TOP/コラム/ホームページ運用

ホームページの更新頻度はどれくらい必要?業種別の目安と続けられる体制

webcan read --article

ホームページ運用公開日 更新日

ホームページの更新頻度はどれくらい必要?業種別の目安と続けられる体制

事務所の机に置かれた卓上カレンダーと、更新されたホームページが映るノートパソコン

この記事の要点

ホームページの更新頻度に、全業種共通の正解はありません。目安は「連絡先などの事実は変わったらすぐ、お知らせは月1〜2回、解説記事は余力があれば月0〜2本」です。回数よりも、続けられる体制と、載せる内容の正確さが大切です。社長が決めるのは「何を」「誰が」「月に何時間」の3点だけです。

「ホームページはどれくらいの頻度で更新すればよいのでしょうか」という質問は、経営者の方から非常によく寄せられます。毎週更新している会社もあれば、数年間まったく触っていない会社もあり、何を基準にすればよいか分かりにくいのが実情です。

この記事では、更新頻度の考え方を整理し、工務店、飲食・店舗、士業、製造業、介護・医療といった業種別の目安を表でお示しします。あわせて、自社でやる部分と任せる部分の分け方、続けられる体制の作り方、外注した場合の費用の幅も解説します。

細かい操作の手順は扱いません。社長が決めることと、担当者に渡すことを分けて書いています。読み終えたあとに、自社の「更新ルール」を1枚の紙に書ける状態を目指します。

無料相談について

いまのホームページがどの程度の状態か気になる方は、お問い合わせフォームから無料でご相談いただけます。

更新頻度の結論:回数を決める前に「更新の種類」を分ける

結論から申し上げると、「週に何回」「月に何本」と一律に決める考え方はおすすめできません。更新には性質の違う3つの種類があり、それぞれ適切な頻度が異なるためです。

3つとは、事実が変わったときに直す更新、出来事を知らせる更新、時間をかけて育てる更新です。まずこの3つを分けるだけで、「うちは何をどれくらいやればよいのか」がかなり見えてきます。

更新は3種類に分けると、頻度が決めやすくなります1 直す更新事実が変わったら即対応住所・電話・営業時間料金・担当者・資格目安:変わった時だけ放置のリスクが最も大きい2 知らせる更新お知らせ・実績・お客様の声施工事例・新メニュー休業日・イベント目安:月1〜2回業種で差が出る部分3 育てる更新コラム・解説ページよくある質問の追加既存ページの見直し目安:月0〜2本余力があれば取り組むまず1を確実に、次に2を、余力があれば3を、の順で考えます

直す更新:変わったらすぐ。放置の影響が最も大きい

住所、電話番号、営業時間、料金、担当者名、取得している資格などは、事実が変わった時点で直す必要があります。これは頻度ではなく「期限」の問題です。

古い情報のまま残っていると、お客様が間違った電話番号にかけたり、休業日に来店されたりします。信頼を損なう影響は、更新が少ないことよりも大きいと考えられます。

知らせる更新:会社の動きを見せる。月1〜2回が一つの目安

お知らせ、施工事例、新メニュー、休業のご案内、お客様の声などが該当します。会社が今も動いていることを伝える役割があり、初めてサイトを見る方の安心感につながります。

頻度の目安は月1〜2回です。ただし、これは「話題があれば」という前提です。話題がないのに無理に増やすと、内容の薄いお知らせが並び、かえって印象を下げることがあります。

育てる更新:解説記事やよくある質問。余力があれば

お客様が検索しそうな疑問に答えるコラムや、よくある質問ページの追加が該当します。手間がかかる一方で、問い合わせの前に不安を解消できる効果が期待できます。

ただし、これは3つの中で最後に取り組むものです。直す更新と知らせる更新が回っていない状態で、コラムだけを増やしても成果にはつながりにくいでしょう。

ポイント

「更新頻度」とは、3種類の更新の合計回数のことではありません。直す更新は確実に、知らせる更新は話題があれば、育てる更新は余力があれば、と優先順位をつけて考えます。

セクションのまとめ:更新は「直す・知らせる・育てる」の3種類に分け、優先順位をつけて頻度を決めます。

「更新が多いほど有利」は本当か:Googleの考え方と誤解

更新頻度の話では、「頻繁に更新したほうが検索で有利になる」という説明を目にすることがあります。社長としては気になる点でしょう。ここでは、確認できる範囲で整理します。

Googleが重視していると説明している点

Google検索セントラル(Googleが公開しているウェブサイト運営者向けの公式情報)では、検索ユーザーの役に立つ、信頼できる情報を重視するという考え方が示されています。「人を第一に考えたコンテンツ」という表現で説明されることが多い内容です。

この考え方に沿えば、評価の軸は「更新した回数」ではなく「読む人に役立つ正確な情報かどうか」にあると読み取れます。更新回数そのものが順位を直接左右すると断定できる根拠は、公式情報からは確認できません。

注意

「毎日更新すれば順位が上がる」といった断定は、根拠が確認できません。回数を増やすために内容の薄いページを量産すると、かえって信頼を損なうおそれがあります。

それでも更新が無意味ではない理由

一方で、更新には実務上の意味があります。情報が古いと、お客様が最新の営業状況を確認できず、問い合わせをためらう場合があります。また、新しい事例や実績があれば、それだけ検討材料が増えます。

つまり、更新の価値は「検索対策としての回数」ではなく、「お客様に正しい最新情報を届けること」にあります。この点を押さえておくと、頻度の判断がぶれにくくなります。

古いページは「見直し」も更新に含める

新しいページを足すことだけが更新ではありません。数年前の記事の内容を現在の状況に合わせて直すことも、立派な更新です。特に料金、制度、法律に関わる記述は、古いまま残すと誤解を招きます。

なお、AIを使って文章を作成する場合の事実確認の考え方については、AI記事の事実確認をGoogleが明記した件を解説した記事も参考になります。

セクションのまとめ:更新の価値は回数ではなく、正確で最新の情報を届けることにあります。回数を増やすこと自体を目的にしないでください。

業種別の更新頻度の目安:何を、どのくらい更新するか

ここからは業種別の目安です。表の数字は、小規模な会社が無理なく続けられる範囲を想定した一般的な目安であり、法令や公式基準ではありません。会社の規模や季節によって調整してください。

業種 まず更新するもの 目安の頻度 注意したい点
工務店・リフォーム 施工事例、完成見学会の告知、現場ブログ 事例は月1件程度、告知は開催の1か月前から お客様の写真は掲載許可を必ず取る
飲食・店舗 営業時間、メニュー・価格、臨時休業、季節の品 変更のたびに即時、お知らせは月2〜4回 価格の更新漏れが最も多い
士業(税理士・弁護士など) 取扱分野、料金の考え方、法改正への対応、事例の解説 解説は月0〜2本、料金は年1回見直し 業界の広告規程に沿い、断定・誇大表現を避ける
製造業 製品情報、設備、対応可能な加工、認証・資格 製品や設備の変更時、お知らせは月1回程度 取引先に関わる情報は担当部署で確認
介護・医療 サービス内容、体制、営業日、お知らせ 変更時すぐ、お知らせは月1〜2回 医療広告ガイドライン等を確認し、効果を断定しない
小売・サービス全般 商品・サービス、キャンペーン、お客様の声 月1〜2回 期限切れのキャンペーンを残さない

表は「何を見直すか」の出発点です。以下、業種ごとにもう少し具体的に見ていきます。事例は、いずれも架空の会社で説明しています。

工務店・リフォーム会社:施工事例が最大の更新材料

工務店では、完成した現場の事例が最も説得力のある更新材料です。「例:従業員30名の工務店A社(架空)」が、月1件ずつ事例を足していくだけでも、1年で12件の実績が積み上がります。

頻度よりも、事例の質を整えるほうが大切です。写真は5〜8枚、建物の特徴、お客様の要望、工期の目安、費用の考え方を短くまとめます。お客様の許可は、着工前に書面で取っておくと後で困りません。

完成見学会や相談会の告知は、開催の1か月前を目安に載せ、終了後は「終了しました」と明記して残すか、速やかに下げます。終わったイベントが「受付中」のまま残るのは避けたい状態です。工務店のホームページ全体の考え方は、工務店のホームページ制作ガイドで解説しています。

飲食・店舗:営業情報の正確さが最優先

飲食店では、営業時間、定休日、メニュー、価格の4点が命です。「例:席数20の食堂B店(架空)」が、年末年始の営業時間を載せ忘れたとします。お客様が閉まった店の前まで来てしまう事態は、更新漏れの典型例です。

そのため、飲食・店舗では、変更が出たときに「その日のうちに直す」ルールをおすすめします。お知らせは、季節のメニューや臨時休業など、話題があれば月2〜4回程度でも十分です。

地図サービスや予約サイトなど、ホームページ以外にも営業情報を載せている場合は、情報の食い違いがないかも月1回確認します。社外のサイトの情報は、意外と放置されやすい部分です。

士業:回数より「正確さ」と「表現の慎重さ」

税理士、弁護士、社会保険労務士などの士業では、更新頻度よりも内容の正確さと、広告規制への配慮が重要です。「必ず勝てる」「確実に節税できる」といった断定や、誇大な表現は避ける必要があります。

「例:スタッフ5名の税理士事務所C(架空)」であれば、法改正があったときに、影響を受ける方向けの短い解説を出す、という運用が現実的です。月0〜2本でも、内容が正確で読みやすければ十分に役割を果たします。

各士業には広告に関する規程があります。具体的な可否は、所属する団体の規程を確認してください。この記事では個別の可否を判断しません。

製造業:製品情報と対応力の見せ方

製造業では、取引先や発注を検討する担当者が、対応可能な加工、設備、材質、ロット、納期の目安を探しています。ここが古いと、検討の対象から外れてしまうことがあります。

「例:従業員40名の金属加工D社(架空)」が新しい設備を導入したら、設備の名称、加工できる範囲、精度の目安を一覧に追記します。更新頻度は年数回でも構いませんが、変化があったときの反映の早さが信頼につながります。

また、品質に関する認証や取り組み、よくある問い合わせへの回答を整えると、問い合わせ前に確認したい項目に答えられます。これは「育てる更新」に当たり、余力のあるときに少しずつ進めます。

介護・医療:変更の確実な反映と、断定を避ける書き方

介護事業所や医療機関では、サービス内容、体制、営業日、緊急時の連絡先などの変更が、利用者やご家族の安心に直結します。変更があれば確実に、速やかに反映してください。

医療に関する情報は、医療広告ガイドラインなど関係する基準があり、効果や安全性を断定する書き方、体験談の扱いなどに制約があります。具体的な可否は、所管の基準をご確認のうえ、必要に応じて専門家にご相談ください。

「例:定員25名のデイサービスE事業所(架空)」であれば、月1〜2回のお知らせ(行事の様子、見学の受付状況など)を、ご家族の安心材料として載せる運用が考えられます。写真に写る方の同意は、必ず取ってください。

セクションのまとめ:業種ごとに「まず更新するもの」は違います。共通するのは、事実の変更は即時、お知らせは月1〜2回、解説は余力で、という優先順位です。

社長が決める更新ルール:4つのリズムで十分

更新頻度を「気分」で決めると、忙しい時期に止まります。そこで、あらかじめリズムを決めておくことをおすすめします。難しい仕組みは不要で、4つの周期があれば足ります。

更新ルールは「毎月・3か月・半年・1年」の4つのリズムで足ります毎月月初に10分点検連絡先・お知らせ3か月四半期に1回実績・料金の見直し半年半年に1回主要ページの読み直し1年年1回契約・費用の総点検担当者に月1回、このリズムを渡しておけば、社長の確認は年数回で済みます

周期 やること 所要時間の目安 担当
毎月 連絡先・営業時間の確認、お知らせ1件、実績や事例1件の追加 1〜2時間 担当者
3か月ごと 料金表、サービス内容、実績一覧の見直し 1〜2時間 担当者と社長
半年ごと 主要ページ(トップ、サービス、会社概要)の読み直し 2〜3時間 社長が目を通す
1年ごと ドメイン・サーバー・保守契約・費用の総点検 1〜2時間 社長と担当者

所要時間は、小規模な会社を想定した目安です。ページ数や掲載内容によって変わります。月に合計で2〜4時間ほどの確保から始めると、無理が出にくいでしょう。

ルールは紙1枚に書いて共有する

決めたルールは、A4の紙1枚にまとめます。「誰が」「いつまでに」「何を」「社長にどう報告するか」の4項目があれば足ります。口頭の約束だけでは、担当者が変わったときに消えてしまいます。

担当者が辞めた場合に備えて、ID・パスワードやサーバー・ドメインの管理情報も、社内の決まった場所に記録しておきます。担当者の退職時の確認事項は、Web担当者が辞めたときに社長がやることに詳しくまとめています。

「最小限」の運用は別の記事で確認できる

更新に割ける時間が極端に少ない会社には、まず最小限の点検から始める方法があります。月1時間で回す具体的な点検項目は、ホームページ管理を月1時間で回す最小限チェックリストにまとめています。この記事と併せてご覧ください。

ポイント

更新ルールは「頑張れば守れる」水準ではなく、「忙しい月でも守れる」水準に設定してください。守れないルールは、ルールがないのと同じ状態になります。

セクションのまとめ:更新ルールは「毎月・3か月・半年・1年」の4つで足ります。紙1枚にして共有し、忙しい月でも守れる量にします。

自社でやる/任せるの判断:費用と時間の目安

更新を誰が担うかは、頻度と同じくらい重要な判断です。ここでは、自社でやる場合と任せる場合の違いを整理します。費用はあくまで目安で、依頼先や契約内容によって変わります。

自社でやる更新と、任せる更新の分け方自社でやる営業時間・休業日の変更お知らせの短い投稿現場や店内の写真の提供お客様の声の確認公開前の最終チェック(社長)⇄任せるデザインの崩れの修正システム・セキュリティの更新コラム記事の下書き作成画像の加工・サイズ調整アクセス状況のまとめ判断の軸:事実を知っている人が書き、専門作業は専門家に任せる

進め方 月の費用の目安 担当者の時間の目安 向いている会社
すべて自社で行う ツール費など0〜数千円程度 月2〜6時間 更新する人が社内にいて、操作に抵抗がない会社
更新だけ任せる(ライト) 月1万〜3万円程度 依頼文の作成で月1〜2時間 話題はあるが、操作する時間がない会社
運用を広く任せる 月3万〜10万円程度 打ち合わせで月1〜3時間 記事作成や分析も含めて頼みたい会社

上の金額は、一般的な相場感の幅を示したものです。含まれる作業の範囲(修正回数、記事本数、レポートの有無など)は、会社ごとに大きく異なります。見積もりの際は、必ず「何が含まれ、何が含まれないか」を確認してください。

自社でやったほうがよいもの

  • 営業時間や休業日など、事実を知っている人でなければ書けない情報
  • 現場や店内の写真など、自社でしか撮れない素材
  • お客様の声など、確認が必要な内容
  • 公開前の最終確認(これは社長または責任者の仕事です)

任せたほうがよいもの

  • デザインの崩れの修正や画像の加工など、専門の技術が要る作業
  • セキュリティ対策やシステムの更新
  • コラム記事の下書きなど、時間のかかる文章作成
  • アクセス状況のまとめなどの集計作業

任せる場合でも、社長や担当者が「内容の正しさ」を確認する工程は残してください。外部の方は、御社の細かい事実を知らないためです。運用代行の範囲や費用の考え方は、ホームページ運用代行とは?費用相場・依頼先の選び方で詳しく整理しています。

また、維持にかかる費用の全体像はホームページの維持費の内訳と相場で確認できます。更新費用だけでなく、サーバーやドメインなどの固定費も含めて考えると、全体の予算が見えます。

社内で進めるか外部に任せるかの経営判断の枠組みは、Webマーケティング内製化と外注の経営判断も参考になります。

セクションのまとめ:事実を知る人が書き、専門作業は専門家に任せるのが基本です。費用は月0円〜10万円程度まで幅があり、含まれる作業の範囲を必ず確認します。

続けられる体制のつくり方:担当者・時間・予算の決め方

更新が止まる最大の理由は、「誰の仕事か決まっていない」ことです。やる気や能力の問題ではなく、仕組みの問題であることがほとんどです。

担当者は1人に決め、代わりの人も1人決める

担当者が1人だけだと、休みや退職で更新が止まります。主担当1名と副担当1名を決め、月1回の点検は交代で見る形にすると、止まりにくくなります。

兼務の担当者が多い小規模な会社では、更新作業を「月初の第1営業日の午前」など、カレンダーに固定の予定として入れる方法が有効です。空いた時間にやろうとすると、後回しになりがちです。

月に確保する時間を先に決める

「できるだけ頻繁に」ではなく、「月に2時間」と先に決めます。その時間で何ができるかを逆算するほうが、続けやすい運用になります。

確保できる時間 現実的な更新内容
月1時間 連絡先・営業時間の確認、お知らせ1件(最小限の運用)
月2〜4時間 上記に加え、事例や実績を1件追加、リンクの動作確認
月5〜8時間 上記に加え、解説記事を月1本、既存ページの見直し

架空の例:従業員30名の工務店A社の運用

「例:従業員30名の工務店A社(架空)」の運用を想定してみます。総務の担当者Fさんが主担当、現場監督のGさんが副担当です。

毎月の第1営業日に、Fさんが連絡先、営業時間、お知らせを確認します(約40分)。Gさんは、完成した現場の写真を月1回、担当者に共有します(約20分)。Fさんが写真から事例を1件まとめます(約1時間)。

社長は、3か月に1回、15分ほどで新しい事例とお知らせに目を通します。合計で月に約2時間強、社長の負担は年に1時間ほどです。この規模なら、外注せずに続けられる可能性が高いと言えます。

社内だけで難しいときの選択肢

社内に更新できる人がいない場合は、「更新だけを依頼する」方法があります。写真と3行のメモを送れば、掲載まで代行してもらう形なら、担当者の負担は月30分ほどになります。

ただし、依頼先任せにすると、内容の正確さの確認がおろそかになりがちです。依頼先から公開前に確認連絡をもらう、という約束を結んでおくと安心です。

無料相談について

更新を誰に任せるか、自社に合った体制を整理したい方は、お問い合わせフォームから無料でご相談いただけます。

セクションのまとめ:担当者は主副の2名、時間は先に月単位で確保し、その枠で何ができるかを逆算します。

今やること/後でよいこと:更新の優先順位

更新したいことが多すぎて、手が付かない会社も少なくありません。ここでは、社長の目線で「今やる」「後でよい」を整理します。

区分 内容 理由
今やる 連絡先・営業時間・料金の誤りの修正 お客様の行き違いを直接防げるため
今やる 終わったイベントやキャンペーンの整理 古い情報が残る印象を避けるため
今やる 更新の担当者と月の時間の決定 仕組みがなければ続かないため
次にやる 事例・お客様の声の追加(許可を取ったもの) 検討中のお客様の判断材料になるため
後でよい 解説コラムの継続的な執筆 土台が整ってから取り組むほうが効果的なため
後でよい デザイン全体の刷新 更新が回らないうちに作り直しても、また古くなるため

順番を入れ替えると、うまくいきません。例えば、コラムを書く前に営業時間が古いままだと、せっかく読んだ方が間違った情報で来店してしまいます。

更新を続けていても、問い合わせが増えない場合は、更新の頻度ではなく別の原因があるかもしれません。その整理はホームページが集客できない本当の理由で解説しています。全体の位置づけはホームページで集客する方法も併せてご覧ください。

セクションのまとめ:今やるのは「間違いの修正」「古い情報の整理」「担当と時間の決定」の3つです。コラムや刷新は土台が整ってからで間に合います。

やってはいけない更新:NOT TO DOの5項目

更新に熱心になるあまり、かえって逆効果になる行動もあります。次の5点は避けてください。

やってはいけないこと 理由と代わりの対応
更新回数だけを目標にする 内容の薄いお知らせが増え、信頼を損ねるため。中身のある1件を優先します。
根拠のない数字や断定を載せる 「業界No.1」「必ず〜」などは誤解を招くため。根拠と前提を併記します。
お客様の写真・声を許可なく載せる トラブルの原因になるため。書面か記録で許可を残します。
他社サイトの文章をコピーする 権利の問題があり、自社の信頼も損なうため。自社の言葉で書きます。
担当者個人のIDだけで管理する 退職時に更新できなくなるため。管理情報は会社の共有場所に記録します。

注意

期限のあるキャンペーンや求人は、終了日を過ぎたら必ず下げるか「終了しました」と明記してください。古い情報が残ったままだと、お客様に誤解を与えるだけでなく、会社の管理体制そのものを疑われかねません。

セクションのまとめ:回数目標、断定表現、無断掲載、コピー、個人管理の5つは避けます。

AIを更新作業に使う:半自動化の考え方

更新の手間を減らす手段として、文章作成AIを活用する会社が増えています。ただし、AIは「下書きの道具」であり、公開の責任は人が持ちます。

AIに任せやすい作業

  • お知らせ文の下書き(日時・場所などの事実は人が入力)
  • 写真の説明文(キャプション)の案出し
  • よくある質問の文案づくり
  • 長い文章の要約や、読みやすい言い換え

人が必ず確認する作業

  • 営業時間、料金、住所などの事実
  • 法律・制度・医療・税務に関する記述
  • お客様の声や個人名が関わる内容
  • AIが作った数字や固有名詞(誤りが混ざることがあります)

AIが作る文章には、もっともらしい誤りが混ざることがあります。公開前に、事実と数字を人が確認する工程は省けません。この工程を残せば、AIは月数時間の作業を短縮してくれる、頼もしい道具になります。

なお、AIを使って量産した内容を、確認なしにそのまま載せることはおすすめしません。更新頻度を上げる目的でAIに量産させると、前述の「内容の薄いページが増える」状態に陥りやすくなります。

セクションのまとめ:AIは下書きの道具として使い、事実の確認と公開の判断は人が行います。

担当者に渡す月1回の更新チェックリスト

ここからは、社長が担当者に渡すための章です。操作手順ではなく、確認する項目だけを整理しました。そのままコピーしてお使いください。

担当者に渡す月1回の更新チェックCHECK LIST連絡先と営業時間電話・住所・休業日が今と同じかお知らせ直近1か月の出来事を1件追加実績・事例新しい写真か事例を1件追加リンクと表示問い合わせフォームが動くか確認社長への報告変更点を3行でメモして共有

項目 確認すること 頻度
連絡先・営業時間 電話番号、住所、営業時間、定休日が現状と同じか 毎月
お知らせ 直近の出来事を1件追加。終了したイベントは整理 毎月
実績・事例 新しい事例か写真を1件追加。掲載許可の記録を確認 毎月
問い合わせの動作 フォームから送信できるか。通知メールが届くか 毎月
料金・サービス内容 現在の内容と一致しているか 3か月ごと
主要ページの読み直し トップ、サービス、会社概要に古い記述がないか 半年ごと
契約・費用 ドメイン・サーバー・保守の契約更新日と費用の確認 1年ごと

担当者から社長への報告は、「何を変えたか」「困ったことは何か」の2点を、3行ほどで十分です。長い報告書は、続かない原因になります。

セクションのまとめ:チェックリストは1枚にして担当者に渡し、報告は3行で済ませます。

よくある質問

ホームページの更新頻度について、経営者の方からよく寄せられる質問をまとめました。

Q. ホームページの更新頻度は、最低でもどれくらい必要ですか?

全業種共通の最低回数はありません。目安として、連絡先や営業時間などの事実は変わったらすぐ、お知らせは月1回程度、全体の点検は年数回、と考える会社が多く見られます。回数よりも、情報が古くなっていない状態を保つことが大切です。

Q. 更新が多いほど、検索で有利になりますか?

更新回数が多いほど順位が上がる、と断定できる根拠は確認できません。Googleの公式情報では、検索ユーザーの役に立つ、信頼できる内容が重視される考え方が示されています。回数を増やすより、正確で役立つ内容を整える方が大切です。

Q. 更新を外注すると、月いくらくらいかかりますか?

目安として、お知らせや修正などの更新のみを任せる場合は月1万〜3万円程度、記事作成や分析まで広く任せる場合は月3万〜10万円程度の幅があります。含まれる作業の範囲によって大きく異なるため、見積もりの内訳を必ず確認してください。

Q. 更新する話題がありません。無理に更新したほうがよいですか?

無理に更新する必要はありません。話題がないときは、営業時間や料金の見直し、よくある質問の追加、古い記述の修正など、既存ページの見直しを更新と考えてください。内容の薄いお知らせを増やすことは、おすすめできません。

Q. 担当者が忙しくて更新が止まっています。どうすればよいでしょうか?

更新作業をカレンダーに固定の予定として入れ、月に確保する時間(例:2時間)を先に決めます。副担当を1名置き、それでも難しければ、更新だけを外部に任せる方法もあります。いずれの場合も、公開前の事実確認は社内で行ってください。

あわせて読みたい関連記事

更新の体制づくりや、費用の考え方をさらに詳しく知りたい方に向けて、関連する記事をご紹介します。

まとめ:更新頻度は「回数」ではなく「社長が決めた仕組み」で決まる

ホームページの更新頻度に、全業種共通の正解はありません。大切なのは、更新の種類を分け、優先順位をつけ、続けられる体制を先に決めることです。

  • 更新は「直す・知らせる・育てる」の3種類に分けて考える
  • 事実の変更は即時、お知らせは月1〜2回、解説は余力で
  • 「更新が多いほど有利」と断定できる根拠はなく、正確で役立つ内容が大切
  • ルールは「毎月・3か月・半年・1年」の4つ、紙1枚で共有する
  • 担当者は主副2名、月の時間を先に決め、事実確認は社内に残す

まずは、いまのホームページの連絡先と営業時間が現状と合っているかを確認するところから始めてください。それだけで、更新の最初の一歩になります。

無料相談について

更新の進め方に迷ったときは、お問い合わせフォームから無料でご相談いただけます。

この記事の執筆

webcan.jp編集部 主筆 K.Takenouchi。Webディレクター・SEOコンサルタントとして10年以上の現場経験を持ち、大手金融系メディアや医療系コーポレートサイトのコンテンツマーケティング支援、ECサイトの企画運営・KPI設計、月商数百万円から月商1億円規模への成長支援などに携わってきました。

無料相談について

ホームページの更新の進め方に迷ったら、無料の相談窓口を用意しています。費用はかかりません。お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。

← コラム一覧へ戻る無料相談で相談する →

FROM READING, TO RESULTS.

読むだけでなく、
成果に変えませんか。

御社の状況に合わせた具体的な道筋は、無料相談で。サイトの運用をAIで回す仕組みづくりをご提案します。

無料相談はこちら 完全オンライン・全国対応/売り込みの電話はありません