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順位チェックツールの数字が不正確に|2026年10月の計測トラブルと社長が見るべき数字

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順位チェックツールの数字が不正確に|2026年10月の計測トラブルと社長が見るべき数字

ゆがんだ温度計と正確な定規を並べた机の上の静物

結論(この記事で分かること)

2026年9月20日以降、順位チェックツール(検索順位を自動で調べる道具)の数字が実態とずれていた可能性が、複数の報告で指摘されました。

10月8日ごろからは、ChatGPTから来た訪問が「ダイレクト(直接訪問)」に紛れる不具合も報告されています。

この時期の月次レポートは、順位表の増減で一喜一憂せず、Googleの無料ツール「サーチコンソール」と、問い合わせ・電話の件数で判断するのが安全です。

業者から届く月次レポートに「順位が大きく下がりました」「流入が減りました」と書かれていて、驚かれた社長もいらっしゃるかもしれません。ただ、2026年9〜10月は、計測する側の道具そのものに乱れが出たと報告された時期です。数字を見る目に、少し注意が必要です。

この記事は、地方の中小企業の社長が、業者の月次レポートをどう読み、何の数字で判断すればよいかを整理したものです。技術的な細部は最小限にし、「何を確認し、誰に何を頼むか」に絞ってまとめます。

事実関係は、Search Engine Journal(出典:Search Engine Journal 2026年10月14日付の分析記事)と Search Engine Roundtable(出典:Search Engine Roundtable のChatGPT流入に関する記事)の報道に基づきます。いずれも調査会社や個人アナリストの報告が中心で、Googleが公式に認めた内容ではない点にもご留意ください。

目次代わりの早見表|社長が見るべき場所

時間のない社長のために、先に全体像を表にします。詳しい理由は、以降の章でご説明します。

知りたいこと 見る数字 見る場所 頻度の目安
集客は増えているか 表示回数・クリック数 サーチコンソール(無料) 月1回・10分
商売につながったか 問い合わせ・電話・予約の件数 自社の受付記録 月1回・10分
業者の報告は信頼できるか 注記・質問への回答 月次レポート 毎月・5分
AI経由の集客はあるか 「ダイレクト」の増減と聞き取り アクセス解析・受付 月1回・10分

2026年9〜10月に報告された計測の乱れ12349月20日順位計測ツールに不自然な検索結果が返り始めたと報告10月1日以降1日あたり5〜11%が不自然な結果とNozzleが報告10月8〜15日頃ChatGPT経由の流入が「ダイレクト」に計上された10月16日順位変動の話題が増加。Googleの確認は未発表

セクションのまとめ

2026年9〜10月は、検索順位の計測とAI経由の流入計測の両方で乱れが報告されました。社長が見る数字は、公式の無料ツールと問い合わせ件数に絞ると安心です。

2026年9〜10月に何が起きたのか|報告された事実の整理

まず、報告されている事実を、断定を避けて整理します。ここでの内容は、いずれも第三者の報告や分析であり、検索会社による公式な説明が出ているものではありません。

順位計測ツールに返される検索結果が不自然に(9月20日以降)

Search Engine Journal の2026年10月14日付の記事によると、順位計測ツールを手がける Nozzle(ノズル)という会社が、9月20日以降、自動プログラムからの検索に対して不自然な検索結果が返されていると報告しました。同社はこの現象を「汚染(poisoning)」と呼んでいます。記事はこちらです。

Nozzle の報告では、不自然な結果が出た割合は最大で25%に達し、10月1日以降は1日あたり5〜11%で推移しているとのことです。また、通常の結果では繰り返し検索しても88.5%のサイトが残るのに対し、不自然な結果では20.7%しか残らないとされています。

つまり、ツールの画面上では「同じ言葉で調べるたびに、顔ぶれが大きく入れ替わる」ように見えます。実際の検索画面で人が見ている順位が変わったわけではなく、計測の側が揺れて見えている可能性がある、というのが論点です。

なお、記事の時点で Google からのコメントは報じられていません。また、広告枠とショッピング枠は安定していたこと、地域指定の有無では差がなかったことも、同報告に含まれています。

項目 報告された内容 読み方のポイント
開始時期 2026年9月20日以降 レポートの該当期間に注記が必要
影響の大きさ 最大25%、10月1日以降は1日5〜11%(Nozzleの報告) 全部が乱れたわけではない
サイトの残存率 不自然な結果20.7%、通常88.5% 順位表の「急な入れ替わり」は疑ってよい
内容の傾向 SNSや掲示板系の表示が増え、AI概要は減る傾向 表示の中身も普段と違う可能性
Googleの反応 報じられている範囲ではコメントなし 公式の確認待ちと考える

ChatGPTからの訪問が「ダイレクト」に紛れた(10月8日ごろ〜15日)

もう一つは、アクセス解析の話です。Search Engine Roundtable の報道(出典はこちら)によると、アナリストの Cedric Huesler 氏が約500ページを比較したところ、10月9日から13日にかけて、ChatGPT経由の訪問が1日あたり約3万1千件減り、同じページで「ダイレクト」が約2万6千件増えていました。

ChatGPTのリンクから来た訪問に、本来付くはずの「どこから来たか」の印(UTMパラメータ)が付かず、解析ツール上は「直接訪問」に分類されたことが原因とみられています。10月15日には、同氏が「バグだった」と更新し、印が再び付くようになったと報告されています。

これも、あくまで一アナリストの調査と報道に基づく内容です。ご自身のサイトで実際にどの程度影響があったかは、解析画面で確かめる必要があります。

10月16日には順位変動の話題も増加

さらに、10月16日には、検索順位の変動をめぐる話題が業界内で増えたと報じられています(Search Engine Roundtable の記事)。Googleはこの時点で、更新を実施したとは確認していません。順位が動いたように見える原因が、本当の変動なのか、計測の乱れなのかは、切り分けが難しい状況です。

ポイント

「9月20日以降」「10月8日ごろ〜15日」という2つの期間を、月次レポートの余白に書き込んでおくと、後で数字を読み返すときに役立ちます。

セクションのまとめ

報告されたのは、(1)9月20日以降の順位計測の乱れ、(2)10月8日ごろ〜15日のChatGPT流入の取りこぼし、(3)10月16日の順位変動の話題、の3点です。いずれも公式発表ではなく、報告ベースです。

なぜ社長の判断に影響するのか|「数字が悪い」=「集客が悪い」とは限らない

計測の乱れは、専門家だけの話ではありません。月次レポートの数字をもとに、費用や方針を決めている会社ほど影響を受けます。

順位表は「計測した瞬間の1枚の写真」

順位チェックツールは、自動で検索を行い、その瞬間の結果を記録する道具です。これは、毎日同じ時刻に同じ場所の写真を1枚撮るようなものです。撮り方が乱れれば、実際の景色が変わっていなくても、写真は変わって見えます。

通常でも、検索順位は、調べる人の場所や履歴、時間帯によって少しずつ違います。今回のような計測側の乱れが重なると、「先月は5位だったのに、今月は15位に下がった」といった表示が、実態と無関係に出る可能性があります。

起こりうる3つの誤解

誤解 起こりうる判断ミス 避けるための一言
順位が急落したと思い込む 業者に不要な追加作業や費用を依頼する 「公式の数字でも下がっていますか」と聞く
順位が急上昇したと喜ぶ 成果の乏しい施策を続けてしまう 「問い合わせは増えましたか」と聞く
AI経由の流入が減ったと思う AI対策を止めてしまう 「ダイレクトの増加と重なっていませんか」と聞く
ダイレクトが増えて好調と思う 実はAI経由の訪問が混ざっていただけ 「10月8〜15日の内訳を注記して」と頼む

数字の「信頼しやすさ」を並べると乱れやすい数字・外部ツールの検索順位・業者の月次レポートの順位表・AI経由の流入(ダイレクトに混入)・ツール上の「急落」「急上昇」→ 単独で判断しない社長が頼れる数字・問い合わせ件数・電話件数・サーチコンソールの表示回数・クリック数・予約・来店・見積依頼の件数・「どこで知ったか」の聞き取り→ 毎月の判断の土台にする

「順位が下がったとき」の基本的な考え方

本当に順位が下がった場合の回復の目安は、別の記事(検索順位が下がったときの回復期間)で詳しく解説しています。大切なのは、あわてて作業を依頼する前に、「本当に下がったのか」を公式の数字で確かめることです。

注意

「順位が急に下がりました、至急の対応が必要です」と言われても、その場で追加費用を承認しないでください。まず、サーチコンソールの数字で裏づけを取り、問い合わせ件数も確認してからでも遅くありません。

セクションのまとめ

順位表は、計測した瞬間の写真にすぎません。計測側が乱れると、実態と無関係に数字が動きます。追加費用の判断は、公式の数字と問い合わせ件数を確認してからにしましょう。

社長が「正」とすべき数字|サーチコンソールと問い合わせ件数

では、何を拠りどころにすればよいのでしょうか。結論から言うと、第一にGoogleが提供する無料ツール「サーチコンソール」の実測値、第二に自社で数えられる問い合わせ件数です。

サーチコンソールとは(Google公式の無料ツール)

サーチコンソールは、Googleが提供する無料のツールで、自社サイトが検索結果にどれだけ表示され、何回クリックされたかを、Google自身の記録として確認できます。外部の順位チェックツールが「外から調べた推定」だとすれば、サーチコンソールは「Google自身が持っている実績」にあたります。使い方はサーチコンソールの使い方で詳しく説明しています。

比較項目 外部の順位チェックツール サーチコンソール
データの出どころ 自動で検索して調べた結果 Googleが記録した実績
今回の乱れの影響 受けた可能性がある(報告あり) 報告では対象外
費用 月数千円〜数万円が一般的な幅 無料
分かること 指定した言葉の順位 表示回数・クリック数・平均掲載順位
弱点 計測方法により数字がぶれる 指定した言葉ごとの毎日の順位は見にくい

ただし、サーチコンソールも万能ではなく、数日の遅れや、平均値で表示される特性があります。それでも「同じ基準で毎月比べられる」という強みがあります。

問い合わせ・電話の件数こそ最終の成績表

順位もアクセス数も、最終的には「問い合わせが増えるための途中経過」です。社長にとっての成績表は、問い合わせ・電話・予約の件数です。問い合わせにつながる割合は、CVR(問い合わせにつながる割合)の記事もご参照ください。

おすすめは、毎月、次の3行だけを記録することです。

  • 今月のお問い合わせフォームの件数
  • 今月のホームページ経由の電話件数(「ホームページを見て」と言われた数)
  • サーチコンソールの表示回数とクリック数(前年同月との比較)

アクセスの確認方法の基本はアクセス数の確認方法と、社長が月1回見る3つの数字で整理しています。ここに今回の注意点を足すだけで十分です。

ポイント

受付で「どこでお知りになりましたか」と一言聞く習慣は、道具の乱れに左右されない、いちばん確かな計測です。費用はかからず、社内で週数分の手間で続けられます。

月次レポートを受け取ってからの3ステップ①注記を探す9/20〜と10/8〜15の数字に断り書きがあるかを確認②公式の数字と照合サーチコンソールの表示回数・クリック数と流れが合うか見る③問い合わせで判断順位より件数で施策の良し悪しを決める

セクションのまとめ

頼るべき数字は、サーチコンソールの実測値と、自社で数えられる問い合わせ・電話の件数です。順位表やAI経由の流入は、補助的な参考値として見るのが安心です。

ChatGPTなどAI経由の流入は、どう見ればよいか

AI経由の訪問は、今回のように計測の仕組みが変わりやすい分野です。完璧な数字を求めず、傾向をつかむ姿勢が現実的です。

「ダイレクト」の中身を疑ってみる

アクセス解析で「ダイレクト」とは、ブックマークやURL直接入力、または「出どころが分からない訪問」のことです。出どころの印が欠けると、本来は別の経路の訪問も、ここに入ります。10月8日ごろ〜15日の間にダイレクトが急に増えていたら、その一部はChatGPT経由だった可能性があります。

期間 解析画面で起こりうる見え方 レポートでの扱い方
10月7日まで ChatGPT経由が通常どおり表示 比較の基準にする
10月8日ごろ〜15日 ChatGPT経由が減り、ダイレクトが増える可能性 「計測の乱れの可能性あり」と注記
10月16日以降 印が戻ったとの報告 通常の見方に戻すが、数日は様子を見る

この期間の数字は「その月だけ特別扱い」として、前月や前年との単純比較から外しておくと誤解を防げます。

AI経由の集客を測る基本

AIの回答に自社サイトのリンクが出たかどうか、そこからどれだけ訪問があったかを確かめる方法は、AI回答のリンクとAI流入の測り方とAI検索で自社が引用されているかの確認方法で詳しく説明しています。計測の仕組みは変わりやすいため、この時期は「訪問数」より「問い合わせの際に、AIで知ったと言われたか」の聞き取りを併用すると確実です。

セクションのまとめ

AI経由の訪問は、計測の仕組みが変わりやすい分野です。10月8日ごろ〜15日は注記を付け、聞き取りとあわせて傾向を見ましょう。

業者の月次レポートで確認すべき質問リスト

ここからは、実際に業者へ確認する場面で使える質問を整理します。責める目的ではなく、数字の読み方を揃えるための確認です。メールで送るだけでも十分です。

そのまま使える質問10選

  1. 順位の計測に使っているツール名と、計測の頻度(毎日か週1回か)を教えてください。
  2. 2026年9月20日以降の順位データに、計測の乱れの影響はありませんか。
  3. 順位の急な上下がある場合、サーチコンソールの表示回数・クリック数でも同じ動きがありますか。
  4. 10月8日ごろ〜15日のアクセス解析で、ChatGPT経由やダイレクトの数字に異常はありませんか。
  5. レポートの「順位」は、どの地域・どの端末(スマホかパソコンか)で調べた結果ですか。
  6. 順位以外に、問い合わせ件数との関係を示す資料はありますか。
  7. 今月の施策の中で、数字の変動と関係なく続ける作業は何ですか。
  8. 追加作業の提案がある場合、その根拠となる数字は公式の数字ですか、外部ツールの数字ですか。
  9. レポートの数字を、翌月以降に見直す可能性はありますか。見直す場合の連絡方法を教えてください。
  10. サーチコンソールの閲覧権限を、社内の担当者にも付与してもらえますか。

回答の見方|良い返事と注意したい返事

質問への返事 評価 次の一手
計測の乱れの可能性を認め、注記を入れる 信頼しやすい そのまま継続
公式の数字と照合して説明してくれる 信頼しやすい 月1回の照合を定例化
「ツールの数字が全て」と言い切る 要注意 サーチコンソールの閲覧権限を求める
質問に答えず追加作業だけを勧める 要注意 別の人にも意見を聞く
返答が極端に遅い 様子見 期限を決めて再確認

ポイント

サーチコンソールの閲覧権限を社長(または社内担当者)が持っておくことは、業者を疑うためではなく、同じ数字を同じ目で見るための基本です。権限の付与は無料で、業者側の作業も数分で済みます。

セクションのまとめ

質問は難しくありません。「公式の数字でも同じですか」「この期間は影響を受けていませんか」の2つを繰り返すだけで、レポートの信頼度は大きく見えてきます。

担当者に渡すチェックリスト|9〜10月分の数字の直し方

ここは、社長ご自身ではなく、社内の担当者や、業者に渡していただくための章です。操作を細かく書くより、「何をしてほしいか」を箇条書きにしています。

サーチコンソールで確認すること(所要時間:1回15〜30分)

  • 「検索パフォーマンス」を開き、期間を「過去6か月」にする。
  • 9月1日〜19日と、9月20日〜10月末の表示回数・クリック数を並べて控える。
  • 前年の同じ時期の数字も控える(季節による増減を除くため)。
  • 急に減った日や増えた日があれば、日付をメモする。
  • 主要な言葉(社名、サービス名+地域名など)を3〜5個選び、同じ期間の動きを見る。

アクセス解析で確認すること(所要時間:1回15〜30分)

  • 10月1日〜31日を日別に表示し、「ダイレクト」の山が10月8日ごろ〜15日にないか確認する。
  • ChatGPTなどの経由元がある場合、同じ期間に落ち込みがないか確認する。
  • ある場合は、スクリーンショットを保存して、レポートに注記する。

社内でやる/任せる|目安表

作業 自社でやる/任せる 費用・手間の目安
サーチコンソールの月1回確認 自社でできる 無料、月10〜30分
問い合わせ件数の記録 自社でやる 無料、月10分
アクセス解析の注記付け 業者に任せてもよい 月数千円〜1万円程度の作業費に含まれることが多い
順位チェックツールの契約見直し 社長が判断 月数千円〜数万円の幅
計測の乱れの原因調査 任せる(深追いは不要) 社内での作業はほぼ不要

注意

費用の幅は、一般的な目安であり、契約内容や業者によって異なります。実際の金額は、現在の契約書と見積書でご確認ください。

セクションのまとめ

担当者に頼むのは、サーチコンソールの数字を2期間で並べることと、ダイレクトの山を確認することの2点です。合計1時間程度で、判断材料が揃います。

架空の事例で考える|地方の工務店A社の場合

ここでは、架空のモデルケースで、考え方を具体的に確認します。実在の企業ではなく、典型的な状況を想定した例です。

状況

従業員30名ほどの工務店A社では、業者の月次レポートに「主要キーワードの順位が10月に平均10位下がりました」と書かれていました。業者は、記事の追加制作(月5万円の追加)を提案しています。

確認の流れ

ステップ 確認内容 結果(架空)
1 サーチコンソールの表示回数 前年同月とほぼ同じ
2 クリック数 前年同月より5%程度の減少にとどまる
3 問い合わせ件数 前年同月と同数
4 レポートの期間への注記 なし
5 業者への質問 「9月20日以降の計測の影響を確認する」との返事

判断

A社の社長は、追加費用の判断を1か月先送りしました。公式の数字と問い合わせ件数に大きな変化がないため、あわてて契約を増やす理由が弱いと考えたためです。翌月、業者から計測の影響を除いた再集計が届き、順位の下がり幅は小さいことが分かりました。

もちろん、実際に順位が下がっている場合は、対策が必要です。大切なのは、「下がった」という情報を、複数の数字で裏づけたうえで判断することです。

セクションのまとめ

架空のA社のように、「公式の数字」「問い合わせ件数」「業者の回答」の3点がそろってから判断すれば、不要な費用を避けやすくなります。

今すぐやらなくてよいこと/やってはいけないこと

不安になると、つい何かを変えたくなります。落ち着いて、やらないことを決めるのも、経営判断のひとつです。

NOT TO DO|やってはいけない5つ

  1. 順位表の増減だけを見て、ホームページを作り直す。
  2. 9〜10月の数字だけを根拠に、業者を急に切り替える。
  3. 計測ツールを複数契約して、数字の食い違いを追いかける。
  4. AI経由の訪問数が減ったと判断して、AI対策をやめる。
  5. 原因を断定した記事や投稿を、そのまま社内外で共有する。

今やる/後でよい

項目 判断 理由
サーチコンソールの閲覧権限の確認 今やる 無料で、すぐできる
レポートへの注記依頼 今やる 後から読み返すときに必要
順位ツールの解約・乗り換え 後でよい 原因が整理されてから判断
サイトの大幅改修 後でよい 公式の数字で必要性を確認してから
問い合わせの聞き取り 今やる 道具に左右されない確かな記録

セクションのまとめ

追加費用や大きな変更は、数字が落ち着いてから判断すれば十分です。いまは、記録と確認だけで足ります。

今後も続く可能性への備え|計測の「二重化」の考え方

検索会社もAI会社も、仕組みを随時変えます。今後も、計測が一時的に乱れる可能性はあります。毎回あわてずに済む、簡単な備えをご紹介します。

三つの目で見る

目 内容 役割
第一の目 サーチコンソール Google公式の実績
第二の目 アクセス解析 サイト内の訪問の動き
第三の目 問い合わせ・受付の記録 商売としての成果

三つのうち一つだけが大きく動いたときは、その一つの計測を疑います。三つとも同じ方向に動いたときは、実際に何かが起きている可能性が高いと言えるでしょう。

レポートの形を決めておく

  • 月次レポートの先頭に「問い合わせ件数」を置いてもらう。
  • 順位表は「参考」として後ろに回す。
  • 外部の出来事(今回のような計測の乱れ)があった期間は、注記を入れてもらう。
  • 前年同月との比較を、必ず1行入れてもらう。

この形を最初に決めておくと、次に似たことが起きたときも、社長が数字に振り回されにくくなります。

セクションのまとめ

三つの目(サーチコンソール・アクセス解析・問い合わせ記録)で見る習慣をつけ、レポートの形を先に決めておくと、今後の乱れにも落ち着いて対応できます。

よくある質問(FAQ)

Q. 順位チェックツールの数字が不正確になったのは本当ですか。

A. 2026年10月14日付のSearch Engine Journalの記事によると、Nozzleという会社が、9月20日以降に順位計測ツールへ不自然な検索結果が返されていると報告しています。ただし、Googleのコメントは報じられておらず、公式に確認された内容ではありません。

Q. 自社の順位レポートが影響を受けたかどうかは、どう確かめればよいですか。

A. 業者に、9月20日以降の計測への影響を質問してください。あわせて、サーチコンソールの表示回数・クリック数が同じ動きをしているか確認すると、実態に近い判断ができます。

Q. ChatGPTからの訪問が減ったように見えます。対策を止めるべきですか。

A. 止める必要はありません。Search Engine Roundtableの報道によると、10月8日ごろから15日にかけて、ChatGPT経由の訪問がダイレクトに計上される不具合が報告されました。この期間の数字には注記を付けて、傾向を見てください。

Q. 順位チェックツールは解約したほうがよいですか。

A. 現時点で急いで解約する必要はないと考えられます。ただし、順位は参考値として扱い、判断の中心はサーチコンソールと問い合わせ件数に置くことをおすすめします。

Q. サーチコンソールは、自社で見られますか。

A. はい、見られます。Googleが提供する無料のツールで、業者に頼まなくても、閲覧権限をもらえば社内でも確認できます。使い方は、当サイトのサーチコンソールの記事で解説しています。

まとめ|社長が今月やることは3つだけ

  1. 業者に、9月20日以降と10月8日ごろ〜15日の数字に影響がないかを質問する。
  2. サーチコンソールの表示回数・クリック数を、前年同月と並べて見る。
  3. 問い合わせ・電話の件数を、先月・前年同月と比べる。

順位やAI経由の訪問数は、見ること自体は有益ですが、今回のように道具が揺れることがあります。判断の軸を「公式の数字」と「問い合わせ件数」に置けば、道具の乱れに振り回されにくくなります。

数字の読み方に迷われたときは、電話やフォームで、お気軽にご相談ください。月次レポートを一緒に見ながら、何を確認すればよいかを整理いたします。

相談の入口

業者の月次レポートの読み方、サーチコンソールの確認方法、追加費用の判断など、気になる点をお聞かせください。お電話やフォームでの無料相談を受け付けています。ホームページの現状を知りたい場合は、無料診断もご利用いただけます。

無料相談

無料診断はこちら:https://webcan.jp/diagnosis/

この記事の執筆者

webcan.jp編集部 主筆 K.Takenouchi。Webディレクター・SEOコンサルタントとして10年以上の現場経験を持ち、大手金融系メディアや医療系コーポレートサイトのコンテンツマーケティング支援、ECサイトの企画運営・KPI設計、月商数百万円から月商1億円規模への成長支援などに携わってきました。

出典:Search Engine Journal(2026年10月14日)/Search Engine Roundtable(ChatGPTのUTM不具合)/Search Engine Roundtable(順位変動の話題・10月16日)。いずれも報告・報道に基づく内容で、各社の公式発表ではありません。

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