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検索に出さなくていいページの整理|Googleの迷惑投稿対策の更新で社長が確認すること(2026年10月)

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検索に出さなくていいページの整理|Googleの迷惑投稿対策の更新で社長が確認すること(2026年10月)

書類を表に出すものと奥にしまうものに仕分けるイメージ図

Googleが2026年10月26日に報じられた形で、「ユーザー生成スパム防止」のヘルプ文書を更新しました。その内容は、地方の中小企業にとっても無縁ではありません。

結論から申し上げます。社長がまず決めるのは、「お客様に検索で見つけてほしいページ」と「検索に出さなくてよいページ」の仕分けです。

点検は担当者で2〜3時間が目安です。制作会社に頼む場合は数万円程度からが一つの目安です。慌てて消したり止めたりする必要はありません。

この記事で分かること

  • Googleの更新の中身を、中小企業の言葉に直したもの
  • 検索に出す/出さないの仕分け表と、社長の判断軸
  • やってはいけないこと、費用と手間の目安
  • 担当者に渡せるチェックリストと、月1回の確認項目

出典は、Search Engine Roundtableの報道(2026年10月26日)です。出典:Search Engine Roundtable「Googleがユーザー生成スパムの指針とツールを更新」(2026年10月26日)。Googleのヘルプ文書そのものではなく、報道をもとに整理している点にご注意ください。

専門用語は、できるだけ言い換えます。たとえば「インデックス」はGoogleの登録簿、「noindex(ノーインデックス)」は検索に載せない指定のことです。

Googleの更新は何が変わったのか(2026年10月26日報道)

まず事実を整理します。ここでは、報道で確認できる範囲だけを書きます。推測が混じる部分は、後の章で分けて示します。

更新されたのは「ユーザー生成スパムを防ぐ」ヘルプ文書

更新されたのは、Googleのヘルプ文書「Prevent user-generated spam on your site and platform」です。直訳すると「サイトやプラットフォームでの、利用者が作るスパムを防ぐ」という意味になります。

ここでいうスパムは、迷惑投稿や、検索結果を不正に狙った大量のページのことです。掲示板やコメント欄に、関係のない宣伝が書き込まれる事態を思い浮かべると分かりやすいでしょう。

項目 報道された内容 中小企業の言葉に直すと
対象の広がり 利用者が共有ページ・生成コンテンツ・Webアプリを公開できるツールを、対象範囲に追加 利用者がページを作って公開できる仕組みは、すべて見守りの対象になった
新しい節 「検索向けのコンテンツだけをインデックスさせる」節を追加 お客様に見つけてほしいページだけを、Googleの登録簿に載せる
ページの分け方 一般向けのページと、リンクを知る人だけが見るページを分けるよう求める 公開用の書類と、社内や関係者用の書類を棚で分ける
標準の対応 共有・共同作業・道具として作られるページは、標準でnoindex(robots metaタグまたはX-Robots-Tagヘッダー)か、robots.txtでのクロール停止を推奨 検索に載せない指定を、初めから付けておく
Search Console サイトの所有権を確認し、手動対策やセキュリティ問題の通知を受けられるようにする Googleからの連絡を受け取る窓口を開けておく
定期確認 「ページのインデックス登録」「検索パフォーマンス」で、登録数・表示回数・検索語の急増がないかを定期確認 月に一度、数字の急な動きを見る
アラート 新規公開ページの急増や、少数の利用者による大量のURL作成にアラートを設定 いつもと違う増え方を、早めに知らせる仕組みを持つ

Googleの説明は、検索向けでない利用者作成ページをインデックスから外し、スパムを早く見つけるための更新、というものです。

「共有プラットフォーム」向けの話が、なぜ中小企業に関係するのか

今回の更新は、主に、利用者がページを作れるサービスを運営する側に向けた内容です。地方の工務店や製造業、小売店のサイトは、通常そこに当てはまりません。

ただし、「検索に出す必要のないページは、検索に載せない」という考え方は、中小企業のサイトにもそのまま使えます。WordPressなどのサイトは、気づかないうちに不要なページを大量に作る性質があるためです。

たとえば、記事を1本書くと、タグの一覧ページ、カテゴリの一覧ページ、画像ごとの「添付ファイルページ」などが自動で増えることがあります。これらが検索に載ると、似た内容のページが散らばる形になります。

ポイント

今回の更新を「うちには関係ない」と流すのではなく、「うちのサイトにも、検索に出さなくてよいページはないか」を確かめる機会として使うのが、実務的です。

背景として:9月のスパムアップデート後の順位変動

もう一つ、背景として触れておきます。2026年9月のスパムアップデート(9月24日〜10月8日)の後、10月16日、10月20〜21日、10月24日と、順位の変動が報告されています。

これらの変動について、Googleは確認していません。アップデートによるものかどうかは、現時点では分かりません。順位が揺れたからといって、原因を決めつけないことが大切です。

スパムアップデートそのものについては、スパムアップデートとはで整理しています。あわせてご覧ください。

セクションのまとめ

Googleは2026年10月26日報道の更新で、「検索向けのページだけを登録簿に載せる」考え方を示しました。共有ツール向けの内容ですが、中小企業のサイトにも当てはめられます。

業界の反応は「推測」です:公式の見解ではありません

今回の更新を受けて、SEOの専門家からいくつかの見方が出ています。ただし、いずれも推測であり、Googleの公式見解ではありません。

発言者 見立て(推測) 読むときの注意
Marie Haynes氏 AIツールやアプリ作成プラットフォームに対する手動対策が増える兆しではないか、と問いかけた 問いかけの形であり、断定ではない
Lily Ray氏 AIで大量に生成される共有ページなどが念頭にあるのではないか、と見ている これも見立てであり、Googleの説明ではない

どちらも、「AIで簡単にページが量産できる時代に、Googleが線引きを明確にし始めたのではないか」という方向の見方です。

ここで社長に押さえていただきたいのは、専門家の推測を、自社の判断材料にそのまま使わないことです。確かなのは、Googleが「検索向けのページだけを登録簿に載せてほしい」と明文化した、という点です。

注意

「手動対策が増えるらしい」「順位が下がるらしい」といった話は、現時点では推測の域を出ません。不安をあおる情報に反応して、サイトを大きく作り替える必要はありません。

なお、利用者が投稿する内容と検索の関係については、UGCフレッシュデータプログラムの記事も参考になります。口コミ欄や掲示板を持つサイトでは、あわせて確認しておくと安心です。

セクションのまとめ

専門家の発言は推測であり、公式ではありません。確かな事実は「検索向けのページだけを載せてほしい」というGoogleの案内であり、自社サイトの点検に使うのが現実的です。

地方の中小企業サイトで「検索に出さなくてよい」ページの例

共有プラットフォームではなくても、中小企業のサイトには、検索に出さなくてよいページが意外と多く含まれています。代表的なものを表にしました。

ページの種類 どんなページか 検索に出さないほうがよい理由 入口になりうるリスク
タグ・カテゴリの一覧 記事を分類して並べるだけのページ 内容が薄く、似たページが増える 評価が分散しやすい
添付ファイルページ 画像1枚だけが載った自動生成のページ お客様にとって意味が薄い 薄いページの量産
サイト内検索の結果 訪問者が検索した言葉ごとに生まれるページ 言葉の数だけ無限にURLが増える 悪用され大量のURLを作られる恐れ
お問い合わせ完了ページ 送信後に表示される「ありがとうございました」 検索から直接来ても意味がない 計測が狂う原因にもなる
テスト・下書きのページ 公開したまま忘れたページ 古い・未完成の情報が出てしまう 信頼の低下
古いキャンペーンLP 終了した販促用の1枚ページ 終了済みの情報で問い合わせが来る お客様との行き違い
コメント欄・掲示板・口コミ投稿欄 訪問者が自由に書き込める場所 関係のない宣伝リンクを書き込まれやすい スパムの入口
会員ページ ログインした人だけが見るページ そもそも一般公開を想定していない 情報漏えいの不安
PDF カタログや申込書などの文書ファイル 古い版が検索に残り続けることがある 古い価格・仕様の流通
制作会社の確認用サブドメイン リニューアル中に使う確認用のサイト 本番と同じ内容が二重に載る 重複・混乱

このうち、特に注意したいのは、誰でも書き込める場所と、訪問者の操作で無限に増えるページです。この2つは、悪用されやすい入口です。

コメント欄・掲示板・口コミ投稿欄がある場合

古くからあるホームページには、掲示板やコメント欄が残っていることがあります。担当者が替わり、誰も見ていない状態になっているケースも少なくありません。

こうした場所に、関係のない商品の宣伝リンクが書き込まれると、サイト全体の信頼にかかわります。使っていないなら、書き込み欄を閉じるのが基本です。

すでに書き込みが増えている疑いがある場合は、乗っ取りや改ざんの可能性も視野に入れます。対処はホームページの改ざん・乗っ取りへの対処に整理しています。

サイト内検索の結果ページ

サイト内に虫眼鏡の検索窓がある場合、検索された言葉ごとに結果ページが作られます。これを悪用して、無関係な言葉を大量に打ち込み、URLを増やされる例が知られています。

中小企業のサイトで、サイト内検索が重要な集客の入口になっているケースは多くありません。検索結果ページは、基本的に検索に載せない設定が向いています。

制作会社の確認用サブドメイン

リニューアルの際、制作会社が「確認用のサイト」を別の住所(サブドメイン)で用意することがあります。公開後も残したままにすると、本番とそっくりのサイトが二重に存在します。

確認用サイトを残す場合は、パスワードをかけるか、検索に載せない設定を入れるのが一般的です。公開後は削除してよいかを、制作会社に確認しておくと安全です。

セクションのまとめ

検索に出さなくてよいページは、一覧系・自動生成系・書き込み欄・古い販促ページ・確認用サイトなど、多岐にわたります。特に「誰でも書き込める場所」と「勝手に増えるページ」に注意が必要です。

ページの仕分け:検索に出す/出さない検索に出すページお客様に見つけてほしい表の書類トップページ・会社概要サービス・商品の説明ページ施工事例・お客様の声(実在のもの)お知らせ・コラム記事→ 内容を磨いて、積極的に見せる検索に出さなくてよいページ奥の棚にしまっておく書類お問い合わせ完了(サンクス)サイト内検索の結果ページテスト・下書き・確認用のページ会員ページ・投稿欄・添付ファイルページ→ 検索に載せない指定を検討する最終判断は、サイトの中身を見たうえで担当者と社長が行います

社長が決める「検索に出す/出さない」の仕分け表

細かい設定の方法は、担当者や制作会社に任せて構いません。社長に決めていただきたいのは、方針です。次の3つの問いで、ほとんどのページは仕分けできます。

  1. このページを、初めて会社を知るお客様に見てほしいですか。
  2. このページは、検索で見つかったとき、お客様の役に立ちますか。
  3. このページは、今も内容が正しく、更新されていますか。

3つとも「はい」なら、検索に出すページです。1つでも「いいえ」なら、検索に出さない候補になります。

ページ 見てほしい? 役に立つ? 今も正しい? 方針の目安
トップ・サービス紹介 はい はい はい 出す(内容を磨く)
施工事例・実績 はい はい はい 出す
タグ一覧・カテゴリ一覧 いいえ 薄い — 基本は出さない方向で検討
サイト内検索の結果 いいえ いいえ — 出さない
お問い合わせ完了 いいえ いいえ — 出さない
古いキャンペーンLP いいえ いいえ いいえ 出さない(案内先を整理)
会員ページ いいえ 関係者のみ — 出さない(ログイン制)
確認用サブドメイン いいえ いいえ — 出さない(公開後は削除も検討)
古い版のPDF いいえ いいえ いいえ 出さない(新しい版へ差し替え)

ポイント

方針は「出す」か「出さない」かの二択で十分です。迷うページは、「いったん保留」として、担当者に利用状況(見られているか)を調べてもらうと、判断しやすくなります。

「自社でやる」か「任せる」かの目安

作業 自社(担当者)でやる 制作会社・専門家に任せる
ページの洗い出し(一覧づくり) 向いている。Search Consoleや管理画面を見ながら進められる サイトが大きい・古い場合は任せてもよい
出す/出さないの方針決め 社長と担当者で決める(任せない) 任せない。判断は社内で行う
検索に載せない指定の設定 プラグインの設定画面で済む場合は自社でも可 サイト構造に手を入れる場合は任せる
書き込み欄を閉じる・削除 管理画面から操作できる場合は自社でも可 乗っ取りが疑われる場合は任せる
robots.txtの編集 原則として任せる(誤ると影響が大きい) 任せる。変更前の内容を必ず控えてもらう
月1回のSearch Console確認 自社でやる(15分程度) 異変が出たときだけ相談する

「robots.txt」は、Googleの巡回ロボットへの立入禁止の貼り紙のようなものです。書き方を誤ると、大事なページまで巡回されなくなるため、任せるほうが安全です。

「今やる」か「後でよい」かの目安

状況 判断 理由
書き込み欄に、関係のない宣伝が増えている 今やる サイトの信頼にかかわるため
確認用サイトが検索に出ている 今やる 本番と同じ内容が二重になるため
添付ファイルページ・タグ一覧が大量にある 後でよい(今月〜3か月以内) 急いで害が出る類のものではないため
古いキャンペーンLPが残っている 後でよい(次の更新時でよい) 行き違いが起きていなければ緊急ではない
Search Consoleをまだ登録していない 今やる 異変に気づく窓口になるため

Search Consoleは、Googleが無料で提供しているサイトの健康診断のような道具です。使い方はサーチコンソールの使い方で説明しています。まだ登録していない場合は、最優先で準備してください。

セクションのまとめ

仕分けの基準は「見てほしいか・役に立つか・今も正しいか」の3つです。判断は社内で行い、設定の作業は内容に応じて担当者と制作会社で分担します。

相談の入口

自社サイトのどのページを検索に出すか、迷われた場合はお気軽にご相談ください。サイトの中身を拝見したうえで、出す・出さないの仕分けから一緒に整理いたします。

無料相談

まず自社サイトの状態を知りたい場合は、無料診断もご利用いただけます。

やってはいけないこと:慌てた対応が一番のリスクです

今回の話題で、最も避けたいのは、焦って設定を変えて、かえって集客を落とすことです。次の5つは、特に注意が必要です。

NOT TO DO:やってはいけない5つ

やってはいけないこと 何が起きるか 代わりにすること
重要ページに誤って「検索に載せない指定」を付ける 問い合わせの入口が、検索から消える 変更前に対象ページの一覧を作り、社長と担当者で確認する
robots.txtでサイト全体を止めてしまう Googleがサイトを巡回できなくなる 変更は専門家に任せ、変更前の内容を保存しておく
慌てて大量にページを削除する 見つけてもらえていたページまで失う 削除の前に「見られているか」を調べ、少しずつ進める
robots.txtで止めたページに、noindexも付けたつもりになる 止めたページ内の指定は、Googleに読まれないことがある 載せたくないページは、まず「検索に載せない指定」を優先して検討する
確認せずに、プラグインの「全部非公開」を一括で有効にする 必要なページまで非公開になる 設定を変えた直後に、主要ページが検索に出ているかを確認する

注意

サイトに手を入れる前には、必ずバックアップ(今の状態の保存)を取ってください。取れていない場合は、先にバックアップを依頼するのが先決です。

制作会社に任せる場合の「確認の一言」

制作会社に依頼する際は、次の一言を添えると、行き違いを減らせます。

  • 「変更前に、対象のページ一覧を見せてください」
  • 「変更後に、主要ページが検索に出ているか確認してください」
  • 「元に戻す方法も教えてください」

これだけで、重要ページを誤って外す事故の多くは防げます。社長が操作の細部を理解している必要はありません。確認の習慣を持つことが大切です。

なお、サイトの土台そのものに古い部分が残っている場合は、書き込み欄以外にも弱点があることがあります。たとえばPHPのバージョンについてはPHPの脆弱性に社長がすべきことが参考になります。

セクションのまとめ

一番のリスクは、慌てた作業です。重要ページへの誤設定、robots.txtでの丸ごと停止、大量削除の3つは避けてください。必ずバックアップを取り、少しずつ進めます。

費用と手間の目安:どこまで自社で、どこから外注か

費用や手間は、サイトの規模や古さによって大きく変わります。次の数字は、あくまで一般的な目安であり、実際の見積もりとは異なる場合があります。

作業 自社(担当者)の場合 制作会社に頼む場合の目安
ページの洗い出し・仕分け 担当者で2〜3時間程度 数万円程度〜(サイトの規模による)
検索に載せない指定の設定 プラグインで済めば1〜2時間程度 数万円程度〜
書き込み欄の停止・整理 30分〜1時間程度 1万円前後〜(状況による)
確認用サイトの整理 制作会社への確認が中心 対応に含まれることもあるため、まず問い合わせる
月1回のSearch Console確認 15分程度 月額の運用サポートに含めて依頼する形もある

費用は、「サイトのページ数」「使っている仕組み」「過去の改修の履歴」で変わります。見積もりを取る際は、2〜3社に同じ条件で依頼すると、相場が分かりやすくなります。

見積もりで確認したい項目

  • 作業の範囲(洗い出しだけか、設定まで含むか)
  • 変更前のバックアップが含まれているか
  • 変更後の確認(主要ページが検索に出ているか)が含まれているか
  • 追加費用が出る条件
  • 作業後に、設定内容を一覧で受け取れるか

特に最後の「設定内容の一覧」は重要です。担当者が替わっても、どのページを出さない設定にしたかが分かるようにしておくためです。

半年・1年での見え方

ページの整理は、すぐに順位が上がる施策ではありません。登録簿の整理は、数週間から数か月かけて反映されるのが一般的です。

効果は、「問い合わせが急に増える」というより、「サイトの状態が安定する」「異変に早く気づける」という形で現れます。守りの施策であることを、社内で共有しておくと良いでしょう。

セクションのまとめ

点検は担当者で2〜3時間、外注なら数万円程度からが目安です。効果は守りの色合いが強く、反映にも時間がかかります。見積もりは同条件で複数社に依頼すると比べやすくなります。

Search Consoleで月1回見る項目(所要15分)

Googleは、今回の更新でも、Search Consoleでサイトの所有権を確認し、通知を受けられるようにすることを勧めています。中小企業でも、月1回の確認だけで十分に役立ちます。

月1回、15分で見る4つの項目1234登録ページ数急に増えていないか(インデックス登録)表示回数理由なく跳ね上がっていないか見覚えのない検索語業種と無関係な言葉が並んでいないか見覚えのないページ作った覚えのないアドレスがないか気になる変化があったとき1. 画面を保存して、変化に気づいた日付を控える2. 自分で消したり止めたりせず、制作会社や専門家に画面を見せて相談する3. 乗っ取りの疑いがあれば、サーバー会社にも連絡する

確認する場所 見るポイント 気になる変化の例
ページのインデックス登録 登録されたページ数の推移 前月と比べて、短期間で大きく増えている
検索パフォーマンス(表示回数) 表示回数の推移 理由が思い当たらないのに急に跳ね上がる
検索パフォーマンス(検索語) どんな言葉で表示されているか 業種と無関係な言葉が並んでいる
検索パフォーマンス(ページ) どのページが表示されているか 作った覚えのないアドレスが並んでいる
手動による対策/セキュリティの問題 通知が届いていないか 何らかの通知が出ている

この確認は、数字を深く分析する作業ではありません。「いつもと違う動きがないか」を見るだけです。普段の数字を知っておくために、毎月同じ日に確認するのがおすすめです。

「急増」とは、どのくらいか

何倍になったら異常、という決まった基準はありません。サイトの規模や季節によって、数字の動きは変わります。そのため、まずは3か月ほど記録して、「いつもの幅」をつかむことから始めます。

その幅を明らかに超えたときに、専門家に相談する。これくらいの運用が、小さな会社には現実的です。

異変を見つけたときの動き方

  1. 画面を保存し、気づいた日付を控える。
  2. 自分で消したり止めたりせず、制作会社や専門家に画面を見せる。
  3. 乗っ取りの疑いがある場合は、サーバー会社にも連絡する。
  4. 原因が分かるまで、記事の追加など大きな変更は控える。

Googleの案内でも、新規ページの急増や、少数の利用者による大量のURL作成にアラートを設定することが挙げられています。中小企業では、月1回の目視確認が、そのアラートの代わりになります。

セクションのまとめ

Search Consoleは月1回、15分で十分です。登録ページ数・表示回数・検索語・ページの4点を見て、「いつもと違うか」だけを確認します。異変があれば、触らずに専門家へ相談します。

担当者に渡すチェックリスト

社長は、この章を担当者にそのまま渡してください。専門用語には、かっこで意味を添えています。

ステップ1:準備

  • Search Consoleにサイトが登録され、所有権が確認されているか(未登録なら登録する)
  • サイトの今の状態のバックアップを取ったか
  • robots.txt(巡回ロボットへの立入禁止の貼り紙)の現在の内容を保存したか
  • サイトを管理している制作会社・サーバー会社の連絡先を確認したか

ステップ2:洗い出し

  • Search Consoleの「ページのインデックス登録」で、登録されているページ数を控える
  • 登録されているページの一覧を出力し、種類ごとに分類する
  • タグ一覧・カテゴリ一覧・添付ファイルページ・検索結果ページが登録されていないか確認する
  • お問い合わせ完了ページが、検索結果に出ていないか確認する
  • 「site:自社のアドレス」で検索し、見覚えのないページがないか確認する
  • 確認用サブドメインがないか、制作会社に聞く

ステップ3:仕分け

  • 各ページを「出す/出さない/保留」に分類した一覧を作る
  • 重要ページ(トップ・サービス・事例・問い合わせの入口)が「出す」になっているか、社長が目を通す
  • 古いキャンペーンLPと古いPDFの扱いを決める

ステップ4:設定

  • 「出さない」ページに、検索に載せない指定(noindex)を入れる、または非公開にする
  • コメント欄・掲示板・口コミ投稿欄が不要なら閉じる
  • 必要な場合は、書き込みの承認制(承認するまで表示されない設定)にする
  • robots.txtの変更は、専門家に依頼する

ステップ5:確認

  • 設定後、主要ページが検索に出ているかを確認する(数日〜数週間後にも再確認)
  • 変更した内容を一覧にして、保管する
  • 翌月から、Search Consoleを月1回確認する日を決める

ポイント

チェックリストの中で、一番大切なのは「ステップ3の社長の確認」です。重要ページが誤って外れていないかは、会社の事業を知っている人にしか判断できません。

セクションのまとめ

担当者向けのチェックリストは、準備・洗い出し・仕分け・設定・確認の5段階です。社長の確認を挟み、設定後は必ず主要ページの表示を確かめます。

架空の例で考える:2つの会社の場合

ここでは、イメージをつかんでいただくために、架空の例を2つ挙げます。実在の企業や人物ではありません。

架空の例1:従業員30名の地方の工務店A社

A社は、5年前にホームページをリニューアルしました。ブログ記事は100本ほど。タグを細かく付けており、タグ一覧ページが数十ページできています。

Search Consoleを開いてみると、登録されているページ数が、想定よりかなり多いことに担当者が気づきました。調べると、タグ一覧と画像の添付ファイルページが大半を占めていました。

A社は、洗い出しに半日をかけ、「出さない」ページを整理しました。設定は制作会社に依頼しています。社長は、重要ページの一覧に目を通し、事例ページが「出す」になっていることだけを確認しました。

架空の例2:従業員60名の製造業B社

B社は、10年前に作った掲示板をそのまま残していました。担当者が何度か替わり、誰も見ていませんでした。

月1回の確認で、見覚えのないアドレスが検索結果に並んでいることに気づきました。画面を保存し、制作会社に相談したところ、掲示板に関係のない宣伝が書き込まれていたことが分かりました。

B社は、掲示板を閉じ、書き込みを整理しました。あわせてサーバー会社にも状況を伝えています。社長が判断したのは、「掲示板は今後使わない」という一点だけでした。

A社(架空) B社(架空)
きっかけ 登録ページ数が想定より多かった 見覚えのないアドレスが並んでいた
原因 タグ一覧・添付ファイルページの自動生成 古い掲示板への書き込み
対応 「出さない」ページを整理し、設定は外注 掲示板を閉じ、書き込みを整理
社長の判断 重要ページの確認 掲示板を今後使わない決定

2社に共通するのは、社長が細かい操作をしていない点です。社長が決めたのは、「どのページを出すか」と「使わない機能をやめるか」という方針でした。

セクションのまとめ

架空の例でも、社長の役割は「方針を決めること」です。操作の細部は、担当者や制作会社が担います。月1回の確認が、早期発見につながります。

AIを使った半自動の点検:任せどころと残す判断

ページの洗い出しは、AIの得意分野でもあります。ただし、AIに全部を任せきりにはしないことが、小さな会社には大切です。

作業 AIに任せられること 人が必ず確認すること
ページ一覧の分類 URLの一覧を種類ごとに仮分類する 事業上、重要なページが「出さない」に入っていないか
出さない候補の抽出 タグ・検索結果・完了ページなどの候補を挙げる 候補のうち、実際に集客に使っているページがないか
作業メモの整理 変更内容の記録を一覧にまとめる 記録が実際の設定と一致しているか
月次の振り返り 数字の前月比を文章にまとめる 見覚えのない動きの判断

AIは、一覧の仮分類までは速く進められます。しかし、「このページは営業上、外せない」という判断は、会社の事情を知る人にしかできません。AIを使う場合も、最終の確認は人が行う運用にしてください。

また、AIに社外秘の情報や、顧客情報が入った一覧を貼り付けるのは避けてください。ページのアドレスと種類だけを渡す形にすると安全です。

セクションのまとめ

AIは、ページの仮分類や記録の整理に向いています。「どのページを外せないか」の判断は、人が残してください。顧客情報はAIに渡さないのが基本です。

続報:AIオーバービューが、検索の8割超という報道

もう一つ、同じ2026年10月26日に報じられた話題を、短くお伝えします。AIオーバービュー(検索結果の上に出るAIの要約)の表示割合に関する続報です。

出典:Search Engine Roundtable「Google検索の8割超にAIオーバービュー」(2026年10月26日)。

項目 報道された内容 読むときの注意
全体の割合 Semrush・SE Ranking・seoClarityのデータをもとに、AIオーバービューの表示はGoogle検索の80%超とされる 各社のデータにもとづく報道であり、断定しすぎない
過去との比較 前年6月は約50%、その1年前は約15% 急速に増えてきたことを示す
社名(ブランド)検索 SE Ranking調べでは、米国の社名検索の82.5%に表示 米国のデータである点に注意
別の見方 seoClarityのMark Traphagen氏は、約1か月前に62%超(業種により55〜84%)と述べていた 調査によって数字に幅がある
内訳 市場・端末の内訳は明示されていない 日本で同じ割合とは限らない

ここで大切なのは、数字を鵜呑みにしないことです。米国中心のデータとみられ、日本で同じ割合になっているとは限りません。社長としては、「検索結果の見え方が変わりつつある」という方向感だけを押さえれば十分です。

社名で検索されたときの見え方や、比較・おすすめ検索との関係は、すでに記事にまとめています。

今回の記事のテーマとの関係でいえば、AIが要約に使うのは、検索に登録されたページです。検索に出すページの質を磨くことと、不要なページを整理することは、どちらも同じ方向の取り組みと言えるでしょう。

セクションのまとめ

AIオーバービューが8割超という数字は、各社の調べにもとづく米国中心のデータとみられます。日本で同じ割合とは限りません。詳しくは、既存の2本の記事をご覧ください。

よくある質問(FAQ)

この記事の内容について、社長からよくいただく質問をまとめました。

Q. Googleの今回の更新は、うちのような小さな会社にも関係しますか?

A. 主な対象は、利用者がページを作れるサービスの運営側です。ただし、「検索に出す必要のないページを検索に載せない」という考え方は、中小企業のサイトにも当てはまります。まずは、Search Consoleで登録ページ数を確認するところから始めるのが現実的です。

Q. 「noindex」とは何ですか?設定すると、ページはどうなりますか?

A. noindexは「検索に載せない指定」のことです。付けたページは、時間をおいてGoogleの登録簿(インデックス)から外れていきます。ページ自体は、アドレスを知っている人なら見られます。重要ページに誤って付けると集客に響くため、設定前に対象の一覧を確認してください。

Q. robots.txtで止めれば、noindexは要りませんか?

A. 同じ結果になるとは限りません。robots.txtは巡回ロボットへの立入禁止の貼り紙のようなもので、止めたページの中のnoindexは、Googleに読まれないことがあります。誤ると影響が大きいため、robots.txtの変更は専門家に任せるのが安全です。

Q. 点検には、どのくらいの費用と時間がかかりますか?

A. 担当者が自社で行う場合は、洗い出しと仕分けで2〜3時間程度が一つの目安です。制作会社に頼む場合は、数万円程度からが目安ですが、サイトの規模や古さで変わります。見積もりは、同じ条件で2〜3社に依頼すると比べやすくなります。

Q. Search Consoleで、毎月どこを見ればよいですか?

A. 「ページのインデックス登録」の登録数、「検索パフォーマンス」の表示回数、検索語、ページの4点です。急な増加や、見覚えのない検索語・アドレスがないかを、月1回15分程度で確認します。異変があれば、自分で消さず、専門家に相談してください。

まとめ:社長が今月決めること

Googleは、2026年10月26日に報じられた更新で、「検索向けのページだけを登録簿に載せる」考え方を示しました。共有ツール向けの内容ですが、中小企業のサイトにも通じます。

やること 担当 時期
Search Consoleの登録を確認する 担当者 今月中
「検索に出す/出さない」の仕分けを決める 社長と担当者 1〜2か月以内
書き込み欄・確認用サイトの整理 担当者または制作会社 状況により今月〜
月1回の確認日を決める 担当者 来月から
robots.txtなど構造の変更 制作会社 必要な場合のみ

慌てる必要はありません。ただ、「何を検索に出し、何を出さないのか」を決めておくことは、守りの面でも、AI要約が広がる時代の見え方の面でも、有効な備えになります。

出典は、Search Engine Roundtableの報道(2026年10月26日)です。更新の詳細は、Google公式のヘルプ文書でもご確認ください。ユーザー生成スパムの更新に関する報道、AIオーバービューの表示割合に関する報道。

Googleの更新を、自社の言葉に置き換えるGoogleの案内検索向けのページだけを登録簿に載せてください2026年10月26日に報道自社サイトで起きること不要なページも登録され評価が薄まることがある迷惑投稿の入口にもなる社長が決めること出すページ/出さないページの仕分けと、担当者の決定月1回の見守りまで含めて共有ツールを持たない中小企業でも、考え方は同じですお客様に見てほしいページと、社内向けのページを分けておく

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この記事を書いた人

webcan.jp編集部 主筆 K.Takenouchi。Webディレクター・SEOコンサルタントとして10年以上の現場経験を持ち、大手金融系メディアや医療系コーポレートサイトのコンテンツマーケティング支援、ECサイトの企画運営・KPI設計、月商数百万円から月商1億円規模への成長支援などに携わってきました。

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