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ホームページ制作会社は地元に頼むべきか|全国対応との比較表と選び方

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ホームページ制作会社は地元に頼むべきか|全国対応との比較表と選び方

地元の制作会社と全国対応の制作会社の二つの道を前に、依頼先を選ぶ場面のイメージ

この記事の要点

ホームページを最初に頼む先を、地元の制作会社にするか、全国対応(オンライン中心)の会社にするかの決め方をまとめました。どちらが上ということはありません。決め手は「対面で会う頻度」「写真撮影の有無」「公開後の更新を誰が担うか」の3つです。冒頭の比較表と3つの質問で、社長ご自身が自社の状況に当てはめて選べます。

ホームページの制作を外注するとき、社長が最初に迷うのが「近くの会社に頼むか、遠くても実績のある会社に頼むか」です。商工会や取引先から地元の会社を勧められる一方、インターネットで探すと全国対応の会社が数多く見つかります。

この記事では、まず比較表で違いを見渡し、そのうえで費用・打ち合わせ・写真撮影・地域事情・公開後の運用・担当者の交代という6つの観点を順に確認します。最後に、見積もりを依頼する前に社長が決めておくことと、担当者に渡せるチェックリストを用意しました。

なお、すでに依頼した制作会社から変えたい場合は、ホームページの制作会社を変えたいときの進め方で詳しく扱っています。この記事は、はじめて頼む先を選ぶ場面に絞っています。費用の相場そのものは、ホームページ制作の費用・相場ガイドをご覧ください。

先に結論|地元か全国対応かは「会う頻度・撮影・公開後」で決まる

地元の会社と全国対応の会社には、それぞれ得意なことがあります。まずは次の表で、社長が見ておきたい7項目の違いを並べます。あくまで一般的な傾向であり、個々の会社ごとに事情は異なります。

比べる項目 地元の制作会社 全国対応(オンライン中心)の会社 社長が確認すること
制作費の傾向 小規模な会社が多く、価格帯は幅広い。見積もりの差は会社ごとに大きい 移動が少ない分、工程が定型化されている会社が多い。価格は会社次第 「一式」ではなく内訳が出るか
打ち合わせ 対面で気軽に相談しやすい。急な用件で来てもらえる場合もある ビデオ通話とチャットが中心。資料共有や記録が早い 画面越しの相談を社長が負担に感じないか
写真撮影 現場や社屋まで来て撮影しやすい 撮影は別手配か、お客様提供の写真が中心になりやすい 撮影の費用と担当が見積書にあるか
地域事情の理解 商圏、地名の呼び方、地元の取引先や競合の様子に詳しいことが多い 地域の聞き取りに時間がかかる。反面、他地域の事例を知っている 自社の商圏の話が通じるか
公開後の運用 電話や訪問で対応してくれる会社が多い 窓口や管理画面(文章や写真を差し替える編集画面)での対応が中心。体制は会社により大きく違う 更新・障害時の連絡先と対応時間
担当者の交代 少人数のため、退職や廃業の影響が大きいことがある 人数が多く引き継ぎの仕組みがある会社が多い。ただし担当が頻繁に変わる会社もある 担当が代わるときの引き継ぎ方法
専門分野の選択肢 近隣の会社に限られる 業種特化や集客支援まで持つ会社から選べる 自社の業種での実績があるか

地元の会社 と 全国対応の会社 の違い(傾向)地元の制作会社会って相談しやすい急な相談も顔を見て話せる撮影に来てもらいやすい現場や社屋をそのまま撮れる地域の事情に詳しい商圏・地名・取引先の感覚が通じる注意:少人数で担当交代に弱い⇄全国対応の制作会社遠方でも選べる業種特化・集客まで強い会社も画面越しで進めやすい資料共有と記録が早い体制が厚い会社が多い引き継ぎの仕組みがある場合も注意:撮影や地域理解は別途確認

表のとおり、「会って話せる安心感」を取るなら地元、「専門性や体制の厚み」を取るなら全国対応、という整理になりやすいです。ただし、地元でも体制の厚い会社はありますし、全国対応でも現地撮影まで引き受ける会社があります。

大切なのは、地元か全国かという看板ではなく、自社が困りそうな場面をあらかじめ想像しておくことです。たとえば「社屋や職人の写真を載せたい」「更新は社内の事務担当者が行う」「問い合わせ対応の窓口をひとつにしたい」といった点は、会社の所在地より、体制と契約内容に左右されます。

ポイント

迷ったときは、後ほど紹介する3つの質問に、「対面で会う頻度」「撮影の重要度」「公開後の更新の担い手」の順に答えてください。所在地は、3つの質問に答えたあとで確かめれば十分です。

セクションのまとめ:地元と全国対応の差は「会いやすさ・撮影・地域理解」対「専門性・体制の厚み」に表れやすいものの、会社ごとに違います。所在地は最後に確認すれば足ります。

「地元」「全国対応」といっても、依頼先は5種類に分かれる

一口に地元の会社といっても、規模も働き方もさまざまです。依頼先を大きく5つに分けると、自社に合うタイプが見えやすくなります。

依頼先のタイプ 特徴 向いている場面 気をつける点
地元の制作会社(数名〜十数名) 対面での相談がしやすい。地域の企業との付き合いが長い 地元の顧客が中心で、撮影や訪問を重視する会社 担当者が少なく、退職や休みの影響が出やすい
地元のフリーランス・個人事業主 費用が比較的抑えやすい傾向。融通が利きやすい 小規模なサイト、更新を頼みたいとき 急病・廃業時の引き継ぎ先がない場合がある
全国対応・オンライン完結の制作会社 遠方の会社でも選べる。進め方が標準化されている 業種特化の実績を重視する会社、商圏が広い会社 撮影や現地確認は別手配になることがある
全国展開の大手・支社型 体制が厚く、契約や管理が整っている 複数拠点があり、社内の承認手続きが多い会社 費用が高めで、小規模案件では担当が薄くなることがある
地元に拠点があり、全国にも対応する会社 対面もオンラインも選べる 迷っていて、両方の良さを取りたい会社 実際の担当者が拠点にいるのか、名義だけなのかを確認

「地元」の範囲は、社長が先に決めておく

地元といっても、同じ市内を指す場合もあれば、車で1時間圏内、あるいは県内全域を指す場合もあります。依頼先を探す前に、「月1回の打ち合わせなら片道どこまで行けるか」「相手に来てもらうならどの範囲か」を決めておくと、候補の絞り込みが早くなります。

目安としては、対面の打ち合わせが月1回以上必要なら、移動時間が片道1時間程度までの会社が現実的です(編集部の推測であり、業種や交通事情で変わります)。それより遠い場合は、最初からオンライン中心と割り切るほうが、予定を調整する手間が減ります。

相談先の見つけ方は、別の記事で整理しています

商工会、制作会社、ITコーディネーターなど、どこに最初に相談するかで迷う場合は、ホームページの相談はどこにする?が参考になります。外注全体の進め方は、Web制作の外注・依頼・代行ガイドにまとめてあります。

セクションのまとめ:依頼先は5タイプに分かれます。地元の範囲(移動できる時間)を先に決めると、候補が絞りやすくなります。

6つの観点で比べる|費用・打ち合わせ・撮影・地域・公開後・担当者

ここからは、比較表の各項目を一つずつ見ていきます。社長が「ここは譲れない」と思う項目を、見つけながら読み進めてください。

1. 費用|安い高いより「何が含まれているか」

制作費は、地元か全国かでは決まりません。会社の規模、工程の分け方、保守や更新が含まれるかどうかで大きく変わります。同じ金額に見えても、撮影、文章作成、公開後の保守が含まれている見積もりと、含まれていない見積もりがあります。

全国対応の会社は、移動が少ない分、制作工程を標準化して費用を抑えている場合があります。一方で、現地撮影や訪問が必要になると別料金になることもあります。地元の会社は、訪問を含めた一括対応で、結果として総額が分かりやすいこともあります。どちらが安いかは、見積書を並べないと判断できません。

見積もりの読み方は、ホームページ制作の見積もりの見方で整理しています。制作後に毎月かかる費用は、ホームページの維持費はいくら?も合わせてご確認ください。

2. 打ち合わせ|対面の価値は「早さ」と「雰囲気の共有」

対面の打ち合わせには、言葉にしにくい会社の雰囲気や社長の考えを伝えやすいという良さがあります。職人の手元、社屋の様子、商品の質感などは、会って見てもらうほうが伝わりやすい場合があります。

一方、オンラインの打ち合わせは、移動時間がなく、画面で資料を見ながら話せます。会議の録画や文字起こしが残る会社なら、「言った・言わない」を減らせます。社長がパソコンでのビデオ通話に慣れていない場合は、担当者に同席してもらう方法もあります。

目安として、制作期間中は2週間に1回程度、公開後は月1回から数か月に1回の打ち合わせになる会社が多いようです(編集部の推測)。この回数を、対面とオンラインのどちらで行いたいか、先に決めておくとよいでしょう。

3. 写真撮影|ここが地元と全国対応の差が出やすい

中小企業のホームページでは、社屋、現場、社員、商品の写真が信頼感を大きく左右します。そのため、撮影を誰がどこまで行うかは、依頼先を選ぶうえで見落とせない項目です。

地元の会社は、現場まで来て撮影する運用に慣れていることが多いです。全国対応の会社は、撮影を外部のカメラマンに頼むか、お客様に提供いただく写真を使うかのどちらかになりやすい傾向があります。撮影を別手配にする場合、出張撮影は半日で3万〜10万円前後、1日で6万〜15万円前後が目安です(公開されている料金表から。詳しくは写真撮影の記事をご覧ください)。地域や撮影内容によって変わりますので、必ず見積書で確認してください。

撮影の費用感や、スマホ写真で済ませてよい場面は、ホームページ用の写真撮影の費用と頼み方で詳しく扱っています。

4. 地域事情の理解|商圏の話が通じるか

「この市の北側のお客様が中心」「隣の県の取引先からの紹介が多い」といった商圏の感覚は、地元の会社のほうが通じやすいことが多いです。地名の呼び方や、地域の行事、競合の様子が分かっていると、ホームページの文章に自然に反映されます。

ただし、地域事情の理解は、業種の理解とは別です。地元の会社でも、自社と同じ業種のホームページを作った経験が少なければ、ホームページに載せるべき内容を一から説明する手間が増えます。全国対応の会社は、同業種の事例を多く持っている場合があり、構成の提案が早いことがあります。

Googleマップなど、地域での探されやすさを高めたい場合は、ローカルSEO対策のやり方も確認してください。この分野は制作会社によって対応範囲が大きく異なります。

5. 公開後の運用サポート|公開日からが本番

ホームページは、公開してからの更新と見直しで成果が決まります。そのため、制作の腕前より、公開後に誰が・どこまで対応してくれるかが、長い目で見ると大切です。

地元の会社は、電話一本で来てもらえる、あるいは近くで顔を合わせて相談できるといった良さがあります。全国対応の会社は、問い合わせフォームやチャットでの受付と、管理画面を使った対応が中心です。会社によっては、毎月の報告書や改善提案を出すところもあります。

見るべきは「保守に含まれる範囲」です。文章の差し替え、写真の追加、障害時の復旧、セキュリティの更新のどこまでが月額に含まれるかを確認しましょう。解約時の考え方は、ホームページの保守契約は解約してよいかを参考にしてください。更新作業を任せる場合の選び方は、ホームページ運用代行とは?にあります。

6. 担当者の交代リスク|どちらにも別の形で存在する

担当者が辞めた、会社をたたんだ、連絡がつかなくなったという相談は、地元の小さな会社でも全国対応の会社でも起こり得ます。ただし、リスクの出方は違います。

リスク 地元の小規模な会社 全国対応の会社
担当者の退職 代わりが少なく、事情を知る人が不在になる場合がある 人数が多く引き継ぎはしやすいが、担当が頻繁に変わることもある
会社の廃業・事業縮小 個人の事情で突然終わる例もある。ドメイン(ホームページの住所にあたる「〇〇.co.jp」などの名前)の名義が重要 規模が大きいほど急な終了は起きにくいが、サービス終了はあり得る
対応の遅れ 担当者が少なく、繁忙期に返事が遅れる 窓口は広いが、返信が定型的になりやすい

どちらを選んでも、ドメインとサーバー(ホームページのデータを置く場所。月々の料金を払って借りるもの)の契約者は自社にしておくこと、管理画面のログイン情報を自社でも保管することが、いちばんの備えです。この点は後ほどのチェックリストでも扱います。

注意

担当者の交代や連絡不通への備えは、依頼前に決めておけば無料でできます。公開後に困ってから契約を調べると、手間と費用がかかります。契約書に「ドメインの名義」「データの引き渡し」の記載があるかを、依頼前にご確認ください。

セクションのまとめ:6つの観点のうち、地元と全国対応の差が出やすいのは撮影・地域理解・公開後の窓口です。費用は所在地では決まらず、見積書の内訳で比べます。

社長の判断軸|3つの質問に答えれば依頼先が絞れる

比べる項目が多くて迷うときは、次の3つの質問に順に答えてください。答えは「はい・いいえ」で足ります。社長が決める部分と、担当者に任せる部分が自然に分かれます。

依頼先を決める3つの質問1質問1対面で会う頻度は月1回以上必要か必要なら地元が有利2質問2現場や人の撮影がサイトの核になるか核なら現地対応を重視3質問3公開後の更新は誰が担当するか体制の厚さで比べる3つの答えがそろえば、依頼先の絞り込みは半分終わります

質問1|対面で会う回数は、月1回以上必要ですか

はいの場合は、移動できる範囲の地元の会社、あるいは拠点が近い会社を優先します。いいえの場合は、オンライン中心の会社も同じ土俵で比べられます。対面を希望する理由が「画面が苦手」だけなら、担当者に同席してもらう形で解決する場合もあります。

質問2|現場や社員の写真が、サイトの核になりますか

建設、製造、飲食、美容など、現場の雰囲気が選ばれる理由になる業種は、はいになりやすいです。その場合は、撮影の担当と費用を見積書の最初の段階で確認します。いいえの場合(商品の画像が中心、既存の素材が十分にあるなど)は、撮影の有無はあまり重視しなくて構いません。

質問3|公開後の更新は、誰が行いますか

社内の担当者が自分で更新するなら、管理画面の使いやすさと、操作を教えてもらえる機会があるかが要点です。制作会社に任せる場合は、月額に含まれる更新の範囲、依頼から対応までの日数を確認します。社内で誰が担当するかは、ホームページを社内の誰に任せるかも参考になります。

3つの答えの組み合わせは全部で8通りです。向きやすい依頼先を、表にまとめます。

質問1(対面) 質問2(撮影) 質問3(更新) 向きやすい依頼先
はい はい 社内で行う 地元の制作会社。撮影の依頼と、公開後の操作説明を受けられるかを確認(事例A)
はい はい 制作会社に任せる 地元の制作会社、または地元に拠点がある全国対応の会社。保守に更新作業が含まれるかを確認
はい いいえ 社内で行う 地元の会社。操作説明やマニュアルの提供があるかを確認
はい いいえ 制作会社に任せる 地元の会社。月額に含まれる更新の範囲と、対応までの日数を確認
いいえ はい 社内で行う 撮影まで含める全国対応の会社、または撮影のみ地元のカメラマンに別手配。操作マニュアルも確認
いいえ はい 制作会社に任せる 撮影と更新を一括で引き受ける全国対応の会社。または撮影のみ地元のカメラマンに別手配(事例B)
いいえ いいえ 社内で行う 全国対応の会社が広く選べる。サポート窓口の確認を重視(事例C)
いいえ いいえ 制作会社に任せる 運用代行の体制が厚い会社を、所在地を問わず比べる

8通りの組み合わせのうち、のちほど紹介する事例Aは1行目、事例Bは6行目、事例Cは7行目にあたります。自社の答えに近い行を探して、候補の絞り込みに使ってください。

ポイント

答えが割れたときは、「公開後に困りそうなこと」を優先してください。制作は数か月で終わりますが、公開後のつきあいは数年続くためです。

セクションのまとめ:対面の頻度、撮影の重要度、更新の担い手の3問に答えると、地元・全国対応・併用のどれが向くかが見えてきます。

架空の事例で考える|3つの会社の選び方

次の3つは、判断の流れを分かりやすくするために編集部が作った架空の例です。実在の会社ではありません。自社に近いものを探して、考え方を参考にしてください。

事例A|地元の工務店(従業員25名の想定)

商圏は市内と隣の市。施工現場と職人の写真を載せたく、社長は直接顔を合わせて相談したい意向でした。質問1と質問2は「はい」、質問3は「社内で行う」(事務担当者が更新)です。

この場合は、地元の制作会社を中心に、あわせて全国対応の会社を1社加えて比べる形が考えられます。比べる中で、撮影の担当、公開後の更新方法、ドメインの名義が判断の決め手になります。地元の会社が少人数であれば、担当者が代わる場合の引き継ぎ方法も確認します。

事例B|県外にも顧客がいる食品メーカー(従業員40名の想定)

顧客の多くは県外で、通信販売の割合が増えている想定です。取材は工場の撮影が数回あれば足り、公開後の更新は制作会社に任せたい意向でした。質問1は「いいえ」、質問2は「はい」、質問3は「制作会社に任せる」です。

この場合は、食品や通信販売の実績が豊富な全国対応の会社を軸に考えます。工場の撮影は、地元のカメラマンに別手配するか、撮影に来てくれる会社を選ぶ形が現実的です。公開後の窓口が一本化されているかが、比較の要点になります。

事例C|取引先が県外の部品加工会社(従業員15名の想定)

ホームページの目的は、新規取引先の検索からの問い合わせと、採用の応募者への会社紹介です。設備の写真はあるものの、更新は年に数回で、社内の担当者が行う想定でした。質問1と質問2は「いいえ」、質問3は「社内で行う」です。

この場合は、製造業の実績がある全国対応の会社と、地元の会社の両方から見積もりを取ります。比べるのは、設備紹介や採用ページの構成案の質です。所在地より提案内容を重視して決めて差し支えありません。

セクションのまとめ:現場の写真と対面の相談を重視するなら地元寄り、商圏が広く業種特化の提案を求めるなら全国対応寄りに、考え方が分かれます。

見積もりの取り方|地元1社・全国対応1社・もう1社で比べる

依頼先を決めるときは、1社だけでなく、タイプの違う会社から見積もりを取ると、自社に必要な範囲が見えてきます。目安は3社です。

組み合わせ 選ぶ会社の例 得られること
1社目 地元の制作会社 対面の相談のしやすさ、撮影や地域事情の対応の実際
2社目 全国対応(オンライン中心)の会社 業種特化の提案、進め方の標準化、体制の厚さ
3社目 上の2社のどちらにも近くない会社(地元に拠点がある全国対応の会社、または紹介された会社) 基準点としての比較。条件の抜け漏れ確認

依頼する前に、社長が決めておく5つのこと

  • ホームページの目的(問い合わせ、採用、取引先への信用、のどれが中心か)
  • おおよその予算の上限と、公開後に毎月出せる金額
  • 撮影が必要か(必要なら、何を撮りたいか)
  • 対面かオンラインか、打ち合わせの希望の頻度
  • 公開後の更新を社内で行うか、任せるか

この5つを書き出し、3社に同じ条件で見積もりを依頼してください。条件を揃えないと、比べた結果が「条件の違い」なのか「会社の違い」なのか分からなくなります。

見積書で比べる項目は、ホームページ制作の見積もりの見方に詳しくあります。自社で作る、一部を任せる、全部任せる、の分け方は、ホームページは自分で作るか頼むかが参考になります。

注意

見積もりを依頼した会社の中に、その場で契約を急がせる会社があった場合は、一度持ち帰ってください。比べる時間を確保することは、社長の正当な権利です。期限付きの値引きだけを理由に決める必要はありません。

セクションのまとめ:地元・全国対応・基準点の3社を、同じ条件で比べるのが基本です。条件を書き出すのは社長、見積書の読み合わせは担当者に任せられます。

担当者に渡すチェックリスト|面談で必ず聞く10項目

ここから先は、社長ご自身が行うより、担当者に渡したほうがはかどる内容です。面談や見積もりの場で、次の項目を確認してもらってください。答えが曖昧な会社は、後で困る可能性があります。

特に大事な5項目(下の10項目から抜粋)CHECK LIST担当者は何人いて、交代時にどう引き継ぐか退職・異動のとき誰が代わりを務めるか撮影・取材は誰がどこまでやるか費用と回数が見積書に入っているか公開後の連絡窓口と対応時間はどうなるか更新・障害・問い合わせの受付方法ドメイン・サーバーの名義は自社か契約者が自社になっているか解約や乗り換えのときデータは渡されるか画像・原稿・管理画面の引き渡し条件

確認する項目 聞き方の例 答えが良いときの目安
担当者の人数と体制 担当者が辞めた場合、どう引き継ぎますか 複数名で担当し、記録が共有されている
撮影の範囲 撮影は誰が、何回、どの費用で行いますか 見積書に撮影の項目と回数が明記されている
公開後の窓口 更新や障害のとき、どこに、何時まで連絡できますか 窓口と対応時間、返信までの目安日数が決まっている
ドメインとサーバーの名義 契約者はどちらになりますか 自社が契約者、または自社名義に変更できる
管理画面の権限 自社で管理画面にログインできますか 自社に管理者の権限が付与される
データの引き渡し 解約時に、画像と原稿と管理画面のデータは渡されますか 引き渡しの条件が契約書に書かれている
保守の範囲 月額に含まれる作業はどこまでですか 含まれる作業と、別料金の作業が分かれている
同業種の実績 同じ業種で制作した例を見せてもらえますか 公開中のサイトで、成果の話を具体的にできる
更新の方法 社内の担当者に操作を教えてもらえますか 操作説明の機会や、マニュアルの提供がある
契約の期間と解約 最低契約期間と、途中解約の条件は 期間と違約金が事前に説明される

たとえば、ドメインの名義は、後から変更する手間が大きい項目です。制作会社の変更が必要になったときにも、名義と管理画面の権限が自社にあるかで、手間と費用が大きく変わります。

セクションのまとめ:10項目を面談で確認すれば、体制・撮影・公開後・名義の抜け漏れを防げます。聞く作業は担当者に任せ、答えの確認は社長が行います。

やってはいけないこと(NOT TO DO)5つ

依頼先選びで起こりがちな失敗を5つにまとめました。どれも、事前に気づけば避けられます。

  • 所在地だけで決めない。近いから安心とも、遠いから安心とも言い切れません。体制と契約内容で比べてください。
  • 1社だけの見積もりで決めない。タイプの違う会社を含めた複数社を、同じ条件で比べます。
  • ドメイン・サーバーを制作会社名義のままにしない。契約者が自社でない場合、乗り換えや連絡不通のときに取り戻す手間が発生します。
  • 撮影を「後で考える」にしない。写真が不足すると、公開直前に追加費用が発生しやすくなります。
  • 公開後の窓口を確認せずに契約しない。制作より、公開後のつきあいのほうが長く続きます。

セクションのまとめ:所在地、1社だけの見積もり、名義、撮影、公開後の窓口の5点は、依頼前に確認するだけで避けられる失敗です。

AIを使うなら|比較の下準備に使い、選ぶ判断は人が行う

最近は、生成AIを使って見積書の整理や、打ち合わせ内容のまとめを行う担当者も増えています。依頼先選びでも、AIは下準備には役立ちますが、最終的な判断を任せるものではありません。

使える場面 AIの使い方の例 人が必ず行うこと
見積書の整理 複数社の見積書の項目を表にそろえる 金額と内容の根拠を、会社に直接確認する
議事録 打ち合わせの録音から要点の文章を作る 決定事項と宿題を、担当者が最終確認する
質問リストの作成 「聞き漏れ」がないよう、確認項目の案を出す 自社の事情に合わせて、項目を足し引きする
提案書の比較 提案書の要点を並べて違いを見る 提案の実現性と相性を、会って判断する

注意

見積書や契約書の内容を、そのまま外部のAIサービスに入力する場合は、会社の機密情報や取引先の名前が含まれていないかをご確認ください。社内のルールがある場合はそちらに従ってください。

セクションのまとめ:AIは見積書の整理や議事録といった下準備に向き、依頼先を決める判断と契約の確認は人が行います。

頼んだあとに合わないと感じたら|乗り換えは別の記事で

依頼先を選んでも、使ってみて合わないと感じることはあります。その場合は、いきなり解約せず、まず契約内容と、今あるデータの所在を確認することが先決です。

  • 契約書で、最低契約期間と解約条件を確認する
  • ドメイン・サーバー・管理画面の権限が自社にあるか確認する
  • 不満の内容を書き出し、まず現在の会社に相談する
  • それでも難しい場合に、乗り換えの準備に進む

乗り換えの進め方や費用は、ホームページの制作会社を変えたいときの進め方で詳しく扱っています。この記事で挙げた10項目を最初に確認しておけば、後から乗り換える場合の手間も小さくなります。

セクションのまとめ:合わないと感じたら、まず契約とデータの所在を確認し、乗り換えが必要なら専用の記事の手順に進みます。

よくある質問

地元と全国対応のどちらに頼むかで、社長からよく寄せられる質問をまとめました。

Q. ホームページの制作会社は、地元と全国対応のどちらが安いですか。

一概には言えません。制作費は、会社の規模、工程、含まれる作業の範囲で変わります。移動が少ない分だけオンライン中心の会社が抑えられる場合もあれば、撮影や訪問を含めた一括の提案で地元の会社が分かりやすい場合もあります。同じ条件で複数社の見積書を並べて比べるのが確実です。

Q. 遠方の会社に依頼して、打ち合わせは問題なく進められますか。

ビデオ通話とチャット、資料の共有で進める会社が多く、問題なく進む例も多いです。ただし、写真撮影や現地確認は別手配になることがあります。画面での相談が不安な場合は、担当者に同席してもらう、最初の打ち合わせだけ対面にしてもらうなどの方法があります。

Q. 地元の会社に頼むと、担当者が辞めたときが心配です。

小規模な会社では、担当者の退職や休業の影響が出やすいのは確かです。対策として、依頼前に引き継ぎの方法を確認し、ドメインとサーバーの契約者を自社名義にしておきます。管理画面のログイン情報を自社でも保管しておけば、担当が代わっても作業を続けやすくなります。

Q. 撮影は制作会社に頼むべきですか、別の方に頼むべきですか。

どちらも選べます。制作会社が撮影まで行う場合は、窓口が一つで済む反面、費用が見積もりに含まれているかの確認が必要です。別のカメラマンに頼む場合は、撮影の日程調整と費用が別になります。スマホ写真で済ませてよい場面もありますので、写真の使い道に合わせて決めてください。

Q. 地元の会社と全国対応の会社、両方に見積もりを依頼してもよいですか。

問題ありません。むしろおすすめです。条件を書き出して、同じ内容で依頼してください。タイプの違う会社を比べると、自社に必要な範囲や相場の感覚がつかめます。見積もりを依頼したあとで断るときも、丁寧に連絡すれば問題になりません。

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まとめ|所在地より「会う頻度・撮影・公開後」で選ぶ

ホームページの最初の依頼先は、地元か全国対応かという看板より、自社に必要な関わり方から考えると決めやすくなります。

  • 比べる軸は、費用・打ち合わせ・撮影・地域理解・公開後の運用・担当者の交代の6つ
  • 迷ったら、会う頻度・撮影の重要度・公開後の更新の担い手の3問に答える
  • 見積もりは、地元1社・全国対応1社・基準点の1社を、同じ条件で依頼する
  • ドメイン・サーバーの名義と、データの引き渡しは依頼前に確認する
  • 所在地は最後の確認項目。体制と契約内容で選ぶ

どの会社に頼めばよいか、見積書をどう比べればよいかは、第三者に見てもらうと整理が早く進みます。下の入口から、お気軽にご相談ください。

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地元の会社と全国対応の会社のどちらが自社に合うか、手元の見積書を見ながら一緒に整理します。費用はかかりません。まず現状のホームページを確認したい場合は、無料診断もご利用いただけます。

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この記事の執筆

webcan.jp編集部 主筆 K.Takenouchi。Webディレクター・SEOコンサルタントとして10年以上の現場経験を持ち、大手金融系メディアや医療系コーポレートサイトのコンテンツマーケティング支援、ECサイトの企画運営・KPI設計、月商数百万円から月商1億円規模への成長支援などに携わってきました。

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