TOP/コラム/SEO対策

検索対策の業者に頼んでも順位が上がらないとき|社長が確認する順番

webcan read --article

SEO対策公開日

検索対策の業者に頼んでも順位が上がらないとき|社長が確認する順番

検索対策の報告書を見比べて、順位が上がらない原因を確認する経営者のイメージ

この記事の要点

検索対策の業者に頼んで数か月たっても順位が動かないときは、業者を責める前に「期間・作業内容・狙う語・サイトの土台」の順に確認します。この順番で見ると、待つ・頼み方を直す・見直すのどれが合うかが分かります。業者に聞く質問表と、担当者に渡す確認リストもまとめました。

「検索対策の業者に毎月お金を払っているのに、順位が上がらない」。このようなとき、社長にとっては、何が悪いのかが見えにくく、報告書を読んでも判断がつかないところが一番の悩みどころです。

最初に、会社名で検索して、検索結果に自社のホームページが載っているかだけ確認してください。載っていない場合は、順位の前にサイトの土台(④)を先に確かめます。

この記事では、業者を変える話の前に、まず契約中の今の状態を切り分ける順番をご紹介します。専門用語は最小限にして、社長が自分で確認できること、業者に聞くこと、担当者に渡すことを分けて整理しました。

なお、順位が下がったあとの回復期間は検索順位が下がったときの回復期間の目安、効果が出るまでの期間そのものは検索対策の効果が出るまでの期間で詳しくまとめています。乗り換えの手順は検索対策の業者を乗り換えるときの注意点で確認できます。この記事では、それらの手前にある「今、何が起きているのか」の切り分けに絞ってお伝えします。

順位が動かない理由は、大きく4つに分けられます

順位が動かないとき、原因は一つとは限りません。ただ、中小企業の社長が確認しやすい順に並べると、4つの切り口に整理できます。まず全体の地図を持っておくと、報告書の読み方も変わってきます。

確認する順番は ① から ④1まず見る期間作業開始から何か月か2次に見る作業内容月に何をしたか、報告書で確認3その次狙う語お客様が打つ語か、数字で確認4最後にサイトの土台表示・更新・計測など業者の外上から順に見ると判断がしやすくなります

4つの切り口を一言で言うと

切り口 見ること 社長が持つ問い
① 期間 作業開始から何か月たったか まだ待つ段階ではないか
② 作業内容 毎月、実際に何をしてもらっているか お金に見合う作業が行われているか
③ 狙う語 どの検索語で上位を目指しているか お客様が本当に打つ語か
④ サイトの土台 表示・更新・計測など業者の外の要因 社内側で止まっている部分はないか

この4つは、上から順に確認します。理由は、上の項目ほど社長が自分で確認しやすく、判断の結果が「待つ」「頼み方を直す」とはっきり分かれるためです。下の項目に進むほど専門的になりますが、確認の仕方は後の章で、担当者に渡せる形にしています。

順位の数字だけで業者の良し悪しを決めない

順位は、調べた日、場所、使った端末、検索した人の履歴などで、見え方が変わることがあります。そのため、1回の順位だけを見て「上がった」「下がった」と判断すると、実態とずれることがあります。

社長にお勧めしたいのは、順位を「結果の一つ」として扱い、作業と、お客様の反応(問い合わせ)も並べて見る方法です。順位表の読み方は検索順位レポートの見方でも整理しています。

ポイント

順位が動かない=業者が悪い、とは限りません。順位が動かない=社内側に問題がある、とも限りません。4つの順番で切り分けてから判断します。

セクションのまとめ:動かない理由は「期間・作業・狙う語・土台」の4つに分けられ、上から順に確認すると判断がしやすくなります。

切り分け①:まず「期間」がまだ待つ段階かを確かめます

最初に見るのは、契約してから何か月たったかです。検索対策は、作業をしてすぐ結果が出る種類の施策ではないため、期間の見方を間違えると判断を誤りやすくなります。

期間の目安は、専用の記事で確かめます

何か月から効果が見え始めるかは、競争の強さやサイトの元の状態で変わります。月ごとの目安と、見方の注意は検索対策の効果が出るまでの期間にまとめています。この記事では、その目安に当てはめる前に、待つための条件がそろっているかを確かめます。

「待つ」と決めるための3つの条件

期間が短いからといって、何もせずに待つのは良い判断とは言えません。待つなら、次の3つがそろっていることを確認します。

  • 毎月、作業の報告がある(何を直したかが分かる)
  • 狙う語の一覧があり、お客様の検索に近い
  • 次の月の作業予定が示されている

この3つがそろっていて、期間も上の記事の目安の範囲内なら、もう少し待つ判断は筋が通ります。1つでも欠けていれば、期間に関係なく、次の章の「作業内容」の確認に進みます。

期間を数えるときの注意

契約日ではなく、「実際に作業が始まった日」から数えるのが実務的です。契約したあと、資料集めや初期設定に時間がかかる業者もあります。この場合、契約日から数えた期間より、実質の作業期間は短くなります。契約書の開始日と、最初の作業報告の日付を見比べると、実質の期間が分かります。

注意

「もう少し待ってください」とだけ言われた場合は、待つ理由と、その間に何をするかを文章で出してもらいます。理由のない引き延ばしは、判断を先送りするだけになります。

セクションのまとめ:期間は「作業の報告・語の一覧・次月の予定」の3つがそろっているときだけ、待つ理由になります。

切り分け②:毎月の「作業内容」が見える形になっているか

期間の次に見るのは、毎月何をしてもらっているかです。まず確かめたいのは、作業が行われているか、行われた作業が見えるかです。

検索対策の主な作業と、見える成果物

作業には、ふつう「見える成果物」があります。分析などは結果のメモや報告で確かめます。報告書に成果物も結果も出てこない作業は、本当に行われたのか確認が必要です。

作業の種類 見える成果物の例 社長が確認すること
既存ページの修正 直したページの名前、直す前と後の文章 どのページを、なぜ直したか
新規ページ・記事の追加 追加したページのURLと見出し 狙う語に合っているか、読んで分かるか
内部の整理 ページ同士のつなぎ方、見出しや説明文の修正 お客様が迷わず進める形になっているか
表示速度の改善 表示の確認結果、直した箇所 直した箇所が報告されているか(スマホの見え方は④で確認)
計測・報告 順位表、アクセスの数字、問い合わせの数 数字の説明が日本語で分かるか

作業報告で「危ない形」を見分ける

次のような報告書は、作業内容が確認できないため、質問が必要です。

  • 「SEO内部対策を実施しました」とだけ書かれ、どのページかが書かれていない
  • 順位の表だけで、作業の記録がない
  • 毎月ほぼ同じ文面で、日付と数字だけが変わっている
  • 専門用語が多く、社長が読んでも何をしたか分からない

これらに当てはまっても、すぐ悪意があると決めつけるのは適切ではありません。報告書の書式が簡略なだけの場合もあります。まずは「直したページの名前と、直す前後の違いを見せてください」と依頼して、反応を見ます。

作業量の目安をどう考えるか

費用と作業量は、業者によって大きく違います。たとえばSEO対策代行(検索対策の外注)の記事の費用比較表では、助言や伴走が中心の月額契約として、月5万5,000円〜(税込)、月10万円〜(税表記なし)、月30万円〜(税別)の例が紹介されています。これは各社の料金例で、相場ではありません。料金に含まれる作業と、実際に行われる作業が別のこともあります(2026年10月19日確認)。

ここで大切なのは、金額の大小よりも、契約書にある月の作業項目と、報告書にある実際の作業が一致しているかです。助言が中心の契約なら、ページを直す作業は自社側に残ることもあります。「誰が手を動かすのか」を、契約書で確かめてください。

ポイント

作業の質は、社長が専門知識で判断する必要はありません。「何を、どのページに、なぜ」が説明できているかを見るだけで、大きな差が分かります。

社内の側で止まっている作業はないか

業者が作業を提案しても、社内の確認待ちで止まっていることがあります。たとえば、写真の提供、料金表の確認、事例の掲載許可などです。業者に「社内の返事待ちで止まっている件はありますか」と聞くと、止まっている原因が自社側にあるかどうかが分かります。

セクションのまとめ:作業内容は「何を・どのページに・なぜ」が見える形で報告されているかで判断し、社内側で止まっている件も確かめます。

切り分け③:狙っている「検索語」がお客様の言葉と合っているか

作業が行われていても、狙う語が合っていなければ、成果にはつながりにくくなります。語の選び方は、社長の事業の知識がもっとも活きる部分です。

語を絞ると、狙う相手がはっきりします広い語リフォーム競争が強く、数か月では動きにくい↓ 地域名と施工内容を足す地域名+施工内容○○市 外壁塗装依頼先を探す人に届きやすい↓ 困りごとの言葉にする困りごとの語外壁 塗り替え 時期検討の早い段階の人に届きやすい上位にどんな会社がいるかは検索画面で確認

検索画面で見ること、Search Consoleで見ること

社長ご自身が検索画面で見るのは、「どんな会社が上にいるか」までです。順位は調べた日や場所で変わるため、自分で打った結果で「動いた・動かない」は決めません。動いたかどうかは、Search Console(Google の無料の計測ツール)の、語ごとの表示回数(検索結果に自社が出た回数)と平均順位(その語で出た順位の平均)で見ます。自社の担当者か業者に画面を見せてもらってください。

  • 検索画面:狙っている語を打ち、上位に出ているのがどんな会社か(大手か、同じ地域の会社か)を見る
  • 検索画面:お客様が困ったときに打ちそうな言葉を3つ考え、上位の顔ぶれを見る
  • 検索画面:入力中に出る候補に、お客様の悩みに近い言葉があるかを見る
  • Search Console:狙う語ごとの表示回数と平均順位が、契約前と比べて増えたか・上がったかを見る

上位が全国規模の大手ばかりの語は、中小企業が数か月で入り込むのが難しい傾向があります(一般的な傾向であり、必ずではありません)。このような語を主に狙っている場合は、語の見直しを相談する価値があります。

語の種類と、動きやすさの違い

語の種類 例 動きやすさの目安 届きやすいお客様
広い語(業種名・施工名) 「リフォーム」「工務店」など 動きにくい(競合が多い) 幅広いお客様(依頼先を探す人とは限らない)
地域名+施工内容 「○○市 外壁塗装」など 中程度 依頼先を探す人に届きやすい(一般的な傾向)
困りごと・疑問の語 「外壁 塗り替え 時期」など 動きやすい場合が多い 検討の早い段階のお客様に届きやすい(問い合わせまで時間がかかる場合もある)
社名・サービス名 自社名で検索 もともと出やすい すでに知っている方が多い

社名で検索したときに出るのは、検索対策の成果というより、もともと出やすい性質のものです(筆者の見立て)。報告書の「上位表示の語」が社名ばかりの場合は、実質の成果を見るため、社名以外の語の順位を別に出してもらいます。社名で出てこないという別の悩みは会社名で検索してもホームページが出てこない原因で整理しています。

語を変えるときの伝え方

語の見直しは、業者の面子をつぶさないように伝えると、話が進みやすくなります。たとえば次のような言い方です。

  • 「お客様から実際によく聞かれる言葉を一覧にしました。この語も加えて検討してもらえますか」
  • 「今の語で上位に入るには、どのくらいの期間と作業が必要と見ていますか」
  • 「優先する語を3つに絞るなら、どれを選びますか。その理由も教えてください」

業者が語の選定理由を説明できない場合は、語がきちんと検討されていない可能性があります。説明が返ってくれば、納得して続ける、あるいは語を入れ替える、どちらの判断もしやすくなります。

注意

順位の見えやすい語(社名など)ばかりで報告されている場合は、成果が出ているように見える点に注意してください。問い合わせにつながる語の順位を、別枠で見せてもらうのが安全です。

セクションのまとめ:上位の顔ぶれは社長が検索画面で、動いたかどうかは Search Console で確かめます。お客様の言葉に近い語を数個選び、業者と優先順位を相談します。

切り分け④:業者の外にある「サイトの土台」を確かめます

最後に、業者の作業とは別の、サイトそのものの前提を確かめます。ここに問題があると、どの業者でも成果が出にくくなります。専門的に聞こえますが、社長が担当者に確認を頼める程度の内容です。

土台の4つの確認

確認項目 なぜ大切か 確認する人
検索結果に自社ページが載っているか 載っていなければ、順位以前の問題 社長または担当者(自社名や自社の一部の文章で検索)
スマホで読みやすいか 多くの業種で、お客様はスマホで見る 社長または担当者が見え方を確認し、直す作業が契約に含まれるかは契約書で確認
問い合わせ先が分かりやすいか 順位が上がっても、問い合わせにつながらない 社長または担当者
アクセスや問い合わせを数えているか 効果を判断する材料になる 社長または担当者(業者に確認)

「順位は上がったが問い合わせが増えない」場合

この場合は、検索対策の問題というより、ページ側の作りの問題である可能性があります。電話番号の位置、料金の見せ方、事例の有無などが影響します。逆に、順位が動かなくても問い合わせが増えている場合は、順位表に出ない語から来ている可能性があります。

土台の確認で問題が見つかった場合、業者の責任範囲か、自社で直す部分かを分けて話し合います。契約に「サイトの修正は含まない」と書かれている場合もあるため、契約書の範囲を確認してください。契約の範囲や縛りは検索対策の契約の縛りと解約条件に詳しくあります。

更新が止まっていないか

サイトの情報が古いままだと、検索結果での評価が伸びにくくなる場合があります。営業時間、料金、事例の日付などが数年前のままになっていないか、担当者に確認してもらいます。更新できる人が社内にいないときは、更新の依頼先も決めておきます。

セクションのまとめ:土台の確認は、検索に載っているか・スマホで読めるか・問い合わせ先が分かるか・数字を数えているか、の4つと、情報の更新を確かめます。

業者に聞く質問表と、担当者に渡す確認リスト

切り分けの結果を、業者との会話に移すための道具を用意しました。質問は、責める調子ではなく、状況を共有するための聞き方にします。

業者への質問表(そのまま使えます)

質問 聞く目的 良い答えの例
Search Console の語ごとの数字(表示回数・平均順位)を見せてください 動きの実態把握 語ごとの数字が、契約前との比較つきで出てくる
今月の作業を、ページ名つきで教えてください 作業が実際に行われたかの確認 「○○ページの見出しを直した」など具体的
狙っている語の一覧と、選んだ理由を見せてください 語の検討の確認 理由が語ごとに説明される
現時点で動きが出ている語と、出ていない語はどれですか 成果の実態把握 良い点も悪い点も出てくる
動いていない原因を、業者側・自社側に分けるとどうなりますか 責任範囲の整理 両方の可能性を挙げる
次の見直しの時期までに、何をどの順番でやる計画ですか 今後の見通し 月ごとに作業が分かれている
見直しの時期に動きがなかった場合は、どうしますか 見直し基準の共有 見直しの方法を一緒に決められる
問い合わせの数は、どのように数えていますか 結果の数字の把握 電話・フォームの両方を数えている

初めて業者と会うときの質問は、検索対策の業者と初めて会うときの質問リストにもあります。契約中の見直し用には、上の表の使い方が向いています。

担当者に渡す確認リスト

社長ご自身が毎月細かく見る必要はありません。次のリストを担当者に渡し、月1回、30分ほどで確認してもらう形が現実的です。

  • 契約書:月にやる作業項目と期間が書いてあるか
  • 今月の作業報告:やったことが画面や文章で確認できるか
  • 狙っている語の一覧:お客様が打つ語が入っているか
  • Search Console:語ごとの表示回数と平均順位を前月と比べる
  • 問い合わせの数と経路:順位ではなく結果の数字も見る

質問を出すタイミングと、返答の見方

質問は、月次の報告を受け取った直後に出すと、返答が早くなります。返答が来るまでの日数も、判断材料の一つです。1週間たっても具体的な返答がない、あるいは「問題ありません」の一言で終わる場合は、次の段階(見直しの相談)を考えます。

返答の中で、「分かりません」と正直に言う業者は、必ずしも悪い業者ではありません。むしろ、できないことを断言しない姿勢は、信頼の材料になります。

セクションのまとめ:質問表は責めるためではなく状況を共有するために使い、確認リストは担当者に渡して月1回、30分で回します。

架空の事例:半年動かなかった工務店が、語と作業を見直した場合

ここでは、実在しない会社を想定した架空の事例で、切り分けの流れを見てみます。数字は説明用の仮のものです。

状況

従業員30名の架空の工務店(以下、A社)。検索対策の業者と契約して半年ほどたちましたが、社長が検索画面を見ると、「リフォーム」の語では大手が上位を占めています。Search Console の数字を見ると、表示回数も平均順位も、契約前からほとんど変わっていません。

切り分けの結果

切り口 確認した内容 判断
① 期間 実質の作業開始は契約から1か月後で、作業期間は5か月ほど 期間の目安は専用の記事に当てはめ、②〜④も合わせて確認
② 作業内容 報告書は順位表のみ。作業の記録なし 質問が必要
③ 狙う語 「リフォーム」だけを狙っていた。大手が上位を占める 語の見直しが必要
④ 土台 スマホで電話番号が見つけにくい 自社側で直す

その後の動き

A社の社長は、質問表を使って業者に作業内容の記録と、Search Console の語ごとの数字を依頼しました。業者は「地域名+施工内容」の語を追加する提案を出し、並行してA社側でスマホの電話ボタンを直しました。

数か月後、Search Console の語ごとの数字で、地域名を含む語の表示回数と平均順位に動きが見え始め、問い合わせが少し増えたという流れを想定しています。「リフォーム」単体の語は、変わらず上位に入っていません。この事例で示したいのは、順位が全体で上がったかどうかより、依頼先を探す人に届きやすい語(一般的な傾向です)が動いたかを、語ごとに見る点です。

もしこのとき、業者が質問に答えず、語の変更にも応じなかった場合は、乗り換えの注意点を読んだうえで、比較を始める段階になります。その場合でも、今回の切り分けの記録が、次の業者に渡す資料として役立ちます。

セクションのまとめ:事例のように、語と作業と土台を分けて見直すと、「全部だめ」ではなく、直せる部分が見えてきます。

切り分けの結果から、待つ・頼み方を直す・見直すを選ぶ

4つの確認が終わったら、結果を一枚の表に当てはめます。社長が決めるのは「今、何をするか」の一点です。

確認の結果 合う判断 次の行動
期間が目安の範囲内で、作業報告・語の一覧・予定がそろっている 待つ(確認日を決めて見直し) 次回の確認日をカレンダーに入れる
作業が見えない(期間に関係なく) 頼み方を直す 質問表で作業の記録を依頼し、1〜2か月見る
作業はあるが、狙う語がお客様とずれている 語を見直す 優先する語を3つに絞り直す相談をする
業者の外に原因がある(スマホの見え方、問い合わせまでの流れ、更新など) 自社側で直す 切り分け④の確認項目を担当者に渡し、直す範囲を決める
期間の目安を過ぎ、作業・語・土台に問題が見つからないのに動かない 見直しを相談する 質問表の「動いていない原因を、業者側・自社側に分けるとどうなりますか」「見直しの時期に動きがなかった場合は、どうしますか」を聞き、期限を決める。期限までに改善案が出なければ比較を始める
質問に答えない、説明が具体的でない状態が続く 乗り換えの比較を始める 比較資料を集める。解約条件も確認する

見直しの期限を決めておく

判断のとき、期限を決めておくと、ずるずると続けることを防げます。たとえば「質問表を出して、2か月後の報告を確認する」といった決め方です。期限のあとは、同じ表に戻って再度当てはめます。

順位が下がった場合の見方は、また別の整理が必要です。急に下がったときは、検索順位が下がったときの回復期間の目安を参照してください。動かないのと、下がったのとでは、確認する順番が違います。

乗り換えを考える前に確認したいこと

乗り換えには、引き継ぎの手間と、一時的な順位の変動というリスクがあります。今の業者に改善を求める余地があるか、先に確かめてから比較に進むほうが、結果的に費用も手間も抑えやすくなります。乗り換えの具体的な手順は、こちらの記事で詳しく説明しています。

セクションのまとめ:結果を表に当てはめ、期限を決めて見直すと、「待つ・直す・見直す」の判断がぶれません。

順位が動かないときにやってはいけない5つのこと

焦ると、かえって状況を悪くする行動を取りがちです。次の5つは避けてください。

やってはいけないこと 避ける理由
理由を聞かずに、すぐ解約を伝える 解約条件や引き継ぎで損をする場合がある
順位の数字だけで業者を責める 社内側の原因を見逃し、次の業者でも同じことが起きる
複数の業者に同時に別の指示を出す 何が効いたか分からなくなる
「必ず1位」と言う別の業者にすぐ乗り換える この表の下に引用した Google の公式案内のとおり、順位を保証する業者には注意が必要です。契約書に期間・作業項目・成果の定義があるかを見ます
ホームページを何の相談もなく作り直す これまでの評価が引き継がれず、かえって下がる場合がある

「Google で一番上に掲載されることは誰にも保証できません。」

出典:Google 検索セントラル「SEO 業者の利用を検討する」(https://developers.google.com/search/docs/fundamentals/do-i-need-seo?hl=ja)

特に3つ目の「同時に別の指示を出す」は、気づきにくい失敗です。業者への依頼は窓口を一本にして、変更の履歴を残してください。勧誘への備えは「必ず1位にします」という営業電話の見分け方も参考になります。

セクションのまとめ:解約を急ぐ、数字だけで責める、指示を分散させる、の3つが特に避けたい行動です。

AIを使って、報告書の読み込みと質問づくりを手伝わせる

報告書を読むのが負担なときは、AIを下書き役に使う方法があります。ただし、判断は人が行い、AIに任せきりにはしません。

AIに任せてよいこと、人が決めること

AIに任せてよいこと 人が決めること
報告書の内容を要約させる 要約が正しいかの確認
作業の記録がない箇所を洗い出させる 業者へ聞くかどうかの判断
質問文の下書きを作らせる 送る相手と言い方の最終決定
お客様が打ちそうな検索語の候補を出させる 候補から事業に合う語を選ぶこと

報告書や契約書をAIに読ませるときは、社名や顧客情報など、外に出したくない情報を伏せてから使うのが安全です。AIの出す語の候補は、実際の検索数を裏づけたものではないため、あくまで考える材料として扱います。

セクションのまとめ:AIは要約と質問の下書きに使い、業者へ聞くかどうかと語の選定は人が決めます。

よくある質問

順位が上がらない相談で、よく出る質問をまとめました。

Q. 契約して数か月たちましたが、順位がまったく動きません。業者を変えるべきですか。

期間だけで乗り換えを決める必要はありません。期間の目安(検索対策の効果が出るまでの期間の記事に整理しています)の範囲内で、作業が毎月行われていて、狙う語がお客様の検索に合っていれば、もう少し待つ判断も十分にあり得ます。一方、作業の報告がない、狙う語が決まっていないといった場合は、期間に関係なく頼み方の見直しが必要です。この記事の4つの順番で確認してください。

Q. 順位が上がらないのは、業者の腕が悪いからでしょうか。

業者だけが原因とは限りません。狙う語が強い競合ばかりで数か月では動きにくい場合や、サイトの更新が止まっている場合、問い合わせまでの流れが弱い場合など、社内側の事情が重なっていることもあります。腕の良し悪しを断定する前に、期間・作業・狙う語・土台の順で切り分けると、原因が見えやすくなります。

Q. 業者に何を聞けば、きちんと作業しているか分かりますか。

月ごとの作業内容、直したページの名前、狙う語の一覧、次の月の予定の4つを聞くのが基本です。質問表は本文の表にまとめています。答えが具体的で、画面や文章で見せてもらえるかどうかが判断の目安になります。

Q. 「必ず上がります」と言われた業者に、今から確認することはありますか。

契約書に期間・作業項目・成果の定義が書かれているかを確認してください。Google 検索セントラルの「SEO 業者の利用を検討する」には、「Google で一番上に掲載されることは誰にも保証できません」とあります(出典:https://developers.google.com/search/docs/fundamentals/do-i-need-seo?hl=ja )。そのため、確実に上がると約束する業者には注意が必要です。契約内容は、解約条件の記事も参考にしてください。

Q. 狙う語を変えてもらうのは失礼になりませんか。

失礼ではありません。語の選び方は社長の事業の判断にかかわる部分です。お客様が実際に打つ言葉に近づけたいと伝え、理由を添えて相談する形にすると、業者も受け入れやすくなります。変更後は、数か月の見直し期間を置いて結果を見ます。

Q. 順位は動いていないのに、問い合わせは少し増えました。どう見ればよいですか。

順位は調べた語や日時、地域で見え方が変わります。問い合わせが増えているなら、順位表に出ていない語から来ている可能性もあります。Search Console の語ごとの表示回数と平均順位に加えて、問い合わせの数と、どのページから来たかも合わせて見るのが実務的です。

セクションのまとめ:よくある疑問は、期間・作業・語・土台の4つの切り口のどれかに戻って考えると整理できます。

あわせて読みたい関連記事

次の記事は、この記事の切り分けのあとに読むと判断が進みます。

相談の入口

契約中の業者の報告書や契約書を前に、「待つ・頼み方を直す・見直す」のどれが合うかを一緒に整理できます。業者を変えるかどうかを決める前の段階でも大丈夫です。まずはお気軽にご相談ください。

無料相談

先に自社サイトの状態だけ知りたい場合は、無料診断もご利用いただけます。

この記事を書いた人

webcan.jp編集部 主筆 K.Takenouchi。Webディレクター・SEOコンサルタントとして10年以上の現場経験を持ち、大手金融系メディアや医療系コーポレートサイトのコンテンツマーケティング支援、ECサイトの企画運営・KPI設計、月商数百万円から月商1億円規模への成長支援などに携わってきました。

← コラム一覧へ戻る無料相談で相談する →

FROM READING, TO RESULTS.

読むだけでなく、
成果に変えませんか。

御社の状況に合わせた具体的な道筋は、無料相談で。サイトの運用をAIで回す仕組みづくりをご提案します。

無料相談はこちら 完全オンライン・全国対応/売り込みの電話はありません