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Web外注の社内窓口の仕事|外注先とのやり取りを止めない段取りと社長の決めごと

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Web外注の社内窓口の仕事|外注先とのやり取りを止めない段取りと社長の決めごと

社長と事務担当者が依頼メモとカレンダーを見ながら外注先とのやり取りを確認しているイラスト

この記事の要点

Web外注の社内窓口の仕事は、「依頼を文字で出す」「返信と確認の期限を決める」「正式な指示を窓口に一本化する」「月次報告を受ける」の4つです。窓口の手間は、通常月でおおよそ月3〜9時間(週40分〜2時間)が目安です(編集部の想定値)。社長の決めごとは、任せる範囲と、窓口を通さない指示の扱いです。

ホームページの制作や更新、検索対策(Googleなどで見つけてもらうための対策)を外注すると、社内には「外注先とのやり取りを受ける人」が必要になります。この人を、本記事では窓口と呼びます。窓口がいても、依頼の出し方や返信の期限が決まっていなければ、外注先は動けず、社内には「あの件はどうなったのか」という空気が残ります。

本記事は、窓口を「誰にするか」ではなく、窓口の「仕事をどう回すか」に絞って説明します。依頼の出し方、返信と確認の期限、指示の一本化、外注先が複数あるときの交通整理、月次報告の受け方、社長が窓口を通さずに指示してしまったときの扱いを順に扱います。窓口に誰を選ぶかについては、ホームページを社内の誰に任せるかで詳しく整理していますので、人選びで迷う方はそちらをご覧ください。本記事では短い目安のみを紹介します。

数字は、更新が月に数回ある小規模なホームページを想定した目安であり、公的な統計ではありません。細かい操作の話は出てきません。社長が決めること、担当者に渡すチェックリストを分けて書いていますので、気になる章から読んでいただいても構いません。

外注しても社内に残る仕事は4つあります

外注は「作業」を渡すもので、「会社としての判断」まで渡すものではありません。まず、外注をしても社内に残る仕事を整理しておきましょう。

外注すると、仕事は2つに分かれます外注先が進める仕事画面の制作・修正原稿の下書き・手直し数字の集計・資料づくり検索の状況の確認社内に残る仕事1. 頼む・決める2. 内容を確認する3. 写真と情報を出す4. 月1回の報告を聞くと

社内に残る仕事 具体的な中身 放っておくと起きること
1. 頼む・決める 何を、いつまでに、いくらまでで頼むかを決めて伝える 外注先が優先順位を知らないまま進め、後から作り直しになる
2. 内容を確認する 原稿や画面の会社の情報(住所・価格・営業時間・実績)が正しいかを見る 誤った情報が公開され、問い合わせや信用に響く
3. 写真と情報を出す 施設・商品・スタッフ・施工例の写真と、最新の価格・休業日を渡す どこにでもある素材写真ばかりで、他社との違いが伝わらない
4. 月1回の報告を聞く 月次報告を聞き、数字の意味と次の一手を確認する 何をしてもらっているか分からないまま、費用だけが出ていく

「窓口」と「決める人」は別の役割です

窓口は、外注先との連絡と段取りを受け持つ人です。予算や方針を最終的に決めるのは社長です。二つを同じ人に背負わせると、窓口は「自分の一存では決められない」場面で止まり、社長は細かい連絡まで追うことになります。窓口は「連絡と段取り」、社長は「方針と決裁」と分けると、役割がすっきりします。

ポイント

窓口に求めるのは、Webの知識ではありません。「外注先からの質問に翌営業日までに答えられること」と「社長に判断を仰ぐタイミングが分かること」の2点です。

外注を丸投げにして失敗する会社の共通点は、Webの外注を丸投げして失敗する会社の共通点で扱っています。窓口を置いて仕事を回す仕組みをつくることは、丸投げを防ぐ最初の一歩です。

セクションのまとめ:外注しても、頼む・確認する・写真と情報を出す・月1回の報告を聞く、の4つは社内に残ります。窓口は連絡と段取り、社長は方針と決裁、と役割を分けます。

窓口の仕事にかかる時間を、同じ数字で整理します

窓口の仕事を細かく分け、1回あたりの時間と月の合計を目安として示します。この章の数字は、表・図・チェックリストで同じものを使っています。

窓口の仕事は、こんなリズムで回ります週に数回外注先の質問に答える1回5〜10分月2〜4回原稿・修正を確認する1回20〜40分月1回写真と情報を集める報告を聞く合計1〜3時間3か月に1回窓口の体制を見直す30分ほど時間はいずれも想定値です。会社の状況で増減します

窓口の仕事 頻度(月あたり) 1回あたり 月の合計
外注先からの質問に答える 8〜12回 5〜10分 40〜120分
原稿や修正結果の確認 2〜4回 20〜40分 40〜160分
写真・最新情報を集めて渡す 1〜2回 30〜60分 30〜120分
月次報告を聞く 1回 30〜60分 30〜60分
社長への取り次ぎ・決裁の依頼 3〜6回 10分 30〜60分
合計 170〜520分(約3〜9時間)

月の合計を1週間あたりに直すと、おおよそ40分〜2時間です。写真集めと月次報告を合わせた月1回の仕事が1〜3時間、原稿や修正の確認が月に2〜4回、質問への返答が週に数回、という内訳になります。最初の1〜2か月は、外注先との初期のすり合わせがあるため、週2〜3時間ほどかかる想定です。

これらは編集部の想定値です。自社の実績は、ホームページを社内の誰に任せるかで紹介している方法で1か月測り、置き換えてください。測った実績のほうが、他社の目安よりも確かです。

時間が増える会社、減る会社

目安より時間が増えやすいのは、更新が多い会社、ページ数が多い会社、外注先が複数ある会社です。制作会社、記事作成の会社、広告の運用会社に分けて外注している場合は、窓口の連絡先が三つになるため、手間が2〜3倍近くになることも考えられます。反対に、更新の内容がほぼ決まっている会社や、写真と情報を毎月同じ形式で出せる会社は、時間が減りやすくなります。

注意

時間の目安は、窓口の作業時間のみです。外注先に支払う費用や、社長が方針を決める時間、月次報告に同席する時間は含みません。

セクションのまとめ:窓口の手間は、通常月でおおよそ月3〜9時間(週40分〜2時間)、立ち上げ期は週2〜3時間が想定の目安です。自社の実績は1か月測って置き換えてください。

外注先への依頼の出し方:1件1依頼、必ず文字で残します

窓口の仕事で最も差が出るのが、依頼の出し方です。依頼が曖昧だと、外注先は確認の質問を重ねることになり、往復のたびに日数が延びます。ここでは、窓口が依頼を出すときの型を紹介します。

依頼書に入れる5項目

項目 書くこと 例
何を 直したい箇所と、直し方 トップページの営業時間を「9時〜18時」に変更
なぜ 理由(分かる範囲で) 冬季の営業時間が変わるため
いつまでに 希望の期限と、動かせるかどうか 来週金曜まで(難しければ相談したい)
素材 添付する写真や文書 新しい営業時間表のPDF
確認する人 公開前に見る人 窓口が確認し、社長へ回す

この5項目が揃っていれば、外注先は質問なしで作業に入れます。更新依頼の書き方は、ホームページ更新の依頼の書き方にひな形がありますので、窓口の人にそのまま渡して使えます。

1通に複数の依頼を詰め込まない

1通のメールに五つの依頼を詰め込むと、返信で三つだけ完了し、残りが宙に浮くことがあります。依頼は1件ずつ、件名に内容が分かる言葉を入れて出します。たとえば「【営業時間の変更】トップページ」のように書きます。件名を揃えておくと、後から履歴をたどりやすくなります。

電話や口頭で決めたことも、その日のうちに文字にする

打ち合わせや電話で決めたことは、その日のうちに窓口がメールに書いて外注先へ送ります。「本日の打ち合わせの内容を、次のとおり理解しています。違いがあればご連絡ください」と添えるだけで十分です。これが残っていれば、後で「言った、言わない」になるのを防げます。

セクションのまとめ:依頼は、何を・なぜ・いつまでに・素材・確認する人の5項目を揃え、1件ずつ文字で出します。口頭で決めたことも、その日のうちに文字へ起こします。

返信と確認の期限を決めると、やり取りが止まりません

外注が止まる原因の多くは、技術の問題ではなく「確認待ち」です。外注先は、社内の確認が返ってくるまで先へ進めません。返信と確認の期限をあらかじめ決めておくと、止まる場面が目に見えて減ります。

場面 期限の目安 決めておくこと
外注先からの質問・連絡 翌営業日までに一次返信 答えが出せないときは「確認中です。〇日までに返答します」と先に返す
原稿や画面の確認依頼 2〜3営業日以内 窓口の確認後、社長の確認が必要なものは窓口が日程を調整する
見積もりへの回答 5営業日以内 期限を過ぎたときは、窓口が外注先へ状況を伝える
急ぎの依頼 件名に「急ぎ」と書く 何をもって急ぎとするかを、窓口と外注先で共有する

期限の数字は、会社の事情に合わせて調整してください。大切なのは、数字そのものよりも、外注先に伝わっていることです。

期限を過ぎたときの扱いを決める

社内の確認が期限に間に合わなかったとき、外注先が「問題なし」とみなして進めてしまうのは避けたいところです。そのため、「確認が遅れた場合は、公開日を延ばす」というルールを最初に決めておくと安全です。反対に、「確認が遅れても進めてよい」のは、軽微な誤字の修正などに限る、と範囲を決めておきます。

社長が不在のときの代理

社長の確認が必要な案件は、社長の出張や不在で止まりがちです。副窓口を1名決め、社長不在のときは、事前に決めた範囲に限って代わりに承認してよい、と決めておきます。副窓口の役割は、窓口が休んだときの返信が中心です。

セクションのまとめ:返信は翌営業日までに一次返信、確認は2〜3営業日以内を目安に、期限を過ぎたときの扱いと社長不在時の代理を決めておきます。

正式な指示は窓口に一本化し、窓口を通さない社長指示にも備えます

外注先に対する正式な指示は、窓口だけが出すと決めます。これを外注先と社内の両方に伝えておくと、指示の食い違いを防げます。ここでは、一本化の進め方と、社長が窓口を通さずに話してしまったときの扱いを説明します。

正式な指示は、窓口だけが出します社長営業現場窓口依頼を整理して文字で出す外注先A外注先B社内の依頼は窓口に集め、外注先への指示は1本にします

外注先に伝える一文

外注先には、契約や最初の打ち合わせのときに、次のような一文を伝えておきます。「御社へのご依頼・ご確認は、窓口の〇〇が一本化して行います。社内の他の者から別の連絡があった場合も、〇〇を通して確認をお願いします」。メールの署名や、共有のチャットの説明欄に残しておくと、担当者が代わっても伝わります。

社内にも同じ約束を周知する

社内には、「外注先への依頼は窓口に渡す」と伝えます。営業や現場が外注先に直接連絡するのは、写真を渡すなど窓口の同意を得たものに限る、と決めておくと混乱しません。社内の周知は、朝礼や社内の連絡で一度伝えれば足ります。

社長が窓口を通さずに指示してしまったとき

社長は、外注先と会う機会があると、その場で「ここを直してほしい」と言いたくなるものです。悪気はなくても、窓口を通さない指示は、外注先を迷わせます。次のように扱うと、社長の意見を生かしつつ、混乱を防げます。

  1. 外注先は、社長の口頭の指示を受けたら、その場で「窓口を通してご確認します」と返す
  2. 外注先は、聞いた内容を窓口へメールで伝える
  3. 窓口は、社長に内容を確認し、正式な依頼として文字で出し直す
  4. 以前の依頼と食い違う場合は、窓口が社長に「どちらを優先するか」を確認する

ポイント

社長の意見を封じる必要はありません。「意見は窓口に伝える、正式な指示は窓口が出す」という順番を、社長自身が守るだけです。

セクションのまとめ:正式な指示は窓口だけが出す、と社内外に周知します。社長が直接話したときは、窓口が文字で出し直す流れを決めておきます。

外注先が複数あるときの交通整理

制作会社、記事作成の会社、広告の運用会社、サーバーの保守会社と、外注先が増えると、窓口の仕事は一気に複雑になります。担当範囲の境目で、「これはどちらに頼めばよいのか」という問題が起きるためです。

外注先一覧を1枚つくる

外注先 担当範囲 連絡先・担当者 契約の更新日 社内の確認者
A社(制作) 画面の制作・修正 窓口の宛先と担当者名 年月 窓口→社長
B社(記事) 記事の作成・納品 窓口の宛先と担当者名 年月 窓口
C社(広告) 広告の運用・月次報告 窓口の宛先と担当者名 年月 窓口→社長

一覧は窓口が持ち、社長にも写しを渡します。担当者が代わったとき、この一覧が引き継ぎの出発点になります。

境目の仕事は、窓口が先に振り分ける

たとえば、記事の画像の差し替えは、記事作成の会社と制作会社のどちらの仕事でしょうか。契約によって異なるため、依頼の前に窓口が契約書や見積書を見て、担当を決めます。判断に迷うときは、先に両社へ状況を伝えて確認します。こうすると、「そちらの仕事だと思っていた」という押し付け合いを防げます。

外注先同士の連絡は窓口が間に入る

制作会社と広告の会社が、直接やり取りしたほうが早い場面もあります。その場合も、窓口が両社をつなぎ、やり取りの要点を窓口にも共有してもらうようにします。外注先同士の合意が窓口の知らないところで決まると、後から費用や納期の食い違いが出やすいためです。

ID・パスワードの扱い

管理画面のID・パスワードは、会社として管理表を持ち、外注先ごとに必要な権限だけを渡します。パスワードをそのままメールに書いて送ることは避け、渡し方は外注先と相談して決めます。契約が終わった外注先の権限は、早めに外します。

注意

外注先を切り替えるときは、サイトの管理画面やサーバー、ドメインの契約者名が、会社名になっているかを確認してください。担当者個人や、前の外注先の名義のままだと、切り替えのときにトラブルになりやすくなります。

セクションのまとめ:外注先が増えたら、一覧を1枚つくり、境目の仕事は窓口が先に振り分けます。外注先同士のやり取りにも窓口が入り、権限は必要最小限にします。

見積もり・仕様変更・納期遅れ:窓口がどこまで対応するか

外注先とのやり取りで、窓口が判断に迷いやすいのは、お金と日程が絡む場面です。ここでは、見積もりと追加作業の承認、仕様変更の受け方、納期遅れへの対応について、窓口に任せる範囲と社長が決める範囲を表にします。

場面 窓口が対応してよいこと 社長に確認すること
見積もりの受け取り 内容の読み込み、不明点の質問、契約範囲との照合 契約するかどうかの判断、予算を超える場合
追加作業の承認 契約範囲内の軽微な作業の承認 契約範囲外の追加作業、追加費用が発生するもの
仕様変更の受け方 変更内容を文字にして外注先へ伝える。影響(費用・日程)を外注先に確認する 変更により費用や納期が大きく変わる場合
納期遅れへの対応 遅れの理由と新しい日程を確認し、社内へ共有する 公開日が行事や広告と重なる場合の対応
請求書の確認 金額が見積もりと一致しているかの照合 金額が一致しない場合の支払いの判断

金額で線を引くと迷いません

窓口が自分の判断で承認してよい金額に上限を決めておくと、小さな件のたびに社長へ確認する必要がなくなります。たとえば「1回の追加作業が数万円以内なら窓口で承認し、超える場合は社長に相談する」といった決め方です(金額は説明のための例です。実際の線引きは、会社の規模や契約内容に合わせて決めてください)。

仕様変更の受け方:変えるときは、影響を先に聞く

仕様変更の依頼は、外注先に「この変更で費用と日程はどう変わりますか」とセットで聞きます。聞かずに変更を頼むと、後で見積もりが増えて驚くことがあります。変更が小さいうちは影響も小さいため、早めに窓口を通して伝えるのが基本です。

納期遅れへの対応:責めずに、新しい日程を確認する

納期が遅れたときは、まず理由と新しい日程を確認し、公開日に間に合わない影響を社内へ伝えます。遅れの原因が、社内の確認待ちや素材の遅れにある場合もあります。責める前に、自社側の遅れがなかったかも振り返っておくと、次の改善に生きます。

セクションのまとめ:見積もり・追加作業・仕様変更・納期遅れは、窓口が確認と整理を行い、お金や日程が大きく動くものは社長が決めます。金額の線引きと、変更時に影響を先に聞く習慣が役立ちます。

月次報告の受け方:窓口が前日に目を通し、社長が聞く

外注先の月次報告は、社長が聞いても数字の意味が分かりにくいことがあります。窓口が事前に目を通し、社長が聞くべき点を整理しておくと、報告の時間が有効に使えます。報告の見方は、検索順位レポートの見方でも整理しています。

報告の前日までにやること

  • 外注先に、報告の資料を前日までに送ってもらうよう依頼しておく
  • 窓口が資料に目を通し、分からない用語と数字をメモする
  • 前月の宿題(外注先・社内それぞれ)が終わっているかを確認する
  • 社長に、「今月の報告で聞くこと」を3行でまとめて渡す

報告の場で聞く5つの質問

  1. 今月、何を行いましたか(作業の一覧を見せてください)
  2. 前月と比べて、見る数字は何が変わりましたか(増減だけでなく、理由も)
  3. 問い合わせにつながった動きは何ですか(つながっていなければ、その仮説)
  4. 来月、行うことは何ですか(優先順位と、その理由)
  5. 自社側で用意すべきもの、確認すべきことはありますか(窓口の宿題を明確にする)

最後の質問は、窓口にとって特に重要です。次の宿題を報告の場で確認しておけば、翌月の「素材が間に合わない」という事態を防げます。

報告のあとの30分で、宿題を記録する

報告が終わったら、窓口が宿題を一覧にして、社長と外注先に送ります。誰が、何を、いつまでに行うかを書き、次回の報告の冒頭で確認します。この30分の記録が、翌月のやり取りを止めない仕組みになります。

セクションのまとめ:月次報告は、前日に窓口が資料を読み、社長が聞くべき点を3行にまとめておきます。報告後は宿題を記録して、翌月に確認します。

写真と情報を集める仕組みも、窓口の仕事に組み込みます

外注先が上手に文章を書いても、自社の写真や最新の情報がなければ、他社との違いは伝わりません。この素材は外注先が代わりに用意できないため、ここが止まると記事もページも進みません。

集める素材の例

  • 店舗や事務所、現場の外観・内観の写真
  • 商品やサービスの実物、施工や作業の途中の写真
  • スタッフの顔と名前(本人の了承を得たもの)
  • お客様からいただいた声(掲載の許可を得たもの)
  • 最新の価格、営業日、休業日、取扱商品の変更

月1回の「撮る日」を決めておく

写真は、必要になってから集めようとすると手間がかかります。月に1回、「この日は現場の写真を撮る」と決めてしまうのが現実的です。たとえば月初の朝礼のあとの15分で、1回に8〜10枚を撮れば、年に12回で約100枚です(計算は、8〜10枚に12回をかけたもの)。すべてが使えるわけではありませんが、素材が不足する事態は避けやすくなります。

撮影の質は、気にしすぎなくて構いません。明るい時間帯に、ピントが合っていて、画面を横向きに撮っていれば十分です。使えるかどうかは、外注先に見てもらって判断します。

共有フォルダを1つだけ用意する

集めた写真と情報は、会社として管理している共有フォルダに入れておきます。外注先から「写真はありますか」と聞かれたとき、窓口がそのフォルダを共有するだけで済みます。フォルダの中は、「外観」「商品」「スタッフ」「お客様の声」など数個の名前で分けておけば足ります。

個人情報と掲載の許可には気をつける

お客様の顔が写った写真や、お客様の声、スタッフの顔写真は、掲載前に本人の了承を得ます。口頭ではなく、メールやメモで残しておくと安心です。規制のある業種(医療・士業・整骨院など)では、体験談や効果の表現に制限があります。写真や声の使い方は、窓口だけで判断せず、社長か専門家に確認を取る約束にしておいてください。

セクションのまとめ:写真と情報は外注先が代わりに用意できないため、月1回の撮る日と共有フォルダを決めます。1回8〜10枚で年に約100枚が目安で、掲載の許可は文字で残します。

窓口に誰を選ぶか:目安だけ短く紹介します

窓口の人選びは、会社の事情によって答えが変わります。判断の軸や条件は、ホームページを社内の誰に任せるかで詳しく扱っていますので、ここでは本記事のテーマ(外注先とのやり取り)から見た目安だけを紹介します。

  • 総務・事務の担当者:連絡の管理や日程調整に強く、返信の期限を守りやすい
  • 営業の担当者:お客様の声や写真を持っており、内容の確認に強い。繁忙期の返信が課題
  • 社長:判断が速いが、時間が続きにくい。立ち上げ期に限って務め、半年ほどで引き継ぐ形が無理のない進め方

どの場合も、窓口が休んだときの副窓口を決めておくと、やり取りが止まりません。窓口の担当者が辞めたときの手順は、Web担当者が辞めたときに社長がやることに確認リストがあります。

セクションのまとめ:人選びの詳細は別の記事に任せ、本記事では「期限を守れる人」「副窓口を置く」の2点を目安にします。

担当者に渡すチェックリスト:窓口の週次・月次の動き方

この章は、社長が窓口の担当者に渡すためのものです。操作の手順ではなく、「何を、いつ見ればよいか」を並べています。時間は、前の章の表と同じ数字です。

週に数回のチェック(1回5〜10分)

  • 外注先から届いたメール・チャットを確認し、未返信がないか見る
  • 翌営業日までに一次返信を返す。答えが出せないときは「確認中です」と先に返す
  • 社内から外注先への依頼が来ていないか見て、あれば依頼書の5項目に整える

原稿や修正が届いたとき(月2〜4回、1回20〜40分)

  • 会社の情報(住所・電話・営業時間・料金)に誤りがないか見る
  • 社長の確認が必要なものは、日程を調整して渡す
  • 修正がある場合は、修正内容を文字にして外注先へ戻す

月1回のチェック(写真集めと報告で合計1〜3時間)

  • 営業・現場に声をかけ、写真・実績・お客様の声を共有フォルダに集める
  • 価格・営業日・取扱商品などの変更を各部署に聞き、外注先に伝える
  • 月次報告の資料を前日までに受け取り、社長向けに3行でまとめる
  • 契約内容に対して、実際に行われた作業が合っているかを確認する

3か月に1度の見直し(30分ほど)

窓口の体制を、3か月に一度、社長と見直します。確認することは、窓口の負担が重すぎないか、返信が遅れていないか、副窓口は機能しているか、の三つです。必要であれば、窓口を替える判断をしても構いません。

セクションのまとめ:担当者に渡すのは、週に数回の返信確認、原稿確認時のチェック、月1回の素材集めと報告準備です。時間は表と同じ数字で、3か月に一度見直します。

外注先から見た困りごと5つ:窓口がうまく回らないとき

窓口が機能していない会社を、外注先の側から見ると、次のような困りごとが起きています。社長が「やってはいけないこと」として知っておくと、避けやすくなります。

1. 社内の3人から、別々の指示が来る

社長、営業、総務から、それぞれ別の修正指示が届き、どれが正式か分かりません。外注先は確認の連絡を入れますが、返事が揃わず、作業が止まります。避けるには、正式な指示を窓口に一本化します。

2. 確認待ちで止まったまま、連絡がない

原稿を送ったのに、数週間返事がない状態が続きます。外注先は催促しづらく、公開日だけが近づいていきます。避けるには、確認の期限を決め、期限を過ぎたら窓口が状況を伝えます。

3. 口頭で決まったことが記録されていない

打ち合わせで決まったはずの内容が、後から「聞いていない」と言われます。外注先は、やり直しの費用を誰が負担するかで揉めたくありません。避けるには、決まったことをその日のうちに文字にして送ります。

4. 担当者が交代し、これまでの経緯が消える

窓口の担当者が代わった途端、過去のやり取りや約束事が引き継がれていません。外注先が一から説明し直すことになります。避けるには、連絡の履歴を共有のメールやチャットに残し、外注先一覧を引き継ぎます。

5. 追加の依頼が、見積もりなしで増えていく

「ついでにここも」という依頼が口頭で増え、請求の段階で金額の認識が食い違います。避けるには、追加作業は必ず窓口を通し、費用と日程を先に確認します。

注意

「窓口が忙しそうだから」という理由で、社長が外注先に直接指示を出すのは避けてください。窓口を飛ばした指示が一度でもあると、外注先は「どちらが正式か」分からなくなります。

セクションのまとめ:外注先から見た困りごとは、指示の食い違い、確認待ち、記録のない口頭の決定、担当交代での経緯の消失、見積もりなしの追加依頼の5つです。いずれも、窓口の一本化と記録で防げます。

AIを使うなら、外注先とのやり取りの整理に絞ります

窓口の仕事の一部は、AIで軽くできます。ただし、会社の情報の確認と最終判断は人が持ちます。

仕事 AIの使いどころ 人が持つ部分
外注先への連絡文 要件を箇条書きにして、丁寧な文面に整える 送る前に内容と宛先を確認する
月次報告の要約 報告書の要点を数行にまとめ、質問案を出す 数字の意味と次の一手の判断
打ち合わせの記録 メモを読みやすい議事録に整える 決まったこと・宿題の確認

お客様の個人情報や、社外に出せない資料は、AIの入力欄に貼り付けないでください。使ってよい範囲は、社長が先に示しておきます。

セクションのまとめ:AIは連絡文・要約・議事録といった整える仕事に絞って使い、会社の情報の確認と判断は人が持ちます。

架空の例で見る:窓口ならではの場面

窓口の仕事のイメージをつかんでいただくために、架空の会社を3つ紹介します。実在の企業や人物ではなく、よくある状況をまとめた例です。

例1:従業員60名の食品卸売業(架空)。外注先2社の調整

制作会社と広告の運用会社に外注していましたが、広告の飛び先ページの修正を、どちらに頼むかで毎回迷っていました。窓口の事務担当者が外注先一覧をつくり、「ページの中身は制作会社、広告の設定は運用会社」と境目を整理しました。境目の仕事は窓口が先に振り分け、両社には要点を共有してもらう形に変えたところ、押し付け合いはなくなりました。

例2:従業員80名の運送業(架空)。担当交代の引き継ぎ

窓口を務めていた総務の担当者が異動することになりました。引き継ぎでは、外注先一覧、契約の更新日、過去のやり取りの履歴(共有メール)、ID管理表の4点を後任に渡しました。外注先には、後任の名前と連絡先を文字で伝え、移行の2週間は前任者も同じ連絡に入る形にしました。外注先から見ても、経緯が途切れずに済みます。

例3:従業員40名の小売業(架空)。外部に段取りを預ける形

社内に窓口を置ける人がおらず、社長も時間が取れませんでした。そこで、外部の月額ディレクターサービスに、外注先との連絡や進行の段取りを預ける形にしました。この場合、社内に残るのは写真の共有と報告の同席だけ、という形になります。預けられる範囲はサービスの内容によって異なるため、契約前に確認する必要があります(架空の例です)。

3つの例に共通するのは、外注先との窓口を一本にして、記録を残している点です。会社の事情に合わせて、無理のない形を選んでいます。

セクションのまとめ:外注先が複数でも、担当交代があっても、窓口が一覧と記録を持てば、やり取りは止まりません。窓口を置けない会社は、段取りを外部に預ける選択もあります。

社内に窓口を置けないときの選択肢:月額ディレクターという方法

小さな会社では、「窓口を任せられる人がいない」「社長も時間が取れない」ことが珍しくありません。その場合の選択肢の一つが、窓口にあたる段取りを外部に預けることです。

webcanの月額ディレクターサービスは、社内のWeb運用担当の代わりを務める形のサービスです。預けられる範囲は、費用とあわせて費用とご依頼の範囲のページで案内しています。範囲について不明な点は、無料相談で確認できます。

仕事 社内で窓口を置く場合 外部に預ける場合
外注先との連絡・進行の段取り 社内の窓口 預けられる範囲は、上のページと無料相談で確認
写真・最新情報の提供 社内の営業・現場 社内の営業・現場(変わらない)
月次報告を聞く 社長・窓口 社長(変わらない)
方針・予算の決定 社長 社長(変わらない)

預ける場合でも、写真と情報を出す、報告を聞く、方針を決める、という社内の仕事は残ります。社内で窓口を置ける会社は、無理に使う必要はありません。外部に預けるほうがよいのは、次のようなケースです。

  • 窓口を任せられる人がいない、または社長自身も時間が取れない
  • 担当者が辞めたばかりで、引き継ぎが十分にできていない
  • 外注先が複数あり、連絡や進行がばらばらになっている

外注と内製のどちらが向くかは、Webマーケティング内製化 vs 外注で費用と向き不向きを比べています。外注先との分担はWeb制作の外注・依頼ガイドの分担表、担当者の代行そのものはWeb担当者代行とはが参考になります。

セクションのまとめ:社内に窓口を置けない場合は、段取りを外部に預ける方法があります。預けられる範囲は「費用とご依頼の範囲」のページと無料相談で確認でき、素材の提供と方針の決定は社内に残ります。

相談の入口

「外注先とのやり取りが社内でうまく回っていない」「窓口の決め方や進め方を整理したい」といったご相談を承っています。会社の規模や外注の状況をお聞きして、窓口の仕事の回し方を一緒に整理します。

無料相談

先にサイトの状態を知りたい方は、無料診断もご利用いただけます。

よくある質問

窓口の仕事の回し方について、社長からよく聞かれる質問をまとめました。

Q. 外注先への依頼は、電話で伝えてもよいですか。

急ぎの相談は電話でも構いません。ただし、決まった内容は、その日のうちに窓口がメールで文字にして送ってください。「言った、言わない」を防げます。依頼書には、何を・なぜ・いつまでに・素材・確認する人の5項目を入れると、外注先が質問なしで動けます。

Q. 社長が外注先に直接指示してしまったら、どうすればよいですか。

外注先に「窓口を通して確認します」と返してもらい、聞いた内容を窓口へ伝えてもらいます。窓口は社長に内容を確認し、正式な依頼として文字で出し直します。以前の依頼と食い違う場合は、どちらを優先するかを社長に確認します。社長の意見は、窓口を通せば生かせます。

Q. 窓口の仕事には、月にどれくらいの時間がかかりますか。

更新が月に数回ある小規模なホームページを想定した編集部の目安で、通常月は月3〜9時間(週40分〜2時間)、最初の1〜2か月は週2〜3時間ほどです。公的な統計ではありません。自社の実績は、1か月測って置き換えてください。

Q. 外注先が複数あり、どこに頼めばよいか迷います。

外注先一覧を1枚つくり、担当範囲と連絡先を書いておきます。境目の仕事は、契約書や見積書を見て窓口が先に振り分けます。迷うときは、両社へ状況を伝えて確認します。外注先同士のやり取りにも、窓口が入るようにしてください。

Q. 窓口を置く余裕がない場合、外部に預けることはできますか。

段取りを外部に預ける方法があります。webcanの月額ディレクターサービスは、社内のWeb運用担当の代わりを務める形で、預けられる範囲は「費用とご依頼の範囲」のページと無料相談で確認できます。ただし、写真と情報の提供、報告を聞くこと、方針の決定は社内に残ります。

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窓口の仕事の回し方と合わせて、外注全体の考え方も確認しておくと、判断しやすくなります。

まとめ:窓口の仕事は「文字で出し、期限を決め、一本化する」こと

Webを外注しても、社内には頼む・確認する・写真と情報を出す・月1回の報告を聞く、の4つの仕事が残ります。窓口の仕事は、これを止めずに回すことです。

  • 依頼は、何を・なぜ・いつまでに・素材・確認する人の5項目で、1件ずつ文字で出す
  • 返信は翌営業日までに一次返信、確認は2〜3営業日以内を目安に、期限を過ぎたときの扱いも決める
  • 正式な指示は窓口に一本化し、社長が直接話したときは窓口が文字で出し直す
  • 外注先が複数なら一覧を1枚つくり、境目の仕事は窓口が先に振り分ける
  • 窓口の手間は月3〜9時間(週40分〜2時間)が編集部の想定値。自社の実績は1か月測って置き換える

完璧な体制を最初から目指す必要はありません。まずは、外注先に「正式な指示は窓口が出します」と伝えるところから始めてみてください。窓口に誰を選ぶかは、ホームページを社内の誰に任せるかを参考にしてください。

この記事の執筆

webcan.jp編集部 主筆 K.Takenouchi。Webディレクター・SEOコンサルタントとして10年以上の現場経験を持ち、大手金融系メディアや医療系コーポレートサイトのコンテンツマーケティング支援、ECサイトの企画運営・KPI設計、月商数百万円から月商1億円規模への成長支援などに携わってきました。

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