Googleビジネスプロフィール / MEO2026.08.14

Googleビジネスプロフィール登録の手順|オーナー確認と初期設定まで完全ガイド


この記事の要点

Googleビジネスプロフィールの登録は、Googleアカウントの用意→ビジネス情報の入力→オーナー確認→初期設定という順で進めれば、多くの場合その日のうちに形になります。本記事では登録手順を1ステップずつ示し、つまずきやすいオーナー確認や、カテゴリ・営業時間・写真・属性の初期設定、そして登録後にまず着手すべきことまでを、中小企業が自分の手で進められる粒度でまとめました。

店舗や事業所を持つ中小企業にとって、Googleビジネスプロフィール(旧称:Googleマイビジネス)への登録は、地域のお客様に見つけてもらうための出発点と言えるでしょう。「近くの◯◯」で検索したときに地図とともに表示される店舗情報、あの枠に自社を載せるための無料ツールが、Googleビジネスプロフィールです。

ただ、いざ登録しようとすると「どこから始めればいいのか」「オーナー確認とは何なのか」「登録したあと何を設定すればいいのか」で手が止まってしまう方は少なくありません。専門知識がなくても進められる作業ではありますが、順番と勘所を知っているかどうかで、かかる時間と仕上がりが大きく変わります。

本記事では、Googleビジネスプロフィールの登録を、アカウントの準備から初期設定、そして登録後に着手すべきことまで、実際に画面を操作しながら追える流れで解説します。運用の細かなテクニックや口コミの増やし方は別記事に譲り、ここでは「まず正しく登録し、土台を整える」ことに集中して進めていきます。

Googleビジネスプロフィール登録とは何か

登録作業に入る前に、そもそもGoogleビジネスプロフィールがどういう仕組みで、なぜ登録が必要なのかを整理しておきます。ここを理解しておくと、後の設定で迷ったときの判断がぶれにくくなります。

Googleマップや検索結果に店舗情報を出す無料ツール

Googleビジネスプロフィールは、Googleマップや検索結果に、店舗名・住所・営業時間・電話番号・写真・口コミといった情報を表示するための管理ツールです。利用は無料で、Googleアカウントさえあれば誰でも始められます。「地域名+業種」で検索したときに画面上部に出てくる地図つきの枠(ローカルパック)に表示されるかどうかは、この登録の有無が前提になります。

言い換えると、登録していなければ、どれだけ良いサービスを提供していても、地図検索の土俵にすら立てていない状態と考えられます。逆に、正しく登録して情報を充実させておけば、広告費をかけずに来店や問い合わせのきっかけをつくれる可能性があります。

「登録」と「運用」は別の話

ここで一つ整理しておきたいのが、「登録」と「運用」は分けて考えたほうがよいということです。登録は、正しい情報を入力してオーナー確認を済ませ、初期設定を整えるまでの一度きりの作業です。一方で運用は、投稿や写真の追加、口コミへの返信、情報の更新といった、継続して行う活動を指します。

本記事が扱うのは前者の「登録」です。まず登録という土台をきちんとつくることが、その後の運用の成果を左右します。土台が歪んでいると、いくら運用を頑張っても効果が出にくいという傾向があります。運用の具体的なやり方については、後半の関連記事で紹介する記事を参照してください。

セクションのまとめ:Googleビジネスプロフィールは地図・検索に店舗情報を出す無料ツールで、登録は運用の前提となる一度きりの土台づくりだと考えるとわかりやすいでしょう。

登録前に準備しておくもの

スムーズに登録を終えるには、始める前にいくつかの情報を手元にそろえておくことが近道です。途中で情報を探して手が止まると、入力ミスにもつながりやすくなります。

事業用のGoogleアカウント

登録にはGoogleアカウントが必要です。個人の私用アカウントでも登録自体は可能ですが、可能であれば事業用のアカウントを一つ用意することをおすすめします。担当者が変わったときの引き継ぎや、複数人で管理する場面を考えると、個人名義に紐づいたままにしておくのはリスクになりやすいためです。

すでに会社でGoogle Workspaceを使っている場合は、その事業用アドレスを使うと管理がまとまります。無料のGmailアドレスを新しく一つ作って、それを「店舗管理用」と決めておくのも現実的な方法です。

正確なビジネス情報

登録で入力する基本情報は、あらかじめ正式な表記を確定させておきましょう。特に、店舗名・住所・電話番号の3つは、ホームページやチラシ、名刺など他の媒体とすべて一字一句そろえておくことが大切です。この3項目は頭文字をとってNAP(Name/Address/Phone)と呼ばれ、表記がばらつくとGoogleが同一の店舗だと認識しにくくなり、地図表示に悪影響が出ることがあります。

準備する情報 確認のポイント
正式なビジネス名 実店舗の看板や登記に合わせる。地域名やキーワードを不自然に足さない。
住所(建物名・部屋番号まで) 郵便物が届く正確な表記。ビル名・階数まで統一する。
電話番号 店舗に直接つながる番号。転送や代表番号でないか確認する。
営業時間 曜日ごとの開店・閉店時間、定休日、昼休憩の有無。
主要カテゴリ候補 自社の業種を最もよく表す言葉。競合がどう設定しているかも参考にする。
写真数枚 外観・内観・商品やメニューなど、明るく実物がわかるもの。

セクションのまとめ:事業用のGoogleアカウントと、他媒体と統一されたNAP(店舗名・住所・電話番号)を先にそろえておくと、登録がぐっと速く正確になります。

Googleビジネスプロフィールの登録手順

ここからが本題の登録作業です。パソコンでもスマートフォンでも進められますが、入力のしやすさを考えると、最初の登録はパソコンで行うと作業しやすいでしょう。以下の流れに沿って一つずつ進めていきます。

登録は大きく3つのステップで進む1STEP 1情報を入力店舗名・カテゴリ住所・連絡先2STEP 2オーナー確認郵送・電話・動画などで本人確認3STEP 3初期設定営業時間・写真属性・説明文この順に進めれば、多くの場合その日のうちに公開待ちの状態まで到達できます

ステップ1:ビジネスの管理を開始する

まず、Googleアカウントにログインした状態で「Googleビジネスプロフィール」と検索し、公式の管理ページにアクセスします。あるいはGoogleマップ上で自社の所在地を表示し、「ビジネスを追加」から始めることもできます。「ビジネスプロフィールを管理」や「今すぐ管理」といったボタンから登録フローに入ります。

このとき、すでに誰かが自社の情報を登録済みでないかを確認しておくとよいでしょう。過去に別の担当者が登録していたり、Googleが自動生成した情報が存在したりする場合があります。検索して自社が出てくる場合は、新規登録ではなく「このビジネスのオーナーですか?」という導線からオーナー権限を申請する形になります。

ステップ2:ビジネス名とカテゴリを入力する

次に、ビジネス名を入力します。ここは看板どおりの正式名称を入れるのが原則です。「◯◯(地域名)の格安◯◯」のように、検索で有利になりそうなキーワードを店舗名に足したくなるかもしれませんが、これはGoogleのガイドライン違反にあたり、最悪の場合アカウントの停止につながります。実際の店舗名だけを入れてください。

続いてカテゴリを選びます。カテゴリは自社の業種を最もよく表すものを一つメインとして選び、必要に応じて追加のカテゴリを足していきます。このカテゴリ選びは表示されるかどうかを左右する重要な要素なので、後のセクションで改めて詳しく触れます。ここではまず、自社の中心となる業種を素直に選んでおけば問題ありません。

ステップ3:所在地とサービス提供地域を設定する

店舗や事務所など、お客様が実際に訪れる場所がある場合は、「はい」を選んで住所を入力します。地図上のピンが正しい位置に置かれているかも必ず確認してください。ピンが数十メートルずれているだけでも、来店するお客様が迷う原因になります。

一方、店舗を持たずに出張・訪問でサービスを提供する事業(ハウスクリーニング、出張整体、リフォームなど)の場合は、住所を非公開にして「サービス提供地域」を市区町村単位で設定する方法があります。自宅兼事務所で住所を公開したくない場合にも有効な選択肢です。自社の営業形態に合わせて、住所公開型か、サービス提供地域型かを選びましょう。

ステップ4:連絡先を入力する

電話番号とウェブサイトのURLを入力します。電話番号は、店舗に直接つながる番号を入れます。ホームページがある場合はそのURLを、ない場合でもGoogleビジネスプロフィールから簡易的なサイトを作れる導線が用意されています。ここまで入力すると、次のオーナー確認のステップへ進みます。

セクションのまとめ:登録本体は「管理を開始→ビジネス名・カテゴリ→所在地/提供地域→連絡先」の順で入力し、ビジネス名にキーワードを足さない点だけ気をつければスムーズに進みます。

オーナー確認(本人確認)の進め方

情報の入力が終わると、次に待っているのがオーナー確認です。これは「その事業の正当なオーナーであること」をGoogleに証明する手続きで、ここを通過しないと入力した情報が地図・検索に反映されません。登録作業の中で最もつまずきやすいのがこの工程です。

オーナー確認の主な方法表示される選択肢は業種や状況によって異なります郵ハガキ郵送確認コードが届く数日〜2週間程度電電話・SMSコードを音声/SMSで受け取る動動画確認店舗や看板を撮影して提出メメール対象の場合のみ選択できる複数から選べる場合は、最も早く完了できる方法を選ぶのが基本です

確認方法にはいくつかの種類がある

オーナー確認の方法は、業種や地域、店舗の状況によってGoogleが提示するものが変わります。代表的なのは、ハガキ(郵送)で確認コードを受け取る方法、電話やSMSでコードを受け取る方法、店舗や看板を撮影した動画を提出する方法、そして条件を満たす場合に選べるメールでの確認です。どれが表示されるかは自分で選べないこともあり、提示された選択肢の中から進めることになります。

郵送の場合は、登録した住所にハガキが届くまで数日から2週間ほどかかることがあります。ハガキに記載された確認コードを管理画面に入力すると確認が完了します。急ぐ場合でも、この期間は待つ必要があるため、登録は余裕をもって始めておくと安心です。

動画確認で気をつけること

近年は動画による確認が求められる場面が増えています。動画確認では、店舗の外観や看板、店内の様子、業務で使う設備、そして管理画面へログインしている画面などを、一続きの動画で撮影して提出します。ポイントは、「その場所で実際に事業を営んでいること」が伝わるように、住所表示や看板、店名がわかる部分を含めて撮ることです。

途中で撮影を止めたり、切れ切れの動画をつなげたりすると、審査に通りにくくなることがあります。手ぶれを抑え、明るい時間帯に、外観から店内へと自然に移動しながら一度で撮り切るイメージで用意すると、再提出の手間を減らせるでしょう。

注意

オーナー確認が完了するまで、入力した情報の多くは公開されません。「登録したのに地図に出ない」という相談の大半は、この確認がまだ済んでいないことが原因です。確認コードの入力や動画の提出を忘れずに完了させましょう。

セクションのまとめ:オーナー確認は郵送・電話・動画などから提示された方法で行い、これを完了させて初めて情報が公開されます。動画確認は看板・住所・店内が伝わるよう一度で撮り切るのがコツです。

登録直後にやるべき初期設定

オーナー確認が済んだら、いよいよ初期設定です。ここで情報をどれだけ丁寧に整えるかが、地図検索での見え方と、お客様が抱く第一印象を左右します。最低限、次の4つは登録直後に設定しておきたい項目です。

登録直後の初期設定チェックリストCHECK LISTメイン・追加カテゴリを見直す業種を最も表す言葉を主に据える営業時間・定休日を登録する祝日や特別営業日も設定できる写真を数枚アップロードする外観・内観・商品を明るく撮る属性・ビジネス説明を入力する支払い方法・バリアフリー等を明記情報の正確さを最終チェックするNAPが他媒体と一致しているか確認

カテゴリを丁寧に設定する

カテゴリは、地図検索で「どんな検索に対して自社を出すか」を決める、初期設定の中でも特に重要な項目です。メインカテゴリは自社の中心業務を最も的確に表す一つを選び、扱っているサービスが複数ある場合は追加カテゴリで補います。たとえば「ヘアサロン」がメインなら、「ネイルサロン」「まつげエクステ専門店」などを追加する、といった形です。

カテゴリを選ぶときは、同じ地域の競合がどのカテゴリを設定しているかを、実際に検索して観察してみるとヒントが得られます。ただし、実際に提供していないサービスのカテゴリを、集客目的で無理に足すのは避けてください。実態と合わないカテゴリは、来店したお客様の期待とのズレを生み、かえって評価を下げることにつながりかねません。

営業時間と写真を整える

営業時間は、曜日ごとの開店・閉店時間に加えて、定休日や祝日の営業時間も設定できます。年末年始や臨時休業といった特別営業時間も登録できるので、お客様が「開いていると思って行ったら閉まっていた」という事態を防ぐためにも、こまめに更新する習慣をつけたいところです。

写真は、登録直後の段階でも数枚は入れておきましょう。外観の写真は、お客様が実際にお店を見つけるときの目印になります。内観、商品やメニュー、スタッフの雰囲気がわかる写真があると、来店前の不安を和らげ、選ばれる確率を高める効果が期待できます。暗い写真やピントの合っていない写真は逆効果になりやすいので、明るく鮮明なものを選びましょう。

属性とビジネス説明を入力する

属性は、「Wi-Fiあり」「駐車場あり」「カード決済可」「バリアフリー対応」「女性経営」など、業種に応じて選べる細かな情報です。お客様が来店を判断するときの材料になるので、当てはまるものは丁寧に設定しておくと親切です。特に決済方法やバリアフリー、駐車場の有無は、来店可否を左右しやすい情報と言えるでしょう。

ビジネス説明は、750文字まで入力できる自己紹介欄です。何を提供している事業なのか、どんな強みや特徴があるのかを、お客様の目線でわかりやすく書きます。ここにも店名やキーワードを不自然に詰め込むのではなく、実際に読む人が「自分に合いそうだ」と感じられる自然な文章を心がけるとよいでしょう。

セクションのまとめ:初期設定では、カテゴリ・営業時間・写真・属性/説明文の4点を丁寧に整えることが、地図での見え方と第一印象を大きく左右します。

登録でよくあるつまずきと対処法

登録作業では、多くの人が同じような箇所で手が止まります。あらかじめ知っておけば、慌てずに対処できます。ここでは代表的なつまずきと、その対処法を整理します。

すでに同じ店舗が登録されている

登録しようとしたら、自社の店舗がすでに地図上に存在していた、というケースはよくあります。これは、過去の担当者が登録していた、以前オーナー確認をせずに情報だけ作られていた、あるいはGoogleや第三者が自動生成した、といった理由が考えられます。この場合は新規に作り直すのではなく、既存の情報に対して「オーナー権限をリクエスト」する形で進めます。二重に登録してしまうと、情報が重複してどちらも評価が伸びにくくなるため注意が必要です。

オーナー確認が完了しない・保留になる

動画確認で再提出を求められたり、審査が保留のまま進まなかったりすることもあります。多くは、事業の実在性が動画から十分に伝わっていないことが原因です。看板・住所・店内・設備がはっきり写るように撮り直すと通ることがあります。それでも解決しない場合は、Googleビジネスプロフィールのヘルプから問い合わせを行い、指示に従って追加の情報を提出する流れになります。焦って何度も申請を繰り返すより、要件を満たした資料を一度きちんと出すほうが早く解決する傾向があります。

アカウントが一時停止されてしまった

ガイドライン違反と判断されると、プロフィールが一時停止(サスペンド)されることがあります。よくある原因は、店舗名へのキーワードの詰め込み、実在しない住所の登録、複数アカウントによる重複登録などです。もし停止された場合は、心当たりのある違反箇所を修正したうえで、Googleに再審査をリクエストします。停止を避けるためにも、最初からガイドラインに沿った正直な登録を徹底することが、遠回りのようで最も確実な方法です。

セクションのまとめ:「既存店舗との重複」「オーナー確認の保留」「アカウント停止」が三大つまずきです。いずれもガイドラインに沿った正直な情報で進めることが、最短の解決策になります。

登録が終わったらまずやること

オーナー確認と初期設定を終えたら、登録はひとまず完了です。ここからは、公開直後にやっておきたい最初の一歩を紹介します。運用の本格化はこの先ですが、最初にこれだけは押さえておくと、その後の伸びが変わってきます。

表示内容を自分の目で確認する

公開されたら、まずスマートフォンで実際に自社を検索し、お客様と同じ画面でどう見えているかを確認しましょう。営業時間は正しいか、電話番号のタップで発信できるか、地図のピンは正確か、写真は魅力的に見えているか。作り手の視点ではなく、初めて来店を検討する人の視点で見直すと、直したい点が見えてきます。

最初の投稿と口コミ依頼を始める

Googleビジネスプロフィールには「投稿」機能があり、キャンペーンや新商品、お知らせなどを発信できます。登録して放置するのではなく、公開直後に一件でも投稿しておくと、動いているプロフィールだという印象を与えられます。あわせて、来店してくださった常連のお客様に口コミをお願いすることも、早い段階から少しずつ始めておくとよいでしょう。ただし、口コミの集め方には守るべき考え方があるため、詳しくは後述の関連記事を参照してください。

複数人で管理できるようにしておく

登録したアカウントには、他のユーザーを管理者として追加できます。担当者が一人だけだと、その人が退職・異動したときにプロフィールにアクセスできなくなるリスクがあります。オーナー権限は経営者が持ちつつ、実務担当者を管理者として追加しておくと、引き継ぎがスムーズになります。属人化を避ける意味でも、登録直後のうちにこの体制を整えておくことをおすすめします。

セクションのまとめ:登録後はまず「お客様目線での表示確認」「最初の投稿」「複数人管理の設定」の3つに着手すると、運用のスタートダッシュを切りやすくなります。

AIを使えば、登録準備と情報整理は半分の手間で進みます

Googleビジネスプロフィールの登録そのものは人が行う作業ですが、その前後の情報整理や文章づくりは、AIを半自動化の道具として使うことで負担を軽くできます。すべてを任せきりにするのではなく、下ごしらえを任せて最終判断は人が行う、という役割分担が現実的です。

活用1:ビジネス説明文のたたき台をつくる

750文字までのビジネス説明は、ゼロから書こうとすると意外に手が止まります。そこで、自社の業種・強み・提供メニューを箇条書きでAIに渡し、「地域のお客様向けに、宣伝くさくない自然な紹介文を作って」と指示すると、たたき台がすぐに出てきます。出てきた文章を、自社の言葉づかいや実際の強みに合わせて手直しすれば、時間を大きく短縮できるでしょう。

活用2:カテゴリや属性の候補を洗い出す

自社にどのカテゴリや属性が当てはまるか迷ったときは、事業内容を説明したうえで「この業種で設定を検討すべきカテゴリと属性を挙げて」とAIに相談すると、見落としていた選択肢に気づけることがあります。あくまで候補出しとして使い、実際に設定するかどうかは、実態に合っているかを人が確認して判断します。

AIに任せきりにしないほうがよい領域

便利な一方で、AIだけに頼ると問題が起きやすい場面もあります。次のような領域は、最終的に人の目と判断を通すことが大切です。

  • 住所・電話番号・営業時間といった、事実と一致していなければならない情報の確定
  • 実際に提供しているサービスかどうかの、カテゴリ・属性の妥当性判断
  • 口コミへの返信など、お客様との信頼関係にかかわるコミュニケーション
  • 個人情報やお客様データを含むデータをAIに入力すること(プライバシー配慮)

AIは強力な相棒ですが、公開される事業情報の正確さについては、最終判断を人間が責任を持つ役割分担が安全です。

セクションのまとめ:説明文のたたき台づくりやカテゴリ候補の洗い出しはAIで効率化できますが、事実情報の確定と最終判断は人が担うのが、安全で速い進め方です。

Googleビジネスプロフィール登録で「やってはいけない」5つのこと

最後に、登録の段階で避けたい失敗を5つにまとめます。どれも、後から取り返すのに手間がかかるものばかりです。最初に知っておくことで、遠回りを防げます。

やってはいけない1:店舗名にキーワードを詰め込む

「◯◯(地域名) 格安 ◯◯専門店」のように、検索対策のつもりで店舗名にキーワードを足すのは、Googleのガイドライン違反です。一時的に表示が有利になったとしても、発覚すればプロフィールの停止につながります。店舗名は看板どおりの正式名称だけを入れましょう。

やってはいけない2:実在しない住所やバーチャルオフィスを登録する

実際には拠点がない住所や、複数の事業者が共有するバーチャルオフィスの住所を登録すると、審査で弾かれたりアカウントが停止されたりする原因になります。店舗を持たない事業は、住所を登録せずサービス提供地域を設定する方法を選ぶのが正しい進め方です。

やってはいけない3:オーナー確認を後回しにする

情報を入力しただけで満足し、オーナー確認を放置してしまうと、いつまでも情報が公開されません。「登録したのに地図に出ない」の多くはこれが原因です。確認コードの入力や動画提出は、届いたらすぐに済ませましょう。

やってはいけない4:同じ店舗を二重に登録する

すでに存在するプロフィールに気づかず新規に作ってしまうと、重複登録となり、どちらの情報も評価が伸びにくくなります。登録前に必ず自社名で検索し、既存の情報がないかを確認したうえで、あればオーナー権限のリクエストから進めてください。

やってはいけない5:媒体ごとに情報の表記がばらばら

ホームページ・チラシ・SNS・ビジネスプロフィールで、店舗名や住所、電話番号の表記が食い違っていると、Googleが同一の店舗だと認識しにくくなります。ビル名の有無、番地の書き方、電話番号のハイフンなど、細部まで統一しておくことが、地味ですが効いてくるポイントです。

注意

5つに共通するのは、「短期的に有利に見せようとする工夫」がかえって停止や評価低下という大きな損失を招く、という点です。登録では小細工をせず、正確で一貫した情報を淡々と積み上げることが、結局は最も強い土台になります。

セクションのまとめ:店舗名へのキーワード詰め込み、架空住所、確認の放置、二重登録、表記のばらつきは、いずれも避けるべき登録時の失敗です。

あわせて読みたい関連記事

登録という土台が整ったら、次は運用へと歩みを進めていきます。本記事と関連する、より踏み込んだ内容の記事を紹介します。

  • MEO対策を自分でやる方法 — 登録が終わったあと、地図検索で上位に表示させるための運用施策を、自社でできる範囲でまとめています。
  • MEO対策とは何か — 地図検索での集客の全体像と、Googleビジネスプロフィールが果たす役割を基礎から解説しています。
  • ローカルSEO対策の進め方 — 地域名での検索に強くなるための、サイトとプロフィールを合わせた総合的な考え方を紹介しています。

よくある質問

Googleビジネスプロフィールの登録について、多く寄せられる質問をまとめました。

Q. Googleビジネスプロフィールの登録に費用はかかりますか?

登録も利用も無料です。Googleアカウントがあれば、店舗名・住所・営業時間・写真などを登録し、地図や検索に表示させることができます。広告のように費用が発生する仕組みではなく、無料の範囲で情報の充実や投稿、口コミへの返信まで行えます。

Q. 登録してからどのくらいで地図に表示されますか?

オーナー確認が完了してから反映されます。郵送での確認の場合はハガキが届くまで数日から2週間ほどかかることがあり、その後コードを入力すれば公開されます。電話や動画による確認であれば、より早く完了することもあります。確認が済んでいないと公開されない点に注意してください。

Q. 店舗を持たない出張型の事業でも登録できますか?

登録できます。実店舗がない場合は、住所を公開せずに「サービス提供地域」を市区町村単位で設定する方法があります。ハウスクリーニングや出張整体、リフォームなど、お客様のもとへ出向く事業に向いた登録形態です。自宅兼事務所で住所を出したくない場合にも有効です。

Q. オーナー確認の動画では何を撮ればよいですか?

その場所で実際に事業を営んでいることが伝わるよう、店舗の外観・看板・住所表示・店内の様子・業務で使う設備などを、一続きの動画で撮影します。途中で切らず、明るい時間帯に外観から店内へと自然に移動しながら一度で撮り切ると、審査に通りやすくなる傾向があります。

Q. すでに自社の店舗が地図に登録されている場合はどうすればよいですか?

新規に作り直さず、既存の情報に対して「オーナー権限をリクエスト」する形で進めます。二重に登録すると情報が重複し、どちらの評価も伸びにくくなります。まずは自社名で検索して既存のプロフィールがないかを確認し、あれば権限申請から手続きを行いましょう。

まとめ:正確で一貫した登録が、地図集客の土台になる

Googleビジネスプロフィールの登録は、難しい専門知識がなくても、順番と勘所を押さえれば自社の手で進められる作業です。本記事の要点を改めて整理すると、以下の通りになります。

  • 登録は「情報入力→オーナー確認→初期設定」の3ステップで進む
  • 始める前に、事業用Googleアカウントと統一されたNAP(店舗名・住所・電話番号)をそろえておく
  • ビジネス名にキーワードを足さず、看板どおりの正式名称で登録する
  • オーナー確認を完了させて初めて情報が公開される。動画確認は一度で撮り切るのがコツ
  • 初期設定ではカテゴリ・営業時間・写真・属性/説明文を丁寧に整える
  • 登録後はお客様目線での表示確認、最初の投稿、複数人管理の設定に着手する
  • キーワード詰め込み・架空住所・二重登録などのガイドライン違反は避ける

大切なのは、短期的に有利に見せる小細工に走らず、正確で一貫した情報を積み上げることです。この土台がしっかりしていれば、その後の運用の一手一手が着実に成果につながっていくでしょう。まずは今日、自社名で検索するところから始めてみてください。

この記事の執筆

webcan.jp編集部 Webディレクター・SEOコンサルタントとして10年以上の現場経験を持ち、大手金融系メディアや医療系コーポレートサイトのコンテンツマーケティング支援、ECサイトの企画運営・KPI設計、月商数百万円から月商1億円規模への成長支援などに携わってきました。

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