ホームページ制作・費用2026.10.12

ホームページの制作会社を変えたいときの進め方|乗り換えの費用と注意点

制作会社を変更し、書類やデータを新しい事務所へ運び替えるイメージ
結論:制作会社の乗り換えは、「名義の確認」「契約の確認」「旧サイトを止めずに新サイトを作る」の3点を守れば、落ち着いて進められます。先に旧契約を解約しないことが、最も大切な注意点です。この記事では、確認すべき書類、費用の目安、解約の時期、新しい会社の選び方を順に説明します。

ホームページの制作会社に不満はあるものの、「変えたら今のサイトが消えるのではないか」「揉めないだろうか」と、踏み出せずにいる社長は少なくありません。結論から言えば、手順を踏めば乗り換えは特別なことではありません。

この記事は、新しくホームページを作る場合の費用を扱ったホームページ制作の費用・相場ガイドとは目的が違います。既に制作会社がある前提で、「何を確かめ、どの順番で動き、いくらかかるか」に絞って整理します。

知りたいこと この記事の答え(要点)
乗り換えは可能か 可能。ただし名義と契約の確認が先
費用の目安 引っ越しのみ:数万円〜数十万円/作り直し:数十万円〜数百万円
期間の目安 おおよそ2〜6か月(規模により変動)
解約の時期 新サイトの公開と確認が済んでから
社長が決めること 何を直したいか、予算、任せる範囲

制作会社を変えたいと感じる主な理由と、まず確かめたいこと

乗り換えを考えるきっかけは、会社ごとに異なります。ただ、よく聞かれる理由にはいくつかの型があります。自社の状況がどれに近いかを整理すると、次に何をすべきかが見えてきます。

よくある5つのきっかけ

  • 連絡しても返事が遅く、修正に何週間もかかる
  • ホームページを作ったが、問い合わせがほとんど来ない
  • 毎月の保守費用の中身が分からない
  • 担当者が退職し、引き継ぎがされていない
  • スマートフォンで見にくいなど、サイトが古くなった

これらは、制作会社だけが原因とは限りません。依頼側の要望が伝わっていなかった、運用の体制がなかった、という場合もあります。変える前に、一度だけ原因を切り分けておくと、乗り換え後に同じ悩みを繰り返さずに済みます。

「変える」前に、まず「相談する」という選択肢

不満の内容によっては、今の制作会社に改善を依頼するほうが早く、費用も安く済む場合があります。たとえば、返信が遅いだけなら、連絡窓口の変更を頼むことで解決することもあります。

一方で、次のような場合は、乗り換えを具体的に検討する段階と言えるでしょう。

  • 書面で改善を求めても、状況が変わらない
  • サイトの仕組み上、更新や改善が難しい作りになっている
  • 契約や費用の説明に納得できない状態が続いている
  • 今後やりたいこと(採用、予約、集客)に対応できない
ポイント
乗り換えは「不満をぶつける場」ではなく、「今後3〜5年の運用を任せる相手を選び直す機会」と考えると、判断を誤りにくくなります。

社長が最初にやることは3つだけ

  1. 今の制作会社との契約書、請求書、見積書を一か所に集める
  2. 毎月・毎年いくら払っているかを、一覧にする
  3. 乗り換えで何を実現したいか、紙に3行で書く

この3つは、担当者に頼んでも構いません。細かな技術の話は、この段階では不要です。

このセクションのまとめ
変えたい理由を切り分け、まず書類と支払いの現状を集めます。相談で解決する場合もあり、乗り換えは最後の手段ではなく、選択肢の一つです。

乗り換え前に必ず確認する3つの名義と契約

乗り換えでつまずく原因の多くは、技術ではなく「誰の名前で契約しているか」にあります。ここを先に確かめておけば、後の手続きが大きく楽になります。

乗り換え前に「名義」を確かめる3つの持ち物ドメインURLの住所部分確認:登録者は誰か契約書・請求書で確かめるサーバーサイトを置く場所確認:契約者は誰か契約書・請求書で確かめるサイトのデータ文章・写真・設計確認:権利と渡し方契約書・請求書で確かめる

1. ドメイン(インターネット上の住所)の名義

ドメインとは、「○○.co.jp」のように、ホームページの住所にあたる部分です。これを誰の名前で登録しているかが、まず重要です。

制作会社が代行して取得した場合、登録者が制作会社の名前になっていることがあります。この場合、ドメインは実質的に制作会社の管理下にあり、移管に協力してもらう必要があります。更新を忘れた場合の影響は、ドメインの更新を忘れるとどうなるかで詳しく説明しています。

2. サーバー(サイトを置く場所)の契約者

サーバーとは、ホームページのデータを置いておく場所です。契約者が自社なのか、制作会社なのか、請求書で確認してください。制作会社のサーバーに他社のサイトと一緒に置かれている場合、データの取り出し方を相談する必要があります。

サーバー契約の見方は、レンタルサーバーの選び方と契約確認の基本が参考になります。

3. サイトのデータと、その権利

文章、写真、ロゴ、デザイン、更新用の仕組み(CMS)にも、それぞれ権利の考え方があります。たとえば、自社で撮影した写真は自社のものと整理しやすい一方、制作会社が用意した素材やテンプレートは、利用条件が定められていることがあります。

注意
著作権や契約の解釈は、契約書の文言と状況で変わります。ここでの説明は一般的な考え方であり、個別の判断は契約書の確認と、必要に応じた専門家への相談が前提です。

確認チェック表(担当者に渡せます)

確認項目 見る場所 分からないとき
ドメインの登録者 登録サービスの管理画面、請求書 制作会社に書面で問い合わせる
ドメインの更新日 更新のお知らせメール 日付を控えて管理者を決める
サーバーの契約者 サーバー会社の請求書 制作会社に契約名義を確認する
サイト管理画面のID・パスワード 引き渡し資料 制作会社に再発行を依頼する
制作物の権利・納品物の範囲 契約書・見積書 条文を書面で確認する
保守契約の内容と期間 保守契約書 解約の条件を確認する

契約書で特に見るべき条文

  • 契約期間と自動更新(解約の通知期限が何か月前か)
  • 中途解約の条件と違約金
  • 制作物の著作権の扱い
  • 保守・運用業務の範囲
  • データの引き渡しに関する取り決め

とくに「自動更新」と「解約の通知期限」は、見落とされがちです。期限を過ぎると、さらに1年分の契約が続く内容になっている場合があります。更新日の3か月前から動くのは、この確認のためでもあります。

このセクションのまとめ
ドメイン、サーバー、サイトのデータの3つについて、名義と契約の内容を書類で確かめます。権利の解釈は断定せず、書面で確認するのが穏当です。

乗り換えにかかる費用と期間の目安

費用は、「どこまで作り直すか」で大きく変わります。以下は一般的な見積りの考え方に基づく目安であり、実際の金額は依頼内容と会社によって異なります。必ず複数社から見積りを取って比較してください。

パターン別の費用と期間

乗り換えの内容 費用の目安 期間の目安 向いている会社
A. 引っ越しのみ(見た目はそのまま) 数万円〜数十万円 1〜2か月 内容は満足だが、対応や費用に不満がある
B. 一部改修(デザイン調整・機能追加) 数十万円〜100万円前後 2〜4か月 基本は良いが、使い勝手を改善したい
C. 全面リニューアル 数十万円〜数百万円 3〜6か月 作りが古く、集客や採用を立て直したい

費用の幅が広いのは、ページ数、写真撮影の有無、文章の作成範囲、予約や採用などの機能で、作業量が変わるためです。見積書では、デザイン費、コーディング費、データ移行費、ディレクション費が分かれているか確認しましょう。

見積りに入っているか確認したい項目

  • 既存ページのデータ移行(文章・写真)
  • 旧URLから新URLへの転送設定(検索順位を引き継ぐための設定)
  • ドメイン・サーバーの移管作業
  • 公開後の表示確認と修正対応
  • 新しいサイトの操作説明(社内向け)

とくに「旧URLの転送設定」が抜けていると、検索で見つけてくれていたお客様が、エラー画面に着いてしまうおそれがあります。これは見積りの段階で必ず確認してください。進め方の詳細はホームページリニューアルの判断基準と進め方も参考になります。

毎月・毎年かかる費用も比べる

初期費用だけでなく、運用後の費用も比べる必要があります。保守費用の相場や、月額型の注意点はホームページの維持費はいくら?で整理しています。

比べる項目 今の会社 新しい候補
初期費用 円 円
月額の保守費 円 円
ドメイン・サーバー代 円/年 円/年
更新や修正の追加費用 1回あたり円 1回あたり円
契約の最低期間 か月 か月
ポイント
上の表を自社用に埋めると、3年間の総額で比較できます。初期費用が安くても、毎月の費用が高いと、総額では逆転することがあります。
このセクションのまとめ
費用は引っ越しのみか全面刷新かで数万円〜数百万円と幅が出ます。見積りは内訳と運用後の費用まで含めて、3年間の総額で比べます。

乗り換えの進め方|5ステップと全体のスケジュール

手順は5つに分けると整理しやすくなります。大切なのは、順番を入れ替えないことです。とくに「解約は最後」という点を守ってください。

乗り換えの流れ(5ステップ)1現状を把握契約・名義を確認2要望を整理何を直したいか3新会社を選ぶ2〜3社で比較4並行して作る旧サイトは稼働5切り替え旧契約は後で解約

ステップ1:現状の把握(2週間ほど)

前の章で説明した書類を集め、名義と契約の内容を確認します。あわせて、現在のサイトのページ数、よく見られているページ、問い合わせの件数を把握しておきます。アクセス状況の確認は、担当者か新しい候補の会社に頼めます。

ステップ2:要望の整理(1〜2週間)

「何を直したいか」を、優先順位つきで書き出します。たとえば次のような形です。

優先度 要望の例
必須 スマートフォンで見やすくする、問い合わせフォームを改善する
できれば 採用ページの追加、施工事例や実績の見せ方の改善
今回はやらない 多言語対応、会員機能

「今回はやらない」ことを決めておくと、見積りが膨らみにくくなります。これは、全部を一度にやろうとして失敗するのを防ぐ、大事な判断です。

ステップ3:新しい会社を選ぶ(3〜4週間)

2〜3社に同じ条件で見積りを依頼し、比較します。選び方は次の章で詳しく扱います。

ステップ4:旧サイトを止めずに新サイトを作る(1〜4か月)

新サイトは、非公開の状態で作ります。この間、旧サイトは通常どおり公開され、問い合わせも受けられます。

旧サイトを止めずに乗り換える期間のイメージ旧サイト通常どおり公開(問い合わせも受付)新サイト制作・確認(非公開)公開・運用開始切り替え日旧契約の解約はここから

この期間に、新しい会社と旧会社の間で、データの受け渡しが発生します。旧会社には、早めに「データ提供のお願い」を書面で送っておくと、後半の遅れを防げます。

ステップ5:切り替えと旧契約の解約

新サイトの内容を確認し、問題がなければ切り替えます。切り替え後、1〜2週間ほど表示や問い合わせフォームの動作を見守ってから、旧契約を解約します。

注意
旧サイトの契約を先に止めてしまうと、新サイトの完成前に公開が止まり、問い合わせを受けられない期間が生じるおそれがあります。解約は「新サイトが安定して動いたことを確認した後」が原則です。

解約の通知は書面で

解約を伝える際は、電話だけでなく、メールや書面で記録を残してください。日付、契約名、解約希望日、データの引き渡し依頼を、一通にまとめると整理しやすくなります。

文面は、感情的な表現を避け、事実と希望だけを簡潔に書きます。例えば「契約の更新日に合わせて解約を希望します。つきましては、サイトのデータとドメインの移管手続きについて、手順をご教示ください」といった書き方です。

このセクションのまとめ
現状把握、要望整理、会社選び、並行制作、切り替えの順に進めます。旧サイトを止めずに新サイトを作り、安定を確認してから旧契約を解約します。

新しい制作会社の選び方|社長が見るべき判断軸

乗り換えで失敗しないためには、前回と同じ理由で後悔しない選び方が必要です。ここでは、技術の細かな話を抜きにして、社長が見るべき点をまとめます。

比較すべき6つの観点

観点 確認する内容 見るポイント
乗り換えの経験 他社サイトの引き継ぎ実績があるか 移行の手順を具体的に説明できる
見積りの明確さ 内訳が項目ごとに分かれているか 「一式」の表記が少ない
名義の考え方 ドメイン・サーバーを自社名義にする方針か 最初から自社名義を勧める
運用後の体制 連絡窓口、返信の目安、修正の受付方法 対応時間と回数の説明がある
成果の見方 問い合わせ数などの数字で話せるか 見た目の話だけに偏らない
契約の条件 最低期間、解約条件、データの返却 書面で示してくれる

面談で聞きたい5つの質問

  1. 今のサイトのデータを、どの方法で引き継ぎますか
  2. 旧URLから新URLへの転送は、見積りに含まれていますか
  3. ドメインとサーバーの名義は、どうする想定ですか
  4. 公開後に修正をお願いするとき、費用と期間はどうなりますか
  5. 将来、別の会社に変えたくなったとき、データは渡してもらえますか

最後の質問は、重要です。将来の乗り換えに前向きに答えてくれる会社は、自社の囲い込みに頼らず、サービスの質で選ばれようとしている傾向があります。

依頼先の種類で比べる

依頼先には、制作会社、フリーランス、代行サービスなどがあります。3つの依頼先の違いと費用感はWeb制作の依頼・外注・代行ガイドで整理しています。公開後の更新を誰が担うかも含めて考えたい場合は、Web担当者代行とは?やホームページ運用代行とは?が参考になります。

依頼先 強み 注意点
制作会社 チームで対応でき、規模の大きな改修に向く 担当者の入れ替わりで引き継ぎが弱くなることがある
フリーランス 相談しやすく、費用を抑えやすい 1人のため、病気や多忙で止まるリスクがある
運用代行つきの会社 公開後の更新や改善まで任せられる 月額費用が続くため、総額で判断する
ポイント
「自社でやる/任せる」の線引きも、このときに決めます。毎週のお知らせ更新は社内、アクセスの見直しや改善提案は任せる、といった分担が現実的です。

価格だけで決めない

最も安い見積りを選ぶと、移行作業や転送設定が含まれておらず、追加費用が発生することがあります。逆に、高額な見積りが必ずしも丁寧とは限りません。説明の分かりやすさと、見積りの内訳の明確さを重視してください。

このセクションのまとめ
乗り換えの経験、見積りの明確さ、自社名義の考え方、運用後の体制で比べます。将来の再乗り換えに誠実に答える会社は、信頼しやすい傾向があります。

乗り換えで起こりやすいトラブルと防ぎ方

乗り換えには、いくつか典型的な落とし穴があります。事前に知っておけば、多くは防げます。ここでは、起こりやすい順に取り上げます。

よくあるトラブル4つ

トラブル 原因 防ぐ方法
検索経由の問い合わせが減る 旧URLの転送設定がない、ページ構成が大きく変わった 転送設定を見積りに含め、重要ページのURLを維持する
メールが届かなくなる ドメイン・サーバーの切り替え時にメール設定が漏れた メールの切り替え手順を事前に確認し、テスト送信を行う
ドメインが失効する 更新日の管理が旧会社任せのまま 更新日を自社で把握し、管理者を決める
データが渡されない 契約や関係の悪化でやり取りが滞る 書面で依頼し、期限と範囲を明確にする

メールの扱いは見落としやすい

会社のメールアドレスが、ドメインやサーバーと結びついている場合、サーバーの切り替えでメールが一時的に届かなくなることがあります。切り替えの日程は、社内に事前に周知し、取引先からの重要な連絡を逃さない準備をしておきましょう。

関係がこじれたときの考え方

旧会社との関係がうまくいっていない場合でも、感情的なやり取りは避けたほうが結果的に早く進みます。要望を事実と日付で整理し、書面で伝えます。それでも話が進まないときは、契約書を持って専門家に相談する方法もあります。

注意
「データを渡さない」と言われた場合の対応は、契約内容によって異なります。この記事では法的な判断を示すことはできません。状況が複雑な場合は、弁護士など専門家への相談をご検討ください。

やってはいけない5つのこと(NOT TO DO)

  1. 新サイトの完成前に、旧契約を解約する
  2. ドメインやサーバーの名義を確認せずに話を進める
  3. 「一式」という見積りのまま発注する
  4. 旧URLの転送設定を後回しにする
  5. 感情的な言葉で旧会社とやり取りして記録を残さない
このセクションのまとめ
トラブルの多くは、転送設定、メール、ドメインの更新、データの引き渡しに集中します。書面と事前確認で、ほとんどを防げます。

架空の事例で見る乗り換えの進め方

ここで紹介するのは、典型的な状況をもとにした架空の例です。実在する企業や人物の体験談ではありません。流れのイメージをつかむ参考にしてください。

事例:従業員30名の建材卸の会社(架空)

創業40年の建材卸の会社で、5年前に制作会社へ依頼したサイトがありました。しかし更新は年に1回ほどで、修正を頼んでも2週間待つ状態でした。社長は担当者と相談し、乗り換えを検討します。

  1. 請求書を確認すると、ドメインは制作会社名義、サーバーは自社名義と判明した
  2. 保守契約の更新日は5か月後で、解約通知は3か月前までと分かった
  3. 2社に同じ条件で見積りを依頼し、転送設定とメール移行の扱いを比べた
  4. 旧サイトを公開したまま、新サイトを非公開で3か月かけて制作した
  5. 切り替え後2週間、問い合わせの動作を確認してから旧契約を解約した

この例のポイントは、更新日から逆算して動いたことと、名義を最初に確認したことです。ドメインの移管は旧会社に書面で依頼し、手数料と期間を事前に確認していました。

ポイント
早めに書類を確認したことで、「解約通知の期限に間に合わない」という失敗を避けています。余裕のある日程が、交渉の余地を生みます。
このセクションのまとめ
更新日からの逆算、名義の早期確認、並行制作、安定確認後の解約が、架空の事例に共通する成功の型です。

乗り換えをきっかけに見直したい運用の体制

制作会社を変えるだけで、成果が自動的に変わるわけではありません。乗り換えは、運用の体制を見直す好機でもあります。

社内の担当者を決める

窓口となる担当者が決まっていないと、制作会社との連絡が滞ります。専任でなくても構いません。週に1〜2時間、サイトの確認と連絡を行う人を決めておくだけで、状況は改善します。担当者向けの基本はWeb担当者になったら最初の30日でやるべきことが役立ちます。

管理情報を自社で持つ

  • ドメインとサーバーの契約名義は、原則として自社にする
  • 管理画面のIDとパスワードは、社内の金庫や管理表で保管する
  • 更新日をカレンダーに登録し、2か月前に通知が出るようにする
  • 制作会社とのやり取りの記録を、社内で共有する

公開後に見る数字を3つに絞る

乗り換えの成果は、数字で確認します。初めは、次の3つに絞れば十分です。

数字 意味 見る頻度
月間の訪問数 サイトを見に来た人の数 月1回
問い合わせ数 フォーム・電話の件数 月1回
よく見られるページ 関心が高い内容 3か月に1回

公開から半年ほど経つと、傾向が見えてきます。作って終わりにせず、数字を見ながら改善する体制づくりが、次の乗り換えを減らします。成果が出ない理由の整理はホームページが集客できない本当の理由も参考にしてください。

このセクションのまとめ
担当者の決定、管理情報の自社保管、見る数字の絞り込みの3つが、乗り換え後の成果を左右します。

まず何から始めるか|社長が今週できること

ここまでの内容を、今週から動ける形にまとめます。難しい作業はありません。

  1. 契約書、請求書、見積書を集めて、担当者に渡す
  2. 毎月・毎年の支払いを一覧にする
  3. 更新日と解約通知の期限を確認する
  4. 乗り換えで実現したいことを3行で書く
  5. 2〜3社に問い合わせて、同じ条件で見積りを依頼する

現状のサイトに、どの程度の改善余地があるか知りたい場合は、無料診断が入口になります。診断は、乗り換えを決める前の現状確認としても使えます。

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よくある質問(FAQ)

Q. 制作会社を変えると、今のホームページは作り直しになりますか。

A. 必ず作り直しになるわけではありません。サイトの作りと、データを受け取れるかどうかで変わります。多くの場合、文章や写真は引き継ぎ、見た目と仕組みだけを新しくする形が現実的です。

Q. 今の制作会社に解約を切り出すと、データを渡してもらえないことはありますか。

A. 契約書の内容次第です。制作物の権利や渡し方は契約ごとに異なります。断定はできませんので、まず契約書の該当条文を確認し、不明な点は書面で問い合わせる方法が穏当です。

Q. ドメインやサーバーが制作会社の名義だった場合はどうなりますか。

A. 制作会社に名義の移管(名義変更)を依頼する形になります。応じてもらえる場合が多いものの、手数料や手続きの期間は会社により異なります。切り替えの前に、早めに相談しておくと安心です。

Q. 乗り換えの費用はどのくらいを見ておけばよいですか。

A. 作り直しの範囲によって大きく変わります。サイトの引っ越しだけなら数万円〜数十万円、デザインや構成まで新しくするなら数十万円〜数百万円の幅が一般的です。複数社から同じ条件で見積りを取ってください。

Q. 切り替えの時期は、いつがよいでしょうか。

A. 旧契約の更新日の2〜3か月前から動き始めるのが目安です。繁忙期の直前は避け、新サイトの確認期間を十分にとってから切り替えると、問い合わせの取りこぼしを防げます。

webcan.jp編集部 主筆 K.Takenouchi。Webディレクター・SEOコンサルタントとして10年以上の現場経験を持ち、大手金融系メディアや医療系コーポレートサイトのコンテンツマーケティング支援、ECサイトの企画運営・KPI設計、月商数百万円から月商1億円規模への成長支援などに携わってきました。
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