせ数を「主」とする見方です。
| 指標 | 見る頻度 | 社長にとっての意味 |
|---|---|---|
| 問い合わせ数(電話・フォーム) | 毎月 | 売上に最も近い数字。主役として扱う |
| Search Consoleのクリック数 | 毎月(変動期は週1回) | 検索からの訪問の増減が分かる |
| 表示回数 | 毎月 | 検索結果に出た回数。クリック数との差も見る |
| 平均掲載順位 | 毎月 | 参考値。大きく動いても慌てない |
| 順位計測ツールの数字 | 必要なときだけ | 不安定だと指摘されており、補助として使う |
3〜6か月で振り返る習慣
次の考え方を、会社の習慣にしておくと安心です。
- 毎月の問い合わせ数を、前年の同じ月と並べて見る
- 3か月ごとに、施策と数字を振り返る会を30分だけ開く
- 半年たっても数字が戻らないときに、はじめて大きな見直しを検討する
「月1〜2時間の社内確認」と、「3か月ごとの30分の振り返り」。この二つで、変動期の判断はたいてい足ります。
ポイント
順位は天気、問い合わせ数は収穫量です。天気の変化に一喜一憂するより、収穫量を毎月見たほうが、経営判断に近くなります。
セクションのまとめ:月次で見るのは問い合わせ数が主、順位は従です。振り返りは3か月単位で行いましょう。
費用と手間の目安:社内確認と外部への依頼
次に、手間と費用の話です。数字は「一般的な幅」であり、会社の規模、サイトのページ数、契約形態によって差があります。断定ではなく、予算を考える入り口として見てください。
| 内容 | 手間・費用の一般的な幅 | 備考 |
|---|---|---|
| 社内での記録と確認 | 月1〜2時間程度 | 担当者が慣れれば短くなる |
| 変動期の週次チェック | 週30分程度 | 1〜2か月で終えるのが一般的 |
| 外部への原因調査の依頼 | 数万円〜十数万円程度が一般的 | 会社により差が大きく、範囲で変わる |
| 月額での継続的な見守り | 月数万円程度から | 記録・報告・小さな改善を含むか確認 |
| 手動対策への対応支援 | 内容により大きく異なる | 通知の内容を見てから見積もりを取る |
表の金額は、根拠のある相場表ではなく、現場でよく聞く幅の目安です。見積もりを取る際は、必ず2社以上で比べ、「何が含まれるか」を並べて確認しましょう。
費用より先に確認したいこと
- 原因が分からないまま、施策の金額だけを提示されていないか
- 成果の定義が「順位」だけになっていないか(問い合わせ数と結びついているか)
- 報告の頻度と、結果が出なかった場合の扱いが書面にあるか
セクションのまとめ:社内の記録は月1〜2時間程度、外部調査は幅のある金額です。含まれる内容を並べて比べましょう。
架空の例:地方の工務店A社の場合
ここで、考え方をつかむための架空の例を紹介します。実在の会社ではありません。
地方で従業員30名ほどの工務店A社では、10月17日に社長がホームページ担当者から「検索順位が下がったようです」と報告を受けました。社長は驚きましたが、まず次の三つを依頼しました。
- Search Consoleで手動対策の通知を確認する
- 10月14日前後の前後比較を、クリック数・表示回数で記録する
- 直近3か月の問い合わせ数を月ごとに集計する
結果、手動対策の通知はありませんでした。クリック数は前の2週間に比べて1割ほど減っていましたが、問い合わせ数は大きく変わっていませんでした。
そこで社長は、「今月は大きな変更をしない。週1回、記録を続ける。3か月後の1月に振り返る」と決めました。外部業者の営業電話が来ても、「3か月の記録がそろってから検討する」と断ることにしました。
| A社の判断 | 理由 |
|---|---|
| タイトルの総入れ替えはしない | 何が効いたのか、後から分からなくなるため |
| 週1回、30分の記録を続ける | 数字の変化を日付つきで残すため |
| 1月に振り返りの場を設ける | 回復の目安が数か月単位とされているため |
| 営業の提案は、記録がそろってから比べる | 即効性をうたう提案を避けるため |
この例は、あくまで一つの進め方です。実際には、数字が大きく減っていれば、早めに専門家へ相談する判断も自然です。大切なのは、「記録して、基準を決めて、決めた日に見直す」という順番です。
セクションのまとめ:A社(架空)は、記録・基準・振り返り日の三つを決めて落ち着いて対応しました。
「裏技で即インデックス」と勧められたときの考え方
変動期には、営業の連絡が増えがちです。その中に、「特別な方法で、すぐに検索へ反映させます」という提案が混ざることがあります。ここでは、2026年10月中旬に報じられた一つの話題を使って、考え方を整理します。
2026年10月中旬、Googleが「Indexing API」の公式説明から、いくつかの記載を削除したと報じられました。Indexing APIとは、求人情報やライブ配信のページについて、更新をGoogleへ直接知らせるための仕組みです。
削除されたのは、旧来の承認手順、既定の利用上限、サイトマップの推奨などの記載です。ただし、仕様が実際に変わったのかどうかは、現時点で不明です。
| 論点 | 現在の状況 |
|---|---|
| 対象ページ | 求人・ライブ配信ページ向けの仕組み |
| 説明の変更 | 承認手順・既定の利用上限・サイトマップ推奨の記載が削除された |
| 仕様の変更 | 変わったかどうかは不明 |
| 対象外のページでの利用 | 引き続き推奨されない |
社長が持っておきたい判断
一般的な会社のホームページは、この仕組みの対象外です。「順位が落ちたから、裏技ですぐ反映」という提案には乗らず、仕組みの対象かどうかを先に確認しましょう。
- 「それは自社のページが対象の方法ですか」と聞く
- 「公式の説明のどこに書かれていますか」と聞く
- 答えが曖昧なら、その場で契約しない
注意
順位が下がった原因は、インデックス(検索へ登録される状態)の遅れとは限りません。原因を調べる前に、反映を急ぐ手段へ進むのは順序が逆です。
セクションのまとめ:求人・ライブ配信向けの仕組みを、一般のサイトの回復策として勧める提案には乗らないことです。
AIを使って、変動期の記録と整理を楽にする
webcan.jpでは、AIを「完全自動化」ではなく「半自動化の道具」として使うことをお勧めしています。変動期の記録作業は、その好例です。
| 作業 | AIに任せられること | 人が判断すること |
|---|---|---|
| 数字の整理 | 表計算に転記した前後比較の数字を、増減率にまとめる | 数字の意味づけ、対応の要否 |
| 記録メモの清書 | 担当者の走り書きを、社長向けの1ページに整える | 記載内容の事実確認 |
| 業者提案の比較 | 複数の見積書を、項目ごとの表にそろえる | 契約するかどうかの最終判断 |
| 社内共有の文面 | 週次の報告メールの下書き | 送る前の確認 |
ここで気をつけたいのは、AIに「原因は何ですか」と尋ねても、確定した答えは返ってこないという点です。今回の変動は、Google自身が確認していません。AIは整理の道具であり、原因の判定者ではありません。
ポイント
AIには「整える・並べる・下書きする」を任せ、「決める」は社長と担当者が行う。この役割分担が、安心して使うコツです。
セクションのまとめ:AIは記録と整理の時短に使い、原因の判定や契約の判断は人が行いましょう。
出典・参考
この記事は、次の三つの報道をもとに、要約し直して作成しました。いずれも海外の専門メディアの報道であり、Googleの公式発表ではない内容を含みます。
- SE Roundtable:Google検索の順位変動に関する議論の急増(2026年10月16日)
- Search Engine Journal:SEO Pulse(回復期間の目安、Search Consoleの絞り込み機能について)
- SE Roundtable:Indexing APIの公式説明の変更(2026年10月中旬)
内容は2026年10月18日時点のものです。情報は更新されることがありますので、重要な判断の前には、最新の報道や公式の説明をあわせてご確認ください。
セクションのまとめ:情報源はいずれも報道ベースです。重要な判断の前には、公式の説明も確認しましょう。
よくある質問
社長からよくいただく質問を、本文の内容にそってまとめました。
Q. 検索順位が急に下がったら、まず何をすればよいですか。
最初の1〜2週間は様子を見ながら記録します。Search Consoleで手動対策の通知を確認し、10月14日前後の前後比較でクリック数と表示回数を記録してください。同じ期間の問い合わせ数も数えておくと、判断がしやすくなります。
Q. 順位が戻るまでの期間は、どれくらいですか。
Googleの担当者が示したとされる目安では、サイト移転後の評価の落ち着きは通常1〜3か月、コアアップデートからの回復は通常3〜6か月です。ただし参加者の報告による伝聞で、公式文書ではありません。「通常」の定義も不明ですので、目安として受け取ってください。
Q. 2026年10月16日の順位変動は、Googleが認めた更新ですか。
いいえ。SE Roundtableが議論の急増を報告しましたが、Googleによる公式な確認はありません。9月24日から10月8日に展開されたスパムアップデートとの関係も、現時点では分かっていません。
Q. 順位計測ツールの数字が大きく動いたのですが、信用してよいですか。
ツールのデータが不安定だという指摘が出ています。ツールの数字だけで結論を出さず、Search Consoleのクリック数と、実際の問い合わせ数で確認することをお勧めします。
Q. 慌ててやってはいけないことは何ですか。
大量のページ削除、タイトルの総入れ替え、ドメイン変更、怪しい被リンクの購入、即効性をうたう業者への発注の五つです。原因が分からないまま大きく動くと、状況が悪化したり、原因の切り分けができなくなったりするおそれがあります。
Q. 業者から「裏技ですぐインデックスさせる」と提案されました。乗るべきですか。
慎重に判断してください。Indexing APIは求人・ライブ配信ページ向けの仕組みで、対象外のページでの利用は推奨されていません。公式説明の変更もあり、仕様が変わったかは不明です。対象かどうかと根拠を、先に確認しましょう。
Q. 社内でどれくらいの手間がかかりますか。
社内確認は月1〜2時間程度、変動期は週30分程度が一般的な目安です。会社や担当者によって差があります。外部へ原因調査を頼む場合の費用は、範囲により大きく変わるため、2社以上で見積もりを比べてください。
セクションのまとめ:不安なときほど、記録・基準・見直し日の三つを先に決めると落ち着いて判断できます。
まとめ:落ち着いて記録し、3〜6か月で判断する
2026年10月16日の順位変動は、Google未確認の情報です。回復期間の目安も、参加者の報告による伝聞にとどまります。確かなことは多くありませんが、だからこそ「記録して、基準を決め、決めた日に見直す」という進め方が役に立ちます。
- 最初の1〜2週間は、様子を見て記録する
- Search Consoleで手動対策の有無と、10月14日前後の前後比較を確認する
- 慌てて削除・総入れ替え・移転・被リンク購入・即効の発注をしない
- 月次では問い合わせ数を主、順位を従にして、3〜6か月で振り返る
自社の状況が分からないときは、まず無料の診断をお試しください。診断結果をもとに、担当者に渡すチェックリストの優先順位を一緒に整理できます。
相談の入口は2つあります
あわせて読みたい関連記事
順位変動への備えとして、次の記事もお役立てください。
- スパムアップデートとは?中小企業の社長向け影響チェック表と対処の判断軸 — 今回の背景にあたる更新の基本を整理しています。
- サーチコンソールの使い方 — 前後比較に使う画面の見方を補えます。
- Google検索の最新動向(2026年10月中旬) — 同じ時期のほかの動きも確認できます。
- SEO内部対策の教科書 — 変動期にも続けたい日ごろの手入れを整理しています。
- AIの回答にリンクが増える|Googleの優先ソースとAI流入の測り方 — 検索以外の入口の測り方です。
この記事を書いた人
webcan.jp編集部 主筆 K.Takenouchi。Webディレクター・SEOコンサルタントとして10年以上の現場経験を持ち、大手金融系メディアや医療系コーポレートサイトのコンテンツマーケティング支援、ECサイトの企画運営・KPI設計、月商数百万円から月商1億円規模への成長支援などに携わってきました。
順位が下がった原因が分からないときは、まず無料診断で現状を確認してみてください。





